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【話す力】を高めるにはバランスが大事 #CEFR #人事のお悩み

《今回のポイント》

ダイアログ・【話す力】を高めるにはバランスが大事

株式会社英会話スキル研究所の人事部で、採用を担当している水澤さん。
リフレッシュルームで、荒井さんとコーヒーを飲みながら話し込んでいるようです。

水澤「CEFRは、6つの項目で【話す力】を評価するってことはわかりました。でも、それと英語を話せるようになることが、いったいどう関係してくるんですか?

荒井「良い質問!それを理解するために、コーヒーの次はウィスキーの樽で考えてみましょう。

水澤さん、ウィスキーの樽ってイメージできるかしら?」

水澤さんは頭の中でこんな樽を思い浮かべました。

荒井「仮に、ここに空っぽのウィスキーの樽があるとします。そこに水を注いでいきましょう。でも、この樽のどこか1カ所に穴が開いていたら、水はどうなるでしょうか?」

水澤「穴から流れてしまうので、どれだけ水を注いでも樽はいっぱいにならないです」

荒井「その通り!どこかに穴があったり、あるいは樽の木板が1枚はずれていたりしたら、水かさは上がっていかないよね。

今の場合、木板がCEFRの6項目、水かさが英語を【話す力】のレベル、注いでいる水が英語学習ってことなんだけど…」

水澤「あー、いきなり全然わからなくなりました…」

荒井「英語を【話す力】を高めるには、単語ばっかり覚えてもダメだし、流暢に話せるようにする練習ばっかりしてもダメなの。
なぜなら、6つの項目のどれか1つでもレベルが低ければ、そこがネックになってそれ以上は水かさが上がらないから。

つまり、英語を【話す力】を上げたければ、まんべんなくレベルを上げていかないといけない。だからCEFRは評価項目を6つも設定して、多角的にレベルアップするのをサポートしてくれるってこと」

水澤「確かに…ネイティブみたいに発音できても語彙が少なかったり、文法も単語も正確に理解してるけど会話のやりとりがへたくそだったりしたら、話していても(ん…?)ってなっちゃいますよね」

荒井「そうそう。CEFRは【話す力】を測定するだけじゃなくて、学習や指導のベースとしても活用されているの。

人材採用では、CEFRで英語を【話す力】を定量的に示してその人のスキルを知る意味が強いけど、人材育成の研修で言えば、いかに【話す力】を効果的に上げていくか、という意味でもCEFRの指標(測定)が活用できそうね」

人材採用から育成まで、CEFRを活用できればもっと良い活動ができそう…人事部パーソンとしての夢がどんどんふくらむ水澤さんなのでした!

~CEFRは測定だけでなく英語の学習や指導にも活用できます~

①英語を【話す力】は、単体のスキルで成り立っているものではありません。さまざまな知識やスキルを組み合わせて使うことで、コミュニケーションができるようになるのです。だから、CEFRは【話す力】を6つの項目に分けて考えているのです。

②CEFRは、測定するだけでなく学習や指導の基準(指標)にも適用されています。特に【話す力】はさまざまなスキルをバランスよく高める必要があるので、CEFRを学習・指導・測定に連動させることで、より効果的に活用できます。

参考記事

プロゴス社「PROGOS®」サイト内:
「評価指標のCEFR」


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