見出し画像

運動会について「さらに」考えたこと#143

 今年の運動会の実践について、学校外の仲間に話し、色々な意見をもらい、考えたことがありました。
R5 運動会ふりかえり #141 |エンチャント先生@小学校 (note.com)
運動会の表現 児童アンケートから考えたこと#142|エンチャント先生@小学校 (note.com)

1.まずは「今年のテーマ」から

 運動会をなぜやるか。これを、職員室の教師や、子どもたちに聞くと、バラバラな回答が返ってくるように思います。なぜやるかは特に考えずに、「昔からやっているからやっている」のが、正直なところだと思います。
 運動会の目標が子どもたちにおちていない。運動会のスローガンが子どもたちの目標になっていない。子ども、教師がだれもスローガンを意識していない。例えば、「からをやぶる!」とか、「力を合わせて一人じゃできないことを!」などの全体テーマを子どもたちで設定して、それに各学年が取り組むようにしないと、何をねらうのかがはっきりしません。よくあるのが、「赤勝て、白勝てうんぬん」という、勝ち負けだけ焦点が当たったスローガン。そのスローガンだと、表現をやる意味がないですし、勝つためだけにやっているわけではないです。運動会のスローガンを、学校全体の児童の意見をすいあげて、今の深見小の課題はこれだから、運動会でこれを狙おう!というところまでいかないと、何時間もかける価値がないように思いました。

2.一斉指導という形式を捨てる

 子ども主体にすることを狙ってきました。先生が教えるのではなく、子ども同士で、教え合うと。しかし、無意識のうちに一斉という形式で教えるという形にしばられすぎてしまっていました。お手本の動画があれば、動画を見て、ひとりで練習したい子、上手い子に教わりたい子、先生に教わりたい子などが、それぞれ集まり練習するなど、一斉じゃない形をもっと取り入れれば、子どもの表現練習に向かう主体性をもっと引き出すことができたはずだという反省に至りました。端末があれば、それが可能。

3.クラスごとに表現する

 うちの学校はブロック(2学年6クラス)で表現をします。なぜブロックで表現をするのか。多分はじめは、2クラスの学年も多かったことが影響していると思います。しかし、3クラスになっても、ブロックのままなのは、単純に考えていないからだと思います。
 規模が大きくなると、子どもたちが主体的に表現をつくるのが難しくなります。クラスの実態やそれぞれの子の良さをもっと生かしたいが、6クラスだとそれがしにくい。わざわざ、6クラスでやる意味は、なんなのか考えたい。
 例えば、各クラス2分×6クラス=12分、のこりの3分全体でやる、などをするのはどうかと考えます。クラスで表現を考えるならば、運動会のテーマをもとに、クラスごとに曲を決めて、ダンスを決めて、分担をして子どもに任せることができます。(中学年以上)

 以上、エンチャントでした。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?