コルドバのパティオ祭り -Fiesta de los patios-
スペイン アンダルシア州のいくつかの街を周る旅、再開。
前回の旅の続き、マラガ(Málaga)からスペインの新幹線 AVANTに乗り約1時間、"コルドバ Córdoba"へ。
ちょうど、この街で毎年5月初めに開催する"Fiesta de los patios" コルドバのパティオ祭りの時期。パティオはスペイン語で中庭という意味。
祭りという名であるが、たくさんの花等で飾られた個人宅のパティオ、庭を一般客や観光客に約2週間の間、無料で開放するのである。
このパティオ祭りは、日本の方も知っている方は多いのでは無いだろうか?
花好き、写真好きの方にはたまらないお祭りかと思う。
とりあえず、てくてく歩いてホテルへ向かう。
6…6…6… 6番地… あった。
サロンが綺麗な宿
スペイン、ヨーロッパなどの旅行の宿となれば、ほぼほぼBookingを使って予約していた。
いつも値段と相談しつつではあったが、この時は1泊であるし快適さより雰囲気で選んだ覚えがある。パティオっぽいがそれよりも大きい、共有サロンが綺麗なHostalに到着。
素敵な空間にお出迎えされ…
同居人:吹き抜けからの光がたまらないわ、ダーリン。
わい:そうだねハニー、とりあえずちょっと写真撮るわ。
チェックインより先に写真三昧。。。
パティオ祭り Fiesta de los patios
コルドバのパティオ祭りは、ユネスコ世界無形文化遺産になっている。
その他、メスキータ、街の歴史地区、郊外にあるメディナ アサーラ(ザブラー宮殿)はユネスコ世界遺産に登録されている。凄いね、遺産だらけ…
因みに過去にわたしの書いた"スペイン バレンシアのお祭り -Las Fallas-"も世界無形文化遺産である。お暇な時、見てね!!
パティオ祭りでは、参加者であるパティオ所有者が多数の花を花壇や鉢植え、壁掛けの鉢などで飾っており、そのパティオの美しさを競うパティオコンテストも同時に開催されている。入賞すると賞金も出る。
"アンティーク建築部門"の古代建築のパティオと"モダン建築部門"の現代建築または改修された建築のパティオの2つ、wikiを確認したら2つとPatios Singulares… ユニークパティオ部門もあると…3つか。
最初に、パティオ祭りに参加しているお宅がマークされた地図が載っているパンフレットをインフォメーションに貰いに行った気がする。うる覚え…
参加しているお宅の玄関には、目印の植木が置かれていてすぐに分かる様になっていた。
訪問できる時間帯は、11時から14 時、18時から22時まで。14時から18時はシエスタでクローズになる。
当時撮った写真をチェックしていたら、縦画像が異様に多かった。
広いパティオのお宅もあったのだが、全体的に撮影すると、どうしても他の訪問客の方々が写ってしまう…という事情を思い出した。。。
ですからして… 人を避けてわたしの目線で撮影した、たくさんの縦長の画像を皆様にはスクロールしまくって貰う事になる。。。
スクロールした指が腱鞘炎になって終わったわ…
ってなるかも知れないのでご注意くださいませ。。。w
写真はランダム、いくつかの地区に分かれていて、いくつものパティオへ移動している。では、一気に行ってみよう。
どのお宅もたくさんの種類の花をとても丁寧に綺麗に飾った素敵なパティオだった。ただ、わたしはお花の名前など、ほぼわかっていない…w
1921年以来の伝統あるパティオ祭り、ここコルドバの人々はパティオや庭で草花を育てるのは普通の暮らし、当たり前のことなのかと。
午前の部が終わる時間となり、歴史地区へ移動することに。
歴史地区へ向かう
この日は晴れたり、雨降ったり… また、晴れて来た。
Mesquita(メスキータ)日本でいうモスクのある、昔のユダヤ人街と呼ばれる旧市街地へ向かう。スペインのあちこちもそうではあるが、アンダルシア州南部の街はイスラム建築様式の建物や文化が色濃く残っている。
スペインの歴史の話になると、Reconquista(レコンキスタ)、再征服、奪還という言葉がよく出てくる。
ユダヤ、イスラム、キリスト、その他… わたしは特定の神への信仰心はない、たまに降りてくる"笑いの神"は信じたりする。。。NO WAR…
歴史地区へ向かう途中、ほんの少しの風景というかスナップショットなど。
画像も結構多くなり過ぎたので今回はここまでにして、次回は歴史地区。
先にお伝えしておくが、同居人とわたしはメスキータ&鐘楼 ミナレットには入らない暴挙に出る。w
当時、友人達にスマホでメスキータ内部の写真を見せつけられ、Facebookなどでも見せつけられ過ぎて…もうええかとなった。
今思えばメスキータに入って写真ぐらい残しておけば良かったかな…w
最後に… パティオで涼を取る
スペインの中心街の住居となると、ほぼピソ(piso)と言われるマンション、バレンシアでは中心から離れた郊外や地方だとチャレ(chalé)と呼ばれる一軒家が多い地区もある… そんなお宅にはパティオがあったりする。
前記のようにたくさんの花で飾られている訳ではなく、シンプルにタイル張りの床、壁にテーブルなど。
スペイン地中海側のお宅のパティオは、夏の強い日差しを遮る設計、友人とお茶したり、本を読んだり、ゆっくり時間を過ごすという。
友人宅のパティオで過ごした時間を思い出すと、日本より低い湿度も手伝って屋外でも本当に快適だったな~と。
ではまた、¡Hasta luego!
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