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社畜パパ、家事を担う。

僕は社畜だ。

そう宣言できてしまうのもどうかと思うが、事実なのだからしょうがない。いくら堀江さんや西野さんが、会社に縛られる生き方を否定しようと、僕は会社という枠組みにハマっていないと絶対にサボることが目に見えている。

また、自身が社畜であることに加え、勤めている会社もなかなかのグレー企業である(法律に詳しいため労働基準法は犯していないが、ギリギリセーフなグレーゾーンを攻めるので、ある意味わかりやすいブラック企業よりタチが悪かったりする)。在宅勤務にも関わらず、9時から23時過ぎまで割とガッツリ仕事をこなさないと到底回らないほどの業務量が常であった。ちなみに、裁量労働制なのでいくら残業しても残業代はつかない。会社からしてみたら、ビバ!裁量労働制、といったところだろうか。

そんな中での、コレである。

当時は1LDKの部屋で同棲しており、仕事はリビングでしていた。しかしやはりそれでは仕事に集中しづらい。会社から補助が出るわけでもないのに、仕事部屋を確保できる広い家に自腹で引っ越ししようとしていた。今考えても、我ながら社畜の鏡である。

しかも都内から隣県の郊外への引越しだったため、引越し代も見たことのない金額だった。しかも一応将来的に子どもができたことを見据えて3LDKなんて借りたもんだから、敷金礼金などの初期費用も数十万円かかる。これは節約しないとマズい。そしてお腹に子どもがいるのだから、しっかり栄養を取らねばなるまい。ということで、今まではもっぱらUber Eatsだった晩御飯を、社畜である僕がつくることに決めた。

しかし、このときの決意が、自分を崖っぷちに追い込むことになるとは、このときは知るよしもなかった(…なんて陳腐な締め方だろう…)。

次回へ続く。

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