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【コラム】 10年でJリーグへ、江の島FCという船に乗って。

この文章は、#江の島エフシーと僕 の連載記事第5弾です。地域サッカークラブの特徴とも言える、多様性溢れる関係者から集まった唯一無二の物語を紹介していきます。今回は、江の島FCの大学生プレイヤーである杉原智希のコラムです。結果として高校卒業と同時に大学とは違う新天地へ飛び込むことになった青年は、どのような経緯でクラブと交わり、人生に影響を及ぼしてきたのでしょうか。

はじめに

初めまして、江の島FCの杉原智希です。この度は、江の島FCのnoteを見に来ていただきありがとうございます。

私は、神奈川県の鎌倉市出身の19歳で、現在は都内の大学に通っています。サッカーとの出会いは小学2年生の頃まで遡り、最初は親に無理やり始めさせられたのですが、友達とボールを蹴る楽しさ、そして勝負に勝つ喜びに目覚め、その後も中学、高校とサッカー部に所属し、今年でサッカー歴12年目になります。

さて、今回のコラムでは、現役大学生から見た社会人チーム及び江の島FCについて、以下の3点を軸にお話ししていきたいと思います。

・学生視点から見た時の社会人チームの面白さ
・新規設立クラブに挑戦した経緯
・私が江の島FCで目指すこと

自分自身の考えを綴る文章を書く経験が少なく、拙い文章だとは思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

🕵️‍♀️Profile
杉原智希
背番号:9
ポジション:MF
本職:大学生
経歴:横浜栄高校→江の島FC

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ドリブルで駆け上がる杉原智希(2020シーズン最終節)



学生視点から見た時の社会人チームの面白さ

社会人チームの面白さ、それは「社会人と学生が共存するコミュニティである」というところにあると私は考えます。

社会人は社会人という括りの中で、学生は学生という括りの中で、日々生活を送っており、この両者が対等な関係で関わり合う機会と言えば、数えられるほど、もっと言ってしまえば、片手で収まるほどしかないかも知れません。ましてや両者が同じ方向を見て、手を取り合う機会というのはないに等しいと思います。

しかし、社会人チームに所属すると、この両者は、それぞれの「社会人」「学生」といった肩書きが取り払われ、切磋琢磨する仲間となり、時にはしのぎを削り、苦楽を共にし、勝利を掴み取るために全力を尽くす。

そこでは年齢や職業は関係なく、ただ同じものを好み、同じ目標に向かって精一杯努力する人々が手を取り合う、「新しいコミュニティ」が生まれる。

また、学生と社会人で構成されているチームに所属することで、これからの人生に役立つようなお話が聞けたり、様々な経験をさせていただけるため、趣味の域を超え、人として成長させてもらえる場でもあると思います。

このように、普通に生活していれば深く関わり合うことのない「社会人」と「学生」とが手を取り合い、成長していく。

それこそが社会人チームの面白さであると思います。 


新しいチームに挑戦した経緯 

高校を卒業し、大学への進学が決まったけれど、進学先のサッカー部が推薦での入部しか認めておらず、また新型コロナウイルス感染症の影響で、大学側からサークル活動の停止が命じられていたため、サッカーをする場を失っていました。

この時、サッカーをやめて、新たなことに挑戦するという選択肢を選ぶこともできました。しかし、高校時代に何度も挫折を経験し、悔いを残して卒部・卒業してしまったため、このままサッカーを終えることは出来ない、納得いくまでとことんやり切りたい、新たな環境で人としても成長したいという思いで、社会人チームを探すことにしました。

そんな時に出会ったのが、創設して間もない「江の島FC」でした。

はじめは、「今年出来たチームならまだレギュラーは決まっていないだろうから、自分にも出れるチャンスはいくらでもあるだろう」という軽い気持ちで、連絡をしてみました。

その後、江の島FCがnoteをやっていることを知り、記事を読んでみると、なぜサッカーチームを作ったのか、どんな人たちがいるのか、今後の展望、そして代表自身の新たな試みへの熱を感じました。

それに強く感銘を受け、実際に練習に参加してみると、年齢や職業問わず、1つのボールで繋がり合い、全員が全力でサッカーを楽しんでおり、初対面の自分にも明るくそして優しく接してくださり、あまりの温かさに居心地の良さを覚え、他にチームを探さずに、即加入を決めました。

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果敢にゴールを狙う杉原智希(2020シーズン最終節) 

私が江の島FCで目指すこと

「10年間でJリーグ」へ。私が乗り込んだ船は、とてつもなく難しく、「いい大人が何を言っているんだ」「もっと現実を見ろ」などと他人に笑われるかもしれないような、とても大きな目標を掲げていました。

しかし、小学生のころからプロを夢見た私にとっては、暗闇を照らす満月のように大きな光に見えました。「まだ夢を見てもいいんだな」と。

したがって、私が思い描くビジョンは、県2部の江の島FCでも関東1部の江の島FCでもありません。「Jリーグの江の島FC」です。 

最後に

昨シーズンは、3位でリーグ戦を終え、惜しくも昇格トーナメントへの切符を得ることは出来ませんでしたが、まだ9年間、そしてその先へ歴史を刻んでいける可能性を持っています。努力は必ず報われるとは限らないけれど、その結果は努力した者にしかわからないと思うので、チームで一致団結し、様々な困難も乗り越えていき、この夢を現実にできるように精一杯努力していきたいと思います。

2021シーズンは、多くのことが変わり、真新しいチームになり、新たな試みにもチャレンジしていくと思うので、是非今後の江の島FCに注目していただき、応援していただければ幸いです。

以上で今回のコラムを終わらせていただきたいと思います。ご清覧ありがとうございました。


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江の島FCは、2020年4月に設立された、江ノ電沿線を中心とした湘東地域をホームタウンとする地域サッカークラブです。2021年は神奈川県社会人サッカーリーグ3部(J9相当)に所属し、峯山典明新監督のもとで2部昇格、2030年のJリーグ昇格を目指しています。「STAY YOUNG, TO LIVE.~世界中の探求者の人生に生きがいを吹き込む居場所を創造する~」という創設の想いを掲げ、夢を持つ全てのエゴイストの機会格差解消を目指して活動しています。

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江の島FC 公式Twitter

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