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毎日読書メモ(81)『不機嫌なメアリー・ポピンズ―イギリス小説と映画から読む「階級」』(新井潤美)

2006年6月の日記を読みながら、何日かかけて、新井潤美『機嫌なメアリー・ポピンズ―イギリス小説と映画から読む「階級」』(平凡社新書)(版元品切れの模様)を読んだときの断片的な感想を拾い集めてみる。

新井潤美『不機嫌なメアリー・ポピンズ―イギリス小説と映画から読む「階級」』(平凡社新書)を読み始める。イギリス社会に厳然と存在するクラス、というものが、文学及びそれを映像化した作品の中でどのように表現されているかを論じた本。ジェーン・オースティンと『ブリジット・ジョーンズ』の絡み、とか、意識していなかった部分に面白みがあるらしい。ふむふむ。

新井潤美『不機嫌なメアリー・ポピンズ』継続して読書中。あまり深く考えたことなかった、英国のclassについて、色々考えさせられる。ミドルクラス以上の人が家に住まわせていたガヴァネス、ナニー、コンパニオンといった女性達が、それぞれ帰属するclassとか、それによって違ってくる言葉遣い、日本語で書いてあるので、そのままずばり説明しているのともちがうが、説得力ある。

『不機嫌なメアリー・ポピンズ』、わたしはあんまり映画を見ないので、取り上げられている映画は「眺めのいい部屋」位しか見てないかも(しかも詳細をすっかり忘れている(-"-))。小説は半分くらいはきっちり、あとの半分の半分くらいは漠然とわかるかな。指摘が面白いと思いつつ、眠くてあまり進まない...。

行きの電車でようやく新井潤美『不機嫌なメアリー・ポピンズ―イギリス小説と映画から読む「階級」』(平凡社新書)を読了。最後はハリー・ポッターやカズオ・イシグロへの言及まであり、英国の色んな側面について考えさせられた一冊。とはいえ、日本語で読んでいると、実際の英語表現はどんなだったのかなー、と、ちょっと隔靴掻痒な感じもあるんだけど。

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