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障害者にとって生きがいとは?コーチング心理士を取得 てんかん・双極性障害Ⅱ型・精神3級 25歳時に左脳海馬扁桃体切除手術。翌々年に東京大学大学院進学→病気により研究職にドクターストップ→B型就労継続事業所で人事・経理を経て、障害者雇用で東証プライム企業へ就職→転職

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    こころも大事。

  • 障害者も有意義な転職をしよう

    転職しようかどうしようか、迷ったことはありますか? 障害者が幸せを求める。これは当然の権利です。 転職によって、障害者がよりよい企業を堂々と選ぶ。 すると大事な人材を逃した企業は、体制を改善する。 障害者の転職は、障害者を受け入れる体制をよりよくすることにつながるかもしれません。 そのためにも、有意義な情報を得て転職活動につなげてください。

  • コーチングに向けて

    コーチングを障害者の方々やご家族に提供できるよう、準備を進めています。その進捗状況と思っていることなどを述べていきます。

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コーチングの資格を取ります!

こんにちは。 今回はあらためて、現在の志を書いてみます。 ***** 私自身、てんかん患者であり、双極性障害Ⅱ型でもあります。 てんかん発作は何年も起こっておらず、双極性障害は寛解状態です。 現在は障害者雇用で企業にフルタイムで勤務しています。 こう書くとなんだか順調に生きているようにも見えますが、ここにくるまで山あり谷ありで、それはもうたくさん苦労しました。 社会人になって2年目で「てんかん」と診断され、仕事を辞めて左脳の手術を受けたり、その後大学院に行っても

    • 障害者雇用 1on1ミーティング

      会社で昨年導入したという、1on1ミーティングのお話が私にもやってきた。 1on1ミーティングとは、上司と部下の1対1で行われるミーティングのことだそう。 ここでは上司が評価を下したり指示を出したりするのではなく、上司が部下から気になっていることや思っていることを引き出して、解決策を共に考えるのだという。 ポイントは、カジュアルな雰囲気にすること。昔の飲みニケーションがコロナ禍を経て、1on1ミーティングとして変化したとも言われているのだとか。 https://www

      • 障害者雇用 稟議 めぐりめぐった愛情物語

        今の会社には単発のイベントだったり、月単位や年単位のプロジェクトが立ち上がる。 たとえば私の関わる社員教育では、社員さんたちがそれぞれ社内体制の問題点を上司に提起し、改善計画を立てて、仲間をしたがえて協力して取り組むという1年間のプロジェクトがある。 このプロジェクトでは1年の終わりには集大成として、これだけやったよ!こんなことに失敗しちゃった!次からがんばるね!という発表会が開かれる一大プロジェクトである。 こういうプロジェクトを始めるにあたり、企画書面を作る必要があ

        • 薬がみつかったのと副次効果と

          2年前。 初めて双極症(双極性障害)の薬を処方されて1ヶ月後あたり。 夕飯後に飲んでから1時間ぐらい経つと、脚をバタバタせずにはいられないようになった。 なんというか、我慢のしようがなくて、動かさなくてはいてもたってもいられない感じ。 じっとすると下腹部と太もものあたりになんともいえない不快な感じが漂っていて、脚を動かしてその不快を払おうとしていた。 これは1時間〜2時間続く。眠いのに寝られない。疲れた日も身体に鞭を打って脚を動かすので疲れがひどくなる。これはまいっ

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          障害者雇用 有意義なお昼休み

          毎日12時〜13時が職場のお昼休み。 私はこの時間をとっても大事にしていて、自分のやりたいように過ごしている。 まずはお昼休みが始まる1分前にチャイムが建物内に響き渡る。 そうするとパソコン右下の時計をチラチラと見て、12:00になったら速やかにお弁当をつかみ、電子レンジが2台置かれている給湯室に一目散にむかう。 だいたいこの時間にチンしに来るメンバーは決まっていて、いつしか顔馴染みになる。 温めている間はそれぞれケータイをかまっているのだけど、もう親しき仲である。

          障害者雇用 有意義なお昼休み

          障害者にもいろんな考えがある

          今の職場の同じフロアに、車椅子の方が働いていらっしゃる。 部署が違うのもあってすれ違う際に挨拶をする程度で、これまで話すことはなかったが、こないだフロアに入るドアを私が開ける機会があった。 そこで少し話すことができて、私が「車椅子、モーター製なんですね」と話しかけると、その方は「腕の力が弱いので、モーターなしだと動かせないんです」と真っ直ぐこちらを見てサラッとおっしゃる。 ああこの方は包み隠すことのない、堂々とする方なのだなと思ったので、こちらも「私も障害者なんです」と

          障害者にもいろんな考えがある

          障害者が住民税を納める

          6月は、住民税の支払い票が届く時期である。 そんなことを思ってソワソワしながらポストを開けたある日、テンションがあがった。 住民税の通知書がそこに入っていたのだ。 いよいよ来たか! ***** 仕事に就く前は住民税が控除されていた。収入が少ないからである。 私にとって住民税の納税は、自分が社会に参加していると実感できて、鼻の穴がふくらむ貴重な儀式である。 いそいそと封筒を開けて、その額を見て、まあそこそこ高いじゃないかと血の気が引いたのだが、それでも払うほうが達

          障害者が住民税を納める

          障害者雇用 議論の会という名の飲み会

          私の配属された課(部署)は、部全体の運営を担う部門である。 (規模は部>課である。) 他の課にスペシャリストたちが集まって専門的な技術力を発揮するのに対し、こちらの課に集まるのはどちらかというとジェネラリストである。 総務部寄りと言ってもいいかもしれない。 だからなのか、私の所属する部署は他部署や外部の窓口にもなっていて、人の交流が活発な課である。 そんな特徴があるので、必然的にこうなってしまうのだろう。つまり飲み会がよくある。(「議論の会」と銘打っているので、仕事の一

          障害者雇用 議論の会という名の飲み会

          障害者雇用 出張

          私はてんかん患者で、今の会社に障害者雇用で採用されて、はや3ヶ月が経つ。 障害者なのだけど、事務よりもどちらかというと社員教育の企画が割り振られていて、多くの社員と一緒に教育プロジェクトに関わる機会がある。 まだまだ未熟なヒヨコで覚えることに精一杯なのだが、ちょっとずつやりがいを感じ始めてきた。 そんな中でいただいたのが、出張のお声掛けである。 ***** 行き先は新幹線で数時間離れた場所にある。 日帰りなので、いつもの荷物にプラスしてパソコンをバックパックに入れ

          障害者雇用 出張

          障害者も生きやすくなろう:認知行動療法② アプリ

          こんにちは。 認知行動療法について、前回はネガティブな考え方を和らげる方法について書いてみました。 認知行動療法には医師や臨床心理士により提供される療法もありますし、自分で自分に施すセルフケアもあります。 セルフケアはある程度知識をつけてからの方がいいと思いますが、手掛かりの一つとしてセルフケアのアプリについて今回書いてみます。 お役に立てたら幸いです。 ***** 私の認知行動療法のセルフケアのために役立っているのが、こちらのアプリ。 これを毎日使っています。

          障害者も生きやすくなろう:認知行動療法② アプリ

          障害者も生きやすく!:認知行動療法①

          私はすぐネガティブに考えてしまいます。 仕事のほんのささいなものでも、ミスしたら思い切り凹みます。 また、うまくいったように見えても「もしかしたら上司から良く思われてないかも」などと思ってしまいます。 これはキツい。しんどい。 どうにかならんものかと思っていたところ、コーチングを学んだときに偶然「認知行動療法」を知りました。 言葉からするとなんだか難しそうですが、かなりかみくだいて説明すると、イヤなことがあったときに沸き起こった自分の考えについて、ほかの視点からとら

          障害者も生きやすく!:認知行動療法①

          障害者雇用 お仕事の目標を宣言してみる

          今回の転職先では、障害者も健常者も関係なく、お仕事に目標を設定しようねという制度が取り入れられている。 毎年4月にその年度の上期・下期の目標を決めて、日々目標達成に向けてがんばろう!という、とてもシンプルで分かりやすい制度である。 目標の設定時・期の最後に社員は一人ずつ上司と面談して、目標設定時にはこれは改善したほうがいいんじゃない?とかアドバイスをもらったり、終了時の面談では今回がんばったね、次回はこれでいこうね、と確認し合ったりするのだそう。 企業では一般的な手法な

          障害者雇用 お仕事の目標を宣言してみる

          発達特性検査(3歳〜18歳)

          LITALICOが、発達特性のあるお子さんの特性とサポート方法を明らかにするための検査を発表しました。 3歳〜18歳のお子さまをお持ちの親御さんがオンラインで回答する検査方式です。 医学的診断を行なうものではありませんが、じっくりと研究を重ねて専門家の監修を受けて作成された検査なので、手掛かりとして役立つかもしれません。 ご参考になれば幸いです。

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          障害者の転職

          こんにちは。 障害者の転職について以前書いた記事はこちらです。 今のお仕事に悩んでいる方をはじめ、障害者雇用でもステップアップしたい方、今は転職を考えていないけど情報収集しておきたい方のためになると思います。 しっかりと時間の取れるゴールデンウィーク中こそ、準備につなげてみてください。

          障害者の転職

          障害者雇用 会社の優しさに甘える

          今の勤務先には、優しさが溢れている。 てっきり私が障害者だからだとか、てんかん患者だからだとか、そういう理由かと思ったら違っていた。 この会社はかつて、痛い思いをしたのだそうだ。 ***** 以前の記事にも書いたように、部長はキャラが濃い。 この部長は何年か前に、人事部に配属されていたのだそう。 そのときに退職者がどんどん増えていくのを目の当たりにして、なんで辞めていくのだろうと彼は考えた。 退職者に理由を聞いていくと、そこには2点の特徴があったのだとか。 1

          障害者雇用 会社の優しさに甘える

          障害者も有意義な転職をしよう:おわりに

          いかがでしたか? この記事に書いた内容が、少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。 転職することで、  ①給与額がより高くなったり、  ②よりスキルを発揮できるところへステップアップしたり、  ③社員登用を確実にする可能性が高まります。 そして転職活動は、自分を見つめなおしたり生き方を再考するきっかけにもなります。 最終的に転職しなくても、自分や家族のことをしっかりと考えることで、あらためて何が生きがいなのかを実感することもできるでしょう。 そもそも障害者は、

          障害者も有意義な転職をしよう:おわりに