榎本 大輝 | DaikiEnomoto

主に建築、時折服、時事について記録します。宜しくお願い致します。

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最近の記事

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サンティアゴ・カラトラバの建築。

彼の建築は1目見ただけで彼の作品だとわかる程の独創的なデザインであり、数々の有名な作品を残してきた。僕はその中でも、彼の「ルーバー」の使い方に非常に魅了された為、それについて今回記録していく。 サンティアゴ・カルトラバ(1951〜 現69歳スペイン・バレンシア出身の構造家・建築家である。 空に映える白色と、構造計算を駆使して作り上げた骨や翼を組み合わせたようなフレームをトレードマークにしており、アテネオリンピックのスタジアムを手がけたほか、橋梁を多数設計するなど世界各国で

    • 次書きたい建築物あったら更新します〜毎日投稿一旦お休みで!

      • Alex Nerovnyaから学ぶファサード.

        今回は、ロシア出身の建築家 alexander nerovnyaの建築について記録する。 alexander nerovnyaの建築は基本的に「自然との調和」をコンセプトとして建てられている。 今の時代にまさに求められている事項だと感じた為、今回取り上げた。 今回はその数ある建築の1つ、 《SOL HOUSE》について記録する。 彼がデザインしたこの家は「美しいフォルム」「天然素材」「エネルギー効率のよさ」を念頭に置いて設計された、ミニマルで現代的な建物だ。 2階建の

        • 九十九里海岸を、そっとめくりあげる。

          今回は建築家・中村拓志氏とSOULPLANETさんの共同プロジェクトで、 ホテル・結婚式場・写真スタジオを兼ねた複合施設の unkown hillを紹介する。 表紙引用: https://www.nakam.info/jp/works/unknown-hill/ 場所は千葉県の九十九里海岸にある。外観は以下の通りだ。 https://www.nakam.info/jp/works/unknown-hill/ まるで地面をめくりあげたような形状となっている。 設計者の

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        サンティアゴ・カラトラバの建築。

          アーティスト川俣正の《工事中》

          今回は川俣正 作の《工事中》について記録する。 「製作プロセスそのもの」を丸ごと作品にするアーティストとして知られる川俣正は、世界中のさまざまな場でインスタレーションを展開してきた。この夏、代官山に突如出現した《工事中》は、建築家、槇文彦の代表作として知られる〈代官山ヒルサイドテラス〉のルーフトップをジャックするインスタレーションだ。 引用:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ヒルサイドテラス こちらが川俣正が手を加える前のヒルサイドテラスで

          アーティスト川俣正の《工事中》

          建蔽率59.9%が生み出した曲線×光

          今回は2005年に建設された東京に建つRC住宅、 HOUSE SHについて記録する。設計は中村拓志&NAPである。 まず見て頂きたいのがこの外観である。 明らかに目に留まる膨らみがある。 ①この膨らみは一体なんなのだろうか? ②南側の面にもかかわらず開口部が一切ない。これは一体何故だろうか? ②から先に解説すると、 南側(画像の左側)がマンションのバルコニーで、プライバシーの問題上開口部を設けられなかったそうだ。敷地いっぱいに建造している為他の面から採光は取れない。解決

          建蔽率59.9%が生み出した曲線×光

          SANAAの《ルーヴル・ランス美術館》

          今回はパリから電車に乗って1時間10分 フランス北部のランスに建つルーヴルランス美術館について記録する。 ルーヴルランス美術館はあのルーヴル美術館の分館で、設計は妹島和世氏と西沢立衛氏の建築事務所、SANAAが手がけた。 両氏が組む日本を代表する建築家ユニットSANNAが選ばれた事は、我々日本人にとっても大変誇らしい事である。 ちなみに西沢立衛氏は先日記録した豊島美術館の設計者でもある。 https://blog.his-j.com/.s/paris/2013/03/11

          SANAAの《ルーヴル・ランス美術館》

          クレイク・オブライエン・コーンスウィート効果

          今回の記事ではクレイク・オブライエン・コーンスウィート効果について記録する。建築というよりは色彩にまつわるちょっとしたつぶやき位の投稿となる。 クレイク・オブライエン・コーンスウィート効果とは? →境界部の影響で同じ輝度の領域が異なる明るさに見える現象のこと。 下の画像がわかりやすいだろう。 引用: http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/light4.html 上の画像にある4本の境界線を全て隠すと、全て同じ輝度の領域になっ

          クレイク・オブライエン・コーンスウィート効果

          FLAT HOUSEに住む。

          FLATHOUSEとは?日本では昭和40年代前半まで多く見られた1階建住宅=ワンフロア住宅のこと。いわゆる平家のこと。 今回は都心におけるFLATHOUSEの現状、これからのFLATHOUSEについて焦点を当てて記録していく。 FLATHOUSEの現状残念な事に、都心に建つFLATHOUSEの借り手がいなかったり、相続税対策といった要因でどんどん取り壊されていく現状にある。 その代わりに何が建てられているか?都心のFLATHOUSEが取り壊され、代わりに何が建てられてい

          豊島美術館の「母型」

          表紙画像引用: https://benesse-artsite.jp/art/teshima-artmuseum.html 今回は香川県小豆郡土庄町にある2010年10月17日に開館した、豊島美術館の中にある、内藤礼さんの作品「母型」について記録していく。 この作品は40m×60m、高さ4.5mの巨大なドーム状のコンクリート建築となっている。すなわち、その中の空間自体が内藤礼さんの作品となっているのである。 空間といっても、そこには仕切りや窓ガラス等はなく、雨風がそのま

          豊島美術館の「母型」

          ミレニアル世代×美術館①

          今回は、近年話題となっているミレニアル世代の美術館離れについて感じた事を記録する。 【卒業設計でこの問題について自分なりの建築的観点から美術館を設計した為、それも後の記事で説明させて頂く。(3月頃予定)】 ミレニアル世代とは? ミレニアル世代は、1981年以降に生まれ、2000年以降に成人を迎えた世代のこと。日本だと20代前半から30代後半くらいの年齢の人々を指し、ミレニアルズと呼ばれることもある。 美術館離れと一言に言っても、具体的にはどのような現象が起きているのか

          ミレニアル世代×美術館①

          「サヴォア邸」について。②

          表紙画像引用:https://www.houzz.jp/ideabooks/50830185/list 前回の記事でサヴォア邸についての解説をした上で、今回は自分なりの解釈を記録していく。ここに記載する事項はあくまで個人的解釈である上、ある意味備忘録のような物である為、了承の上ご拝読頂きたい。 何故僕がサヴォア邸を1番の建築物だと述べるのか 理由を先に簡潔に述べるとするならば、 サヴォア邸が建造された1931年から現2021年までおよそ100年にも渡る建築物の流れの軸を

          「サヴォア邸」について。②

          「サヴォア邸」について。①

          表紙画像引用: https://www.travel.co.jp/guide/article/33427/ 1番好きな建築物を問われた際、僕は迷いなくサヴォア邸だと答える。僕が建築に興味を持つきっかけとなった建物、すなわち僕の原点であり、未だにサヴォア邸以上に魅力的だと感じる建築物に出会っていない。原点であり頂点である。 今回はサヴォア邸に対する基本的な情報を記録し、次回僕なりの解釈を記録する。 設計者は ル・コルビュジェ(1887〜1965)(本名:シャルル=エ

          「サヴォア邸」について。①

          月曜日というもの。

          月曜日が嫌だ。日曜日が終わってしまう。 そう言う感覚を持って社会で生きている人は何割なのだろうかとよく考える。 体感的には、9割以上いるのではないかと思う。 断定的な事は言えないが、この感覚は個人的には不思議だなと感じる。 無論、土日という「休日」に「特別感」は持ちたい。 だが、月曜日から金曜日 いわゆる平日 仕事の時間。 嫌だなとなるような人生は歩みたくないなと思う。

          月曜日というもの。

          初投稿。

          最近、「建築」というものに興味が出てきて 真剣に将来建築で食べていきたい。突き詰めたい。もっと知識が欲しい。そんな事を毎日考える。 かれこれ6年間建築を勉強をし、資格もそれなりに取ってきたが、「自分だけ」の武器、自分が企業に対して何を与えられるかと言ったら、他の人から突出して優れている点は無いと思う。 そう、思っているなら行動すれば良い。だから今行動しているのである。 自分には〜がない。〜が足りないな。と言い、その後に、だから〜をしたい。〜を今している。と具体的な改善策を