iPad Pro用Magic Keyboardを買って良かった。
2020年モデルのiPad Proと同時に発表された新しいアクセサリーであるMagic Keyboard。
本体から少し遅れて2020年4月に発売されました。
かなりの高額で当初は購入を見送っていたのですが、7月に購入を決意し、今では毎日使用しています。もっと早く買っておけばよかったと思うほどの使い心地です。
今回のnoteでは、賛否両論あるMagic Keyboardの良さを中心に約1ヶ月使用した本音のレビューをしていきたいと思います。
基本スペックをおさらい
まずは、Magic Keyboardの基本スペックを簡単に紹介します。
今回のiPad Pro用Magic Keyboardは2018年モデルと2020年モデルのiPad Proに対応しており、現行モデルのMacBookシリーズと同じシザー式のキーボードを搭載しています。
従来のMacBookシリーズのキーボードがバタフライ式というキーストロークが0.5mmの非常に薄い構造だったのに対し、今回のシザー式はキーストロークが1.0mmになり、しっかりとした打鍵感のある構造になっています。
その他にも、iPad向けの純正キーボードとしては初めてトラックパッドが搭載され、直接画面に触れることなくiPadを操作することができるようになりました。
つまり、このMagic Keyboardを装着することでよりMacBookに近づけることができるようになった、ということです。
PCライクなiPadに価値はあるのか
この「iPad ProのPC化」についてはかなり賛否両論があります。
・iPadのiPadたる所以が損なわれるのではないか?
・それならPCを買えば良いのではないか?
という意見が出ています。
僕も最初はそれを懸念して購入を控えていました。
「購入したところでMacBookとの棲み分けがうまくできるのだろうか。」
「iPadのタブレットとしての機動力を損なってしまうのではないか。」
と、いろいろ考えていました。
実際にYoutubeで購入者のレビュー動画を見ていても、「iPad ProのPC化」に歓喜している声もあれば、期待外れだったという声もありました。
また、僕の使用しているiPad Pro12.9“用のMagic Keyboardは41,580円(税込)と非常に高価だったため、それも購入を控えていた理由です。
しかし、いざ購入してみると自分の中にあった懸念は全て綺麗に消え去りました。
①機動性は損なわれない。
iPad Pro12.9“にMagic Keyboardを装着した状態の重量は1.3キロあまりなので、ほとんどMacBook Pro13“と同じなのですが、iPadの良さのひとつである機動性が損なわれたとは思いませんでした。
なぜなら、Magic Keyboardはいつでも取り外しが可能であること。
また、PCとiPad Proを同時に持ち出す機会が減ったのでむしろ荷物の総重量は軽くなったという場面も多くあるからです。
ここで「iPad ProのPC化」が活きてきます。
②完全な「PC化」ではないことがむしろ良かった。
ここまで散々「iPad ProのPC化」と言ってきましたが、それはあくまでも限定的な意味であり、完全なものではないことが使用していてわかりました。
それはハードウェア的な側面ではなく、むしろソフトウェア的な側面なのですが、iPad Proで起動できるOSがMacとは異なること、それゆえ使用できるアプリに制限や違いが生じることなどがあります。
「見た目」や「操作感」ではMacBookに近づき、「PC化」したとも言えるのですが、それ以外のところはしっかりとiPadのままでした。(当たり前の話ですが)
そのことがかえって、PCとの役割を確実に分担してくれる要素になったので、僕個人としてはMagic Keyboard購入後も変わらずにPCを使用しています。
以上の点から、僕はこのMagic KeyboardがiPad Proを使いにくくする事はないと判断しました。
文章を書く、という行為の敷居が下がった
今まで、何度かブログやnote、他にも資料作成などで文章を打つ習慣をつけようと試みたことがあるのですが、何度も中途半端な結果に終わってしまっていました。
その原因は、文章を書くことの敷居が高かったことにもあると考えています。
それまで文字入力で文章を書くには、わざわざPCを開く必要があり、それだけでも時間と手間がかかり面倒でした。
また、今だから分かることですが、バタフライ式のキーボードはシザー式に比べて指が疲れやすく、長時間のタイピング向いていないと思います。
その点、iPad Pro用のMagic Keyboardは、iPad Proに取り付けるだけなので、一瞬で文章入力の体制が整い、すぐに入力を開始することができます。
打鍵感も非常に心地良く、長時間打っていても疲れないので快適に文章を打ち続けることができます。しかもリズミカルに打てるので単純に楽しいです。
これらのことが、僕にとって「文字を書く」という行為の敷居を下げてくれ、今までよりも気軽に文章作成に取り組むことができるようになりました。
Magic Keyboardが向いている人
最後にこのMagic Keyboardが向いている人は一体どんな人なのかをまとめたいと思います。
・iPad Proで本格的に文章入力を行いたい人。
・もっと気軽に作業をしたい人。
・iPad Proのポテンシャルを拡張したい人。
以上に当てはまる人は、ぜひ財布と相談して購入を検討してみてください。
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