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微笑むだけの抜け殻じゃ生きていけない

ドイツの生活について書いてなさすぎて罪悪感のようなものを抱いているので、昨日の語学学校デビューについて。

とは言っても学校というかコースというか、なんかこう語学学校と聞いて思い浮かべる語学学校とはなんだか違う気もします。
VHS(専門学校みたいな?)の中に入っている(?)まあ、会話に特化したコースみたいなのに参加しました。

ホストママが教えてくれた住所までは王子様と雪の夜などを歌いながらてくてく歩き、そして建物を見つけ、入りました。
なんの案内もないし人もいないし不安だったけど電光掲示板に「18時からのB2コースは213教室」と出ていたので213教室へ向かいました。
ちなみに213はわたしのお誕生日です。
ちなみに来週ですよ。
ちなみに81歳になります。
みなさんもう覚えましたね。

Politeな日本人であるわたしはいちばん乗りで教室に着きました。
電気のつけ方がわからなかったのでぼーっと待っているといろんな人が来て、ぼーっとしていたら先生もきて授業が始まりました。

出席をとったり、受講の確認をしたりなんかはせず、すぐにおしゃべり開始。
老若男女、12人くらい生徒がいて、まず短い自己紹介をして先生がコメントしたり質問したりを一周。

イランイラクアラブあたりからが多かったです。
というかベトナムから来たオペアの女の子とマラソンしてそうなアメリカ女性を除いたらみんなあのあたりの人だった。

「元はイランだけどずっとパリに住んでたから、私はパリジャンよ♡」みたいなおばさんもいました。ドイツ語うまくて嫉妬した。
基本的にみんな、いい仕事に就くためにドイツ語もっと上達させなきゃみたいなことを言っていました。

自己紹介のあと、「B2レベルになればまあまあの仕事が見つけられると思うけど、みんなどんな仕事を探してるの?」と先生がふって、また一周。

幼稚園で働きたい女性とかエンジニアの男性とか、まあそれぞれいろいろだけど、仕事を見つけてドイツにとどまるのは難しいだとかいろいろ文句を言う人もいました。

「まあ難しいわよね。それかまあ、ドイツ人と結婚するかだわね〜」と先生が言うとマラソンしてそうなアメリカ女性が「げ、いやそれはノーサンキューだわ」みたいに言っててウケるってなりました。


ビザのためとか他に近場でコースが見つからないとか、そういうのがいろいろあってB2レベルに入れられたんですけど、まあムリでした。
B2レベルとは↓くらいらしいです。確かにみんな抽象的なテーマについて複雑に苦労することなく意見を述べていました。

* 具体的、あるいは抽象的なテーマに関する複雑な文の主な内容を理解し、自分の専門領域では専門的な議論も理解することができます
* 自然に、滑らかに意思を伝え、ドイツ語を母語とする人と、互いにとくに苦労することなく普通に会話することができます
* 幅広いテーマについて、明確で詳細に意見を述べ、時事的な問題への見解を表明し、様々な可能性の長所、短所を挙げることができます


テスト受けてないからわかんないけど、今のわたしはA2から始めるのがいいかな〜くらいのレベルなのでなかなかきつかったです。

まあほとんどの時間は他人の会話を聞いてただけなんですけど、めちゃくちゃ集中しないとすぐについていけなくなるので1時間半ピリピリでした。病み上がりに死ぬかと思った。

このコースに通い続けるかはわからないけど悔しさみたいなものはそりゃもうめちゃくちゃ湧いたしみんな頑張っててすごいから私も頑張らなきゃなあとも思ったし母語じゃなくてもあれだけ話せるようになるんだなあと勇気づけられた感じもあるので頑張りたいですね。眠いしだるいししんどいけどそのうち頑張る。


まあ移民(?)さんたちは話せなきゃリアルガチで困るから上達したのかなあ、必要に迫られた人は強いなあと思いました。

日本人は日本に帰ればまあなんとかなるし、ここで何かを得られなかったところでまあ、暮らし向きは上がらないかもしれないけど国で飢え死ぬことはないし、そりゃ覚悟が違うよなあ、とか。

そんなわけで今日はなんんんんんにもやる気にならずだらだらしてました。

語学学習については他にも、日本語はハイコンテクストすぎるんだよなとかそういうようなことをずっと思い続けているので、それについてもそのうち書きたい。そのうち。

お読みくださりありがとうございます。とても嬉しいです。 いただいたサポートがじゅうぶん貯まったら日本に帰りたいです。