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ホームスクール 6年間の勉強・英語編(英検)
※画像は9歳の時、台湾の台南にて
◆ 神奈川県で、妻と息子(2011年生まれ、現在11歳、小学6年生の学年)と3人で、旅と音楽と哲学を中心にホームスクーリングしています ◆
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英語の学習について。
ホームスクーラーの息子は、小学3年生の学年になった時から英語の勉強を始めました。1日1時間、週3日ぐらいのペースです。習い事無しの完全独学です。
小学6年の春に英検3級に合格。秋に英検準2級を受験し一次試験に合格、現在は二次試験待ちです。
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英語の勉強をスタートする時、まず初めに「中学1年・英語ニュークラウン」の教科書を購入し、私が英語の5文型を教えました。
5文型とは、「SV、SVC、SVO、SVOO、SVOC」の英文のパターンのことです。経験から、5文型がわかってから英語を勉強した方が理解しやすいと思ったからです。
ABCのスペルを覚える → 単語を覚える → 5文型を理解する、という流れでやったので、最初の3ヶ月は5文型を徹底的に教えながら、英語の教科書を少しずつ進めて行きました。
その後に文法を軽めに教えながら、教科書と同じ文章をヒアリングできるCDを購入し、ひたすら聞く → 聞いた文章を真似して話す → 聞いて書く、という具合に聞く・話す・書くの3つを徹底的にやりました。
「5文型」と「聞く話す書く」をやりながら、一人きりでも勉強ができるように、「教科書ガイド(参考書)」と「教科書ワーク(問題集)」を購入、4ヶ月目ぐらいからやり始めました。
最初はこんな感じで、私と息子の二人三脚で半年間続けました。その後は息子一人での勉強が始まり、丸2年間で中学3年分の英語を終わらすことができました。
その途中、中学2年の英語が半分ぐらい終わった頃、教科書に書いてある文章をかなり上手にしゃべれるようになったので、これは実践で試してみたいと、旅に出ることにしました。東南アジアへ3ヶ月の旅です(もう少し長期のはずでしたが、コロナ騒動により日本への最終便で緊急帰国)。
まず、英語が必要な環境に息子を放り投げ、実践で経験を積ませたかったのです。
行き先はタイ・ミャンマー・台湾でしたが、タイのラノーンでは1週間ほど、毎日温泉で湯船に浸りながら、欧米人と他愛のないおしゃべりをして過ごしました。帰国後は英語に更に興味を持つようになり、行った甲斐があったというものです。
現在、息子は小学6年の学年になりましたが、今までにやった参考書は、
・NEW CROWN 教科書 1.2.3年
・NEW CROWN 教科書ガイド 1.2.3年
・NEW CROWN 教科書ワーク 1.2.3年
・NEW CROWN リスニングCD 1.2.3年
・ビジュアル英文解釈 伊藤和夫 part1.2
・DUO セレクト(単行本 CD)
・英単語の語源図鑑 見るだけで語彙が増える
・中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく
こんな感じです。他には、英語音声と日本語字幕で映画やドキュメンタリーをたくさん見ました。
これだけ英語を勉強しても、字幕なしの英語音声にすると、8割わからないそうですが、2割わかるなら充分ですし、英語に対するアレルギーがなく、むしろ英語が好きだそうです。小学生で2割、中学生で4割、高校生で6割、大学生で8割、英会話がわかるようになってくれればいいですね。
ところで、息子にプログラミング学習をさせようか迷っていた時期がありました。
中学教師の友人から「プログラミング学習は論理的思考を育てるの良いよ」と「スクラッチ」というソフトを教えてもらったので、息子に少しやらせてみました。息子も最初は楽しくやっていたのですが、飽きては辞め、辞めてはまた始めての繰り返し。最近はちっともやりません。
それを見てて「これはコンピューターが好きな人がやればいいのであって、論理的思考は英語教育の方が育つのではないか?」と思ったのです。
日本語は情緒的、英語は論理的、とよく言われますが、実際、英語というのは論理的な言語だと思います。英語を学ぶと思考がシンプルにもなる、そんな気もするのです。
「プログラミングは、将来の職業選択に役立つのでは?」という意見も最もだと思いますが、職業的な訓練は高校・大学生になってからでも充分間に合うと思います。
15歳になるまでは、もっと人間的に基礎的な事を学習していけば良いと思ってます。プログラミングは、やりたくなったらやるぐらいでいい、という具合です。
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最後に英検についてです。小学6年の春に、英検3級を受験しました。
英検を受験する目的の8割は、今までの英語学習の腕試し、残り2割は「学校の雰囲気を味わう経験」をしてもらいたかったからです。
幼稚園も小学校も一度も行かずにホームスクーリングのみで過ごしてきた息子ですので、英検受験は人生で初めての「試験」であり、大学の教室ではありましたが人生で初めての「教室」に入って着席する、という経験をしてきました。周りの席に座っているのが小中学生のみ、というのも初めての経験。学区の小学校に入学前に面談に行った時は校長室での面談でしたので、何もかも初めてづくしです。
英検は保護者も試験直前まで教室に入室できるので、私が付き添ったので一部始終を見ていたのですが、息子は初の教室に、そこへ行くまでは若干緊張していましたが、いざ教室に入ると物珍しさで楽しかったそうです。
教室内の7割は中学生でしたが、残り3割は小学生で、息子より小さいこどももチラホラいました。席の周りに歳が近い小中学生たちが座って一緒に試験を受ける、というだけでワクワクしていたそうです。英検の「S-CBT」という、パソコンに向かって受験する方法もあるのですが(1次試験と2次試験が同時に出来て楽)、次の試験もまた試験会場の教室で受けて雰囲気を楽しみたいそうです。
受験の理由はもう1つあって、小学校への報告の材料としてです。6年ぶりに学区の小学校へ小学校卒業について面談へ行ったので、その時に「ちゃんと勉強やっていますよ。ネグレクトなんてしてませんよ」という学校へのアピール材料として、具体的な結果があったほうがいいと思ったのです。
英検のおよそのレベルですが、こんな感じです。
5級 中1
4級 中2
3級 中3 中学卒業レベル
準2級 高2
2級 高3 高校卒業レベル
準1級 大学 中級レベル
1級 大学 上級レベル
とりあえず過去問を3年分テストしてみました。息子の正答率が、3級で95%、準2級で80%でした。本番で実力が80%出せると仮定すると、3級は76%、準2級は64%と適当に予想したので、初めての英検は3級を選びました。
今回の3級試験はきっと大丈夫だろうと思い、試験対策は特別な事は何もやっていません。
過去問3年分問いて、試験3日前に「英検3級をひとつひとつわかりやすく」という問題集を1回やってもらいました。あとは私から「マークシートとは何か、試験中にしゃっべてはいけない、人の答えを見てはいけない、鉛筆は落とさないように、終わったら見直しをするように」という試験の基本を教えたぐらいです。
一次試験の結果は・・・
総合スコア 1500/1650
リーディング 520/550
リスニング 550/550
ライティング 435/550
※端数は微調整してます
1650点満点で1500点なので、正答率は91%ですね。十分な結果です。リーディングで間違えたのは1問だけ、リスニングが満点なのは嬉しいですね。
二次試験は面接対策として1日2時間で3日間ぐらい、youtubeで動画を見て、画面に向かってしゃべって、心の準備をしてもらいました。
二次試験の結果は・・・
スピーキング 400/550
リーディング 4/5
Q&A 23/25
アティテュード 2/3
※端数は微調整してます
550点満点で400点なので、正答率は72%ですね。まぁ、及第点ですね。
3級自体の総合スコアは・・・
総合スコア 1905/2200
※端数は微調整してます
無事合格です。「順位」という項目もあって、「神奈川県内3級受験者」の「上位2%」という結果でした。これはいい成績ですね。息子を褒めたら「えっへん!」と胸を張っていました。これで50ディナール(我が家の仮想通貨。¥5000と交換するか、マンガ100冊を読むか、選べる)を獲得できるので、しばらくマンガには事欠かないでしょう。
とりあえず、今回のこの成績なら、準2級も大丈夫だろうと、小学6年の秋に受験してきました。一次試験は合格、現在二次試験待ちなので、判明次第また書こうと思います。
とりあえず、息子は試験自体が楽しいそうですので、中1で2級、中3で準1級の合格を目指して欲しいものです。
こんなことをわざわざ書くのも、息子へのいい意味でのプレッシャーです。ホームスクールの息子には試験を受けるという様な「プレッシャー」が日常で皆無で、あまりにものびのびと育ちすぎなので、多少のプレッシャーをわざと与えて、プレッシャーに慣れる経験もして欲しいのです。
書いちゃったから、次回も頼むぞ、息子よ。
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◆ 中学入学まで残り半年。親が表に出て友達を探すのは残り最後の半年のつもりで、noteで書くことによって息子のホームスクール友達を探しています。これから書くいくつかの記事を読んで、息子と遊んでみようと思った方は、是非ご連絡ください ◆
episteme-homeschool@yahoo.co.jp