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欠陥品として、今日も息をする。

カメラをやりだす前。

20代前半のころは、特に打ち込むものはなくて、仕事が趣味みたいなもんだった。


出社すれば、前日のできごとや、自分が休みの日に起こったできごとを全て把握しないと気が済まなくて、

『処理しなければいけない書類が溜まっていれば、全て自分が処理する。』みたいな毎日。

どこか完璧主義。

写真撮るのは雑(笑)

そんな性格がいつしか『ぱーんっ』と弾けて、

『どうでもいい』楽観主義者に。


完璧を求めていた20代。

『あれもやらなきゃいけない。』

『これもやらなきゃいけない。』

『なんで周りは、こんなこともできないんだ。』

『自分はこんなにやっているのに。』

『どうして評価してくれないんだ。』

気が付いたのは『誰もそんな完璧なんて求めてない。』


楽観主義者になって、『失敗する自分』をやってみたけれど、

結局、周りは変わらなくて、

変わったのは『少し楽になった自分。』

『なにかが欠けている自分。』

逆に、

なにかが足りない『自分』の方が、

人が寄ってくる。

神様は完璧な『人間』は作っていない。


作ったのは『どこか欠けている欠陥品の最高傑作。』

それが『人間』だと思う。


欠陥品として、今日も息をする。


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