障害があっても大丈夫。適職を見つけるための6つのポイント!

皆さんこんにちは!

今大学3年生の方は、ちょうど就活の時期を迎え、将来に悩んでいる方も多くいらっしゃると思います。また、社会人の方も、そろそろ年末に差し掛かり、自分自身のキャリアを見直している時期かもしれません。

そんな方々に向けて、障害のある方が適職を見つけるためのポイントを6つにまとめました!

今回も、エンカレッジの福井が書かせていただきました✍

障害がある人の目線で見たポイントを書いてみましたので、障害があって今キャリアに悩んでいる人は、ぜひ読んでみてくださいね😊

さらに、この記事は障害がないという人であっても役に立つ内容になっていますので、就活や転職活動で悩んでいる人にも見ていただけると嬉しいです。

0.なぜキャリアで悩む人が多いのか?『向いている仕事がある』という幻想

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まず、そもそものお話。「キャリアで悩む人がどうして多いのか」についてです。

今の就活や転職市場で溢れているのが、『自分に向いている仕事に就こう!』『やりたい仕事に就こう!』という話。

もちろん、これらの言葉は耳障りは良いですが、実際そのような仕事を探そうとすることで迷いが生じます。しかも、何かしらの障害があると『自分に向いているものなんてないよ。。。』と思ってしまいがちです。

ですが、人間には生まれた時から向いているものはないそうです🤔

人間の特性として、取り組んだ時間が長ければ長いほど、その物事に対する興味や関心が増していく傾向があります。

そして、興味や関心が増すと、さらに熱心に取り組むようになり、スキルや経験値が上がっていきます。プラスの循環に入っていくと言うことです。

その道のプロフェッショナルになった人は、この循環に入り、時間と労力をたくさん費やした結果として、プロフェッショナルになっていくケースが多いです。

適職を見つけたら、そこに多くの時間と労力を費やすほど、それに向いている人になっていくのです😊

それでは、どのようにして適職を見つければ良いのか。6つのポイントを解説していきましょう!👀

1.裁量権を持って仕事ができるか

まず最初の項目。『裁量権があるか』、『自分で決めながら仕事をできるか』という点です。

ここで言う裁量権とは、自分の仕事をどのようにやっていくか、仕事の進め方やプロセス、方法などを自分で決められることを指します。

想像してみると分かると思うのですが、人から言われてばかりの仕事ってつまらないですよね。

上司の指示ばかり受けていて、自分では何も決められないとしたら、「自分がこの仕事をやる意味はあるのかな。。。」と疑問に思いながら仕事をすることになると思います。

それだと、仕事ではなくただの”作業”になってしまいます。

例えば障害者雇用の場合、そういった作業を繰り返すだけの仕事もありますが、障害者だからと言って、作業員になる必要はないのです。

自分で仕事の判断ができるかはとても大切です。自分で決めて、その仕事の成果を実感できることが、自分をやる気にさせてくれます。

そのため、『裁量権を持って仕事ができるか』が大事になります。

例えば、障害のある方が特例子会社などで働く場合、働く上での配慮は十分に受けられる一方で、仕事内容は一定の業務をひたすらこなすような求人も少なくありません。

もちろん、そういった仕事の方が合っている人もいますが、それじゃ物足りないと感じるのであれば、裁量権を持って仕事ができるかどうかを見極めていきましょう😊

2.進歩している感覚を持てるか

次に、『進歩している感覚を持てるか』です。これは、自分にとって適度な難易度の設定がされているかどうかという点がポイントです💡

1日8時間、とても簡単な仕事を任されるとしましょう。例えば、1日中ずっとキーボードの『p』を打ち続ける仕事をするとしたら、いかがでしょうか?

たとえ月20〜30万円程度のお給料をいただいたとしても、多くの人は、あまりにも簡単で退屈だと感じて辞めてしまうことでしょう。

また、逆に難しすぎる仕事も好ましくありません。

例えば、素人から急にITエンジニアになったとしても、仕事の難易度が高すぎるため成果が出せません。スキル不足・経験不足が原因で、こちらもすぐに辞めてしまうことでしょう。

大切なことは、自分にとって適切な難易度で、少しずつ成長を感じられることです。

特に障害のある方の場合、仕事の難易度を見極めることがとても大切です。というのも、障害特性によっては、苦手なところが顕著に出てしまう場合があるからです。

自分は何が得意で、何が不得意か、どこまでならできて、何ができないのか、をしっかりと見極めた上で仕事を選ぶ必要があります。

適切な難易度としては、今の自分より少し頑張ればできそうな仕事を選ぶことがポイントです😊

3.タイプは合っているか

3つ目は、『タイプが自分に合っているか』というポイントです。この場合のタイプというのは、モチベーションを感じるタイプのことです。

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人にはモチベーションを感じるタイプが2種類あります。それが、①回避型のモチベーション、②接近型のモチベーションです。

回避型とは、ネガティブなものを避けることに対してモチベーションが上がるタイプ。逆に、接近型は、ポジティブなものへ近づくことに対してモチベーションが上がるタイプです。

この2つのモチベーションタイプによって、向いている職業は異なります。例えばで言うと、

🔶接近型モチベーションタイプの場合🔶
・成果主義の不動産や保険などの営業職
・成果物に対して報酬がもらえるフリーランスのエンジニア
・実力主義にコンサルティング など
🔷回避型モチベーションタイプの場合🔷
・大きな変化が少なく安定している事務職や公務員
・企業のプロジェクトの中で働くエンジニア
・ルート販売など、決まったお客様を対応する営業 など

などが当てはまる場合が多いでしょう。

仕事を行っていく上で、モチベーションの維持は大事な要素になります。モチベーションをなるべく高い状態に保つためには、自分がモチベーションを感じやすい仕事を選ぶのがポイントです。

注意点としては、回避型と接近型ではっきりと2通りの人種に分かれるわけではなく、状況や場面によっても出てくるタイプは異なってきます。

ですので、自分はどちらの傾向が強いかを知ることが大事です。

自分の日頃の活動を振り返ってみて、どちらの方がモチベーションを感じることが多いのかを分析してもらえれば分かってくるはずです。

特に、障害のある方の中にはメンタル面が安定しない方や何をやるかによってモチベーションの高低が激しい方もいるかもしれません。
そのような場合に、自分のモチベーションを保つための一つの指標として、自分のタイプに合わせた仕事を選ぶとよいでしょう😊

4.仕事内容と報酬は明確か

4つ目は、『仕事内容と報酬の基準が明確かどうか』です。

どのくらいの成果を出せばどのくらい給料が上がるのか。どのくらいの年数働けば、年収がどれくらいになるのか。これらが明確でなければ、仕事に充実感を持つことは難しくなります。

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具体的に言うと、キャリアパスや給与体系のことです。

また、それを判断するための評価が明確であることもとても大事なポイントになります。

例えば、毎月の報酬が社長の気分で変わるとしましょう。

先月は社長の気分が良かったので25万円が給料だったけど、今月は気分が下がったので19万円だった。

これでは到底仕事へのやる気なんて出ませんよね。この例はさすがに極端ですが、仕事の評価が曖昧な会社も実際にはあります。

どんな成果を出し、どんなスキルを身につけ、どんな役職になったら報酬がどれくらいもらえるのかが明確であること。これは仕事のモチベーションを維持する上でとても大切なことです。

例えば、障害者雇用の中には、何年勤めても給料や待遇に変化がないことが目に見えている求人もあったりします。

そのような環境では、将来の希望を持つことはなかなか難しいと思います。頑張ったら頑張った分だけ給与や待遇に反映される方がやる気が出ますよね。

だからこそ、今後の展望が見えるところで働くことが大切です😊

障害者雇用か一般雇用かに関わらず、しっかりとキャリアパスが用意されている環境を選びましょう。

5.自分の障害が理解されるのか

障害を持ちながら就職するにあたって『あなたの障害は周りに理解されるのか』はとても重要な要素です。

障害によって、苦手なことやできないことがある場合でも、そのことが周りの人に理解して受け入れてもらえているなら仕事しやすくなります。

反対に、やりたい仕事をしていても、待遇がよかったとしても、周りの理解がなければ、仕事がしにくかったり、肩身の狭い思いをしたりという問題が出てきます。

それを判断するために、まずはその会社で自分と同じような障害を持っている人が就労しているかを見てみましょう。

そこで、あなたと同じ障害を持つ人がその会社で就労しているか調べ、できればその人に直接お話を聞いてみましょう。

それができれば、自分の障害がその会社で受け入れられるかどうかをある程度予想することができます。

6.他人の生活にプラスの影響を与えるか

最後にこの項目。『他人の生活に影響を与えることができるか』。自分自身がその仕事に対してどう思うかが大事な点です。

例えば、同じ営業職で働いている人でも、『物を売ってお客さんに喜んでもらっている』と思う人もいれば、『お客さんに物を売り付けている』と思う人もいます。

仕事においては、『人の役立っている』『人に感謝される仕事だ』という実感を、自分自身が持てるかがとても大切です。仕事に対するモチベーションは、これらの点に大きく左右されるからです。

障害者雇用の中でも様々な職種がありますが、やはり人から感謝されたり、役に立った実感を持てる方がモチベーションは上がります。

その仕事をすることで誰のどんな役に立てるのか。そのイメージをリアルに持てる仕事ができると良いでしょう😊

7.まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?今回は適職を見つけるための6つのポイントについて解説しました!

ここまで読んでいただいた皆さんには、ぜひ6つのポイントを踏まえて、自分に合った仕事を見つけてもらいたいと思います😊

ただ、実際には、これらは職場で働いている人の生の声を聞いてみないとなかなかわからないと思います。

そこで、私たちエンカレッジでは、就活を頑張る障害学生に向けて、座談会や企業説明会など、企業の方と直接話せる様々なオンラインイベントを行っています。

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最後までお読みいただきありがとうございました!それではまた!👋


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