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毎日読書メモ

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2023年9月の記事一覧

ベイスターズ愛! 佐藤多佳子『いつの空にも星が出ていた』(毎日読書メモ(502))

ベイスターズ愛! 佐藤多佳子『いつの空にも星が出ていた』(毎日読書メモ(502))

これまで、横浜ベイスターズ小説の双璧は、保坂和志『カンバセイション・ピース』(新潮文庫→河出文庫)と、江國香織『間宮兄弟』(小学館文庫)だった。それがいつの間にかスリートップになっていた! 文庫化された、佐藤多佳子『いつの空にも星が出ていた』(講談社文庫)が書店の文庫売り場に山積みされているのを見て、初めて、佐藤多佳子がベイスターズ小説を書いているのを知った。不覚であった。慌てて読んで、涙する。こ

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鈴木忠平『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』(毎日読書メモ(501))

鈴木忠平『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』(毎日読書メモ(501))

前から気になっていた、鈴木忠平『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』(文藝春秋)を読んでみた。
読んではみた。しかし、中日ドラゴンズというチームについては殆ど何も知らない。名古屋ドームに行くのは、名古屋ウィメンズマラソンの時だけだ。星野仙一や落合博満が監督をやっていたことは知っているが、他の監督も、選手も、殆ど知らない。
読んで面白いのか?
と、思ったが、面白かった。Interestin

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