【ドイツ暮らし】いろんな家族のカタチ
しばらく前に引っ越して、今住んでいる家は3世帯が入っている大きな戸建て。
3世帯のうちの1世帯は、イタリア系のご家族。
別の1世帯は、ドイツ人とギリシャ人のカップル。
とってもインターナショナルなのだが、その前に、この家に住み始めていろいろな家族の形があるんだな、って実感している。
今日はそんな話を少し。
今の家に引っ越してきた初日、ドイツ人の旦那さんと暮らすギリシャ人女性とたまたま会って、ご挨拶した。
子どもの話をしなかったから、きっと夫婦で暮らしてるんだろうなと思っていたし、
もちろん子どもの気配なんてなかった。
が、時折小さな子どもとそのお母さんらしき人が遊びに来ている様子があり、
おそらく前の奥さんとの子どもが遊びに来てるんだろうな、と思っていた。
ドイツは、離婚しても共同親権になることが多いようで、1週間の半分は母親と、後の半分は父親と過ごす、みたいなスケジュール配分になったりしているらしい。
だから、このお隣さんも週末、お子さんが遊びに来たんだな、みたいな感覚でいた。
だが、最近になって、どう見ても滞在期間が長くなり、明らかに子どもとも一緒に暮らしているような感じになっている。
別に、逐一観察しているわけではないのだが、駐輪場に子ども用の自転車があったり、
入り口ですれ違ったりして、なんとなくわかる。
そして、そういう時はたいてい、ギリシャ人のパートナーの女性の気配がない。
だから、元奥さん&子どもが来るから、今奥さんは気を遣ってどこか行ってるんだな、とか勘繰っていたりした。
が、しかし!
どうやら、このギリシャ人女性&元奥さんらしき人+その子どもと今もなお、一緒に暮らしていることが判明。
たまたま、近所の住民の誕生日パーティがあり、付近の住民がこぞって参加していて、彼ら隣人とも話す機会があった。
我が夫が旦那さんにあたるドイツ人の方とフランクに話す機会があったようで、彼が細かく教えてくれたらしい。
状況としては、私たちが現パートナーだと思っていたギリシャ人の方は、現パートナーではなく、元嫁。
彼女との関係はもう終わっているのだが、なぜか未だ一緒に住んでいるらしい。
そして離婚もしていない。
私たちはてっきり彼女が今の奥さんだと思っていて、
というのも、時折代理で受け取る彼女宛の郵便物にはドイツ系の苗字が書かれている。
だから、ドイツ人の彼と結婚しているんだな、と思っていた。
ということで、かなり状況が複雑なのである。
ドイツ人の男性を巡って・・・
一緒に住むギリシャ人の元妻(でも非公式。だって離婚してないから)
時折、彼らと一緒に住むドイツ人の今妻(これも非公認)&その子ども。
私の方はこの隣人の誕生日パーティの時に、今妻にあたるドイツ人女性と長らく話す機会があったのだが、
彼女曰く、常にここに住んでいるわけではなく、別の場所にも家があって、五分五分でここに住んでいる、みたいなことを言っていた。
もちろん、夫婦間(家族間?)のことなので、一番聞きたい「なんで?」とは聞けなかったが、
誰が見てもややこしい状況なのは間違いない。
一緒に暮らす子どもも時折、お母さんとではなく、このギリシャ人女性と庭で遊んでいたりして、より一生状況がややこしく見えるのは私だけ?
多分、一番ややこしいなあ、と思っているのはこの小さなお子さんなのかもしれない。
上述したが、ドイツでは両親が離婚すると、父&母のところを行ったり来たりするお子さんが少なくないように思う。
夫の周りは悲しいことに離婚カップルが多く、以前一緒に食事をした夫の同僚も然り。
彼には5歳くらいの息子がいるのだが、平日はお母さんの家、週末はお父さんの家というスケジュールで過ごしているらしい。
そして最近会った夫の友人も、昨年に離婚していて、
7歳の息子と過ごす時間をできるだけ多くしたかったようで、月曜の放課後から金曜の登校まではお母さん側、金曜の放課後から月曜の登校まではお父さんの家、とかなり細かく決まっているらしい。
この話を聞いて、あー子ども大変だわ、って思ってしまった。
でも、もしかしたら、そう思ってしまうのは私だけなのかもしれないが。
ドイツ人の同年代の友人も、幼い頃に両親が離婚しているのだが、
彼女は、「私には帰る家が二つあったの!」ととてもポジティブに幼少期を振り返っていたから、
両親が一緒に住んでいない=大変とか可哀想とか、そういう見方をしてはいけないな、と思っている。
なんだか理解しきれてないけれど、いろいろな家族のカタチがあるんだ、ってことである。
とは言え、離婚しないようにしよう、と思う今日この頃・・・
今日はこの辺で。Ciao
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