日本の『本能のサブタイプ』は何か?

 日本の性格タイプを本能のサブタイプも使いながら見るとすると、

 組織としては、タイプ6ウイング5の問題解決型で、組織維持の自己保存、議論をしないセクシャル盲点になります。

 官僚や企業人の多くは、タイプ6ウイング5で問題解決タイプ。
 庶民はタイプ6ウイング7で赤提灯やスポーツ観戦を楽しむタイプ。
 どちらもソーシャル(社会)が優位で、次に規則正しい生活の自己保存が来て、最後に、批判や議論を嫌うセクシャルが盲点になります。
 私は、セクシャルを「議論」と解釈していますが、
 実際のエニアグラムの解説を読むと、タイプ6のセクシャルは、「強さと美しさ」だそうです。
 ただ、どちらの解釈にせよ、セクシャル盲点という面では、同じです。

 ネット上に、
 『エニアグラムでパートナー探し(レニー バロン, エリザベス ウェイゲル)』からの引用が出ていて(この本を私は未読)、
 タイプ6自己保存「機嫌を取る」、タイプ6セクシャル「強さと美しさ」、タイプ6ソーシャル「義務」、だそうです。
 日本人として、ぴったりくるのは、やはりタイプ6ソーシャルですね。
 ・・・というか前にも書きましたが、ソーシャルという行動自体がタイプ6的です。個々人は組織や集団や社会維持のため、ソーシャルにはげみます。
 ちなみに、先の本は、パートナー探しの本なので、異性に対する態度とか、そういった視点が加味されて命名されている可能性があります。

 国全体として見ると組織としての性格タイプが優勢となり、タイプ6ウイング5で、
 海外に対しては長いこと鎖国であり、開国された今でも移民の受け入れに消極的で、たぶん北朝鮮が崩壊しても難民は受け入れたくはない鎖国体質が残っていて、国内においては「村社会」「タコツボ社会」「縦割り行政」など、所属組織が一番大切な、己の組織維持だけに一生懸命な『自己保存』で、
 次に、一応それなりに世界や世間を気にかけたり、他の組織との協調を模索する『ソーシャル』が出てきて、
 最後に国と国との交渉ごとが苦手で、国内でも議論、討論、を避け、護送船団方式が好きで組織間の競争が苦手で、選択と集中ができない『セクシャル盲点』ということになります。


 『本能のサブタイプ』の一連の話はこれで終わります。


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