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心理的安全性は「適切な謙虚さ」と「好奇心」から

2022年8月から Engagement Run! Academy に参加している、NRI横山です。
草野球が大好きな、新米チームリーダーです。
今回は、心理的安全性を考えるときに参考になった動画を紹介します。
エイミー・エドモンドソンさんのTED動画「他人同士の集まりをチームに変える方法」を見て、心理的安全性について感じたことを共有します。


生産性が高いチームの要素の一つ

近年、「心理的安全性」が注目されています。「心理的安全性が高いチームのほうが生産性が高い」という調査結果から、個々のメンバーのスキルの高さより、メンバーが互いにどう協力し合えるかの方が、チームの生産性にとって重要だと言われ始めました。

「心理的安全性」は、しばしばその意味が誤解される言葉のようですが、上記のことからも、「心理的安全性」の向上に取り組む場合は、チームの「生産性」を意識しながら、意味を理解するとよいかと思います。

詳しくは、「【チーミングマスター初級】チームに必要な心理的安全性」のクラスで学ぶことができます。

【チーミングマスター初級】チームに必要な心理的安全性

正解が分からないことを自覚する「適切な謙虚さ」と他人への「好奇心」を持ち続ける

自分が正解を知っていると思い込んでいると、学びは止まってしまいます。

チームリーダーが「正解は自分が持っている」という意識がある中で、チームの話し合いを促しても、たまにリーダーが口を挟むだけで、リーダーが持っていた「答え」に帰着してしまい、メンバーの意見は生かされません。

組織開発やエンゲージメント活動では、正解がない問題を扱うことが多いです。その中での対話では、正解がないことを自覚して、自分とは異なる意見や相手にも「好奇心」をもって耳を傾けることが大切です。

I don't like that man. I must get to know him better.
「その男があまり好きではない。故に、彼をもっとよく知る必要がある。」

Abraham Lincoln

自分から「恐れ」を乗り越えて、見せる

心理的安全性が低い場では、発言へのハードルが高くなりますが、そのハードルの多くは「恐れ」であると感じています。

  • 無知だと思われる。

  • 議論の進行を妨げようとしていると思われる。

  • 少数意見や反対意見をネガティブに扱われる。

心理的安全性を高めようと取り組むリーダーやメンバーは、上記の「恐れ」を乗り越えて、以下のような声を場に放り込んでみましょう。

  • それってどういう意味か教えて。

  • (AかBかを選ぶ議論中に)Cを選ぶのはどうだろうか。

  • (Dを推す声が続く中で)Dにはこのデメリットもあるのではないかな。

そして、可能であれば「軽やかに」投げかけることで、これらは恐れるものではなく、「気軽に場に出して良い声である」という風土の醸成を図ります。

相手と相手の意見に「好奇心」を持ち、恐れられがちな発言は「軽やかに」放り込みながら、健全な議論を後押しすることで、これからもチームの生産性向上に取り組んでいきたいと思います。


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