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FLAT HOUSEに住む。

FLATHOUSEとは?

日本では昭和40年代前半まで多く見られた1階建住宅=ワンフロア住宅のこと。いわゆる平家のこと。

今回は都心におけるFLATHOUSEの現状、これからのFLATHOUSEについて焦点を当てて記録していく。

FLATHOUSEの現状

残念な事に、都心に建つFLATHOUSEの借り手がいなかったり、相続税対策といった要因でどんどん取り壊されていく現状にある。

その代わりに何が建てられているか?

都心のFLATHOUSEが取り壊され、代わりに何が建てられていくかと言えば、

・細長ペンシル戸建て(ペンシルハウス
・巨大なマンション
・現場でパチパチ部品をはめ込んで作られるプレキャスト住宅

等々である。

僕は、自分達の周囲が上記のようなコスト偏重の画一住宅ばかりで埋まって行くことに強い危機感を感じて止まない。

現在の新築住宅全てが悪いとは言わないが、
「古い平家の跡にペンシル戸建てが3つ」
綺麗な収まりには見えるが、隣家同士に遊びは無く風情味わいも見当たらない。

やがてこんな家ばかりでいっぱいになったら、そこは果たして「街並み」と言って良いのだろうか?

将来東京の風景をこの家々が代表する事になっても良いのだろうか。

我々が出来る事は、設計者として平家の良さを日本に広めていく事だ。この画一的風景を無自覚無節操に受容してしまっている現状を変えていきたい。


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