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スポーツという名のトラウマ

学生時代、とにかく体育の時間が苦痛だった。

特にチームでやる球技系。普段スポーツしないうえ、球技がとくに苦手。

中学2年の時のサッカーの授業での話。
ほぼサッカーは初めてで、よくわからないまま試合開始。
一応みんなに合わせて動くものの、そんなに機敏に動けもせず。
基本的なルールこそ知ってはいるものの、役に立てるわけもなく。
どうしたらいいのかもわからず、可能な限りボールがこなさそうな場所に移動していても、ぴょんぴょんあちこち球がうごいて展開が早いのがサッカー。
そんな矢先、自分の近くにボールが飛んで来たわけでもないのに
「もっと上に動け!」
と外野から自分に向けて叫ぶ声が聞こえ。
え?「上」ってなに??と動揺するも、動かないともっとキレられそうなので動こうとするも、どっちが「上」なのか意味がわからず。
意を決して一か八かこっちかなと移動したら
「そっちは下だろ!上って言ってんだろ!」とすごい剣幕でまた叫び。
たかが授業でそこまで怒らなくても、なんて言えるワケもなく。
みんな目がマジ。
敵チームのゴールキーパーがいる方を「上」というのかはたまた何か違う意味なのか、「上」の方角がどっちだったのかの答えがいまだにわからない。
生まれつき運動が苦手なのは仕方ないとして、うまくパスを返せないときに「どこ見てんだよ!」とマジギレされる恐怖。
そんな熱狂的になっていたクラスメイトも、授業が終わると、まるで何もなかったかのように平常運転モードに戻るのは普通としても、あそこまで怒鳴られた自分のなかに残るシコリ。

大人になってからスポーツをしてみようかとおもい、集団競技でもないバトミントンのゲイサークルの見学に友達と行ったことがあった。
すると、かなり本気モードで殺気立ってていや〜な空気を感じ取ってしまった。
初心者もオッケーと聞いてたので、もっとゆるい感じで和気藹々とやってると思っていたら、実際は他のサークル同士の試合を定期的にやってて、初心者=運動神経が良くて毎週3時間練習に必ず来て、試合目的で来れる人を探してる風な。
さすがに、大人になってまで運動能力でマジギレされたくはない。
集団競技のスポーツ、学生時代だからアツくなりがちでマジギレレベルで攻撃してたのかと思ってたが、関係ないのですね。

スポーツは、ジムにたまに行くくらいがちょうどいい。
一人で行うものだし大丈夫だろうとおもっていたジムでも、似たような状況が。
某所のゴールドジムに行くと不自然なくらいに肥大化しまくったバルクマッチョのゲイ軍団が、そうでない人を嘲るような光景がよくあり、それはそれで地獄絵図。
集団競技だろうが、個人競技だろうが、誰と一緒にその時間を過ごすか、が全ての根源だとおもわれ。

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