毎日読書メモ(131)白岩玄『野ブタ。をプロデュース』
2004年度の文藝賞を受賞した白岩玄『野ブタ。をプロデュース』(河出書房新社、その後河出文庫)。2005年10月にドラマ化。修二(亀梨和也)は小説に出てくるキャラだが、彰(山下智久)はドラマのオリジナルキャラ。そして原作では男子の野ブタ。(信太)はドラマでは女子、信子に(堀北真希)。本を読んだのは2006年2月。先にドラマのイメージが入ってしまってから読むのはイメージ引きずられるので苦手だが、結局頭の中で「青春アミーゴ」が響きわたりながら読むことに。
『野ブタ。をプロデュース』に取り掛かる。眠くて電車の中で舟漕いでたので、あまり進まず。まだ桐谷修二の日常を描いているだけで、野ブタ。も登場していない。亀梨くんの顔を思い浮かべながら読むのはちょっとなぁ。彰(テレビドラマのオリジナルキャラ)が出てこないのがさびしいわん。
文藝賞受賞作なんて、1時間もかけずにさっと読めるさ、と見くびっていたら(失礼)、『野ブタ。をプロデュース』は、結構字が詰まっていて、なかなか進まない。主人公修二の心情は、テレビドラマの中でも結構しっかり描かれていたが、それが、原作者の作った設定にのっとっていることがよくわかった。プロデュース内容も、文章だけで表しているせいか、やっていることがシンプルでもきちんと理解できる書き方だった。
帰りの電車で白岩玄『野ブタ。をプロデュース』読了。ふうむ、わたしはドラマの最後見なかったが、ドラマもこういう終わり方だっけ? ドラマほどエピソードの水増しをする必要がないので、野ブタ。と修二の関係性、そして、ドラマよりシンプルなプロデュースの内容が結構くっきり見える。
(2006年2月)
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