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日本人はタイプ6

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エニアグラムでは、日本の国民性はタイプ6と言われています。 ネットで見掛けた文章、日々の事件、その他諸々を、タイプ6日本の視点で説明します。
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2017年3月の記事一覧

ネガティブ、ポジティブ、日米の違い

 よく「ネガティブ思考はいけない。ポジティブでなければ」と言いますが、
ネガティブやポジティブは日米で違いがあります。

 この違いが分からずに、ネガティブだ、ポジティブだ、と言われているような気がするので、今回はその日米での違いを書いてみます。

 (始めてのかたもいると思うので)毎回書いていることですが、タイプ6日本では、安心・安全・安定が一番重要です。
 こういったタイプ6文化においての、ネ

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豊洲移転と狂牛病

 先にお知らせ、今週末まで書いて、それからしばらくお休みします。

 以前、『日本人は感情的か?』で「この過保障の話は、その内あらためて書くかも知れませんが、書くのが大変で、書くのを逃げたいので、やはり書かないかも知れず…。」と書いていましたが、今回、書くことにしました。

 今回は「過保障(過剰な保障)」と「過小評価」の話を中心に書きます。

 そして、日本人の国民性であるタイプ6で表題の話をま

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日本の問題が解決しない理由

 聞き書きエピソードを用いながら書いていきます。

 ある職場、パソコンのソフトウェアを売る前にチェックしている部門での話。
(職場に来て間もない)タイプ6「いま、たまたま、ソフトウェアでバグを見つけました。」
職場の人A「ありがとうございます。ありがとうございます。よく見つけてくれました。報告のための文書を書いてください。」
タイプ6「どう書けばいいんですか?」
職場の人A「とりあえず、どういう

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日本人の交渉ベタ 他国から見て「おいしい」日本

 前回の『議論を回避する日本』の続きのような話です。

 日本人の交渉ベタについて前回紹介したロシア語通訳で作家・エッセイストの米原万里さんはこう言っています。

 日本人は交渉ごとでも、なるべく対立をぼかそうとする姿勢が強いですね。ロシア人も含めてヨーロッパ人は、中国、韓国人もそうですが、問題点を鮮明にしようとしますから、対談は対決で、それは一種のゲームなのです。ところが日本人は、人間関係までも

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議論を回避する日本

米原万里さんは、子供のころの一時期プラハで学習していた経験がある、エッセイや小説も書くロシア語通訳の方です。
その米原万里さんが

「振りをする」というのは日本社会の特徴ね。自分の知的能力に自信がないと分かった振りをして、議論を回避する。

と言っています。
 そう言われてみると、問題提起しているニュースや個人的意見に対し、
「まあ、そういうことでしょ。」「あたり前だろ。」「分かっていたこと

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通常のタイプ6(これで近頃の日本を説明する)

 今回は、通常のタイプ6を、ドン・リチャード・リソとラス・ハドソンの『性格のタイプ 増補改訂版―自己発見のためのエニアグラム』から引用しながら感想を書きます。

 主に今日のタイプ6国家日本に当てはめて感想を書いています。

 通常とは、段階1~9の内、ちょうど真ん中の段階4~6(レベル4~レベル6)のことを指します。詳しくはレベルの説明をご覧ください。

 以前『国のレベルと「レベルを上げる条件

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日本の『本能のサブタイプ』は何か?

 日本の性格タイプを本能のサブタイプも使いながら見るとすると、

 組織としては、タイプ6ウイング5の問題解決型で、組織維持の自己保存、議論をしないセクシャル盲点になります。

 官僚や企業人の多くは、タイプ6ウイング5で問題解決タイプ。
 庶民はタイプ6ウイング7で赤提灯やスポーツ観戦を楽しむタイプ。
 どちらもソーシャル(社会)が優位で、次に規則正しい生活の自己保存が来て、最後に、批判や議論を

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