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【ドイツ暮らし】見ため年齢問題・・・②

昨日の記事で、見た目年齢問題について触れたが、



記事を書いていて、留学中に出会った友人の話を思い出した。



留学先であるドイツで出会った彼女は、日本人なのだが、ドイツ育ち。



小学生くらいでドイツに移住し、それ以降ずっとドイツライフ。



そのため彼女も長らくこの見た目年齢問題に関わってきているわけだが、



彼女なりの見解が興味深かったので、その話を少し。









私が彼女と出会ったのは留学中の19歳くらいの頃。



心細い留学生活で出会った、日本語でバリバリ語り合える彼女。



その後も長らく仲良くさせてもらっている。



見た目年齢問題に関わらず、日本人が海外で暮らすことの不自由さを



彼女は、まだ小学生くらいの頃から感じてきたわけだから、色々苦労もしているようで、




よく苦労話を聞かせてもらって、



「あぁ私の留学中の悩みなんて、なんてちっぽけなんだ・・・」



と思わせてくれた。



苦労留学生だった頃に世話になった人である。



お互いに大学を卒業して、社会人になってからも定期的に会っていたのだが、



一度この見た目年齢の話をしたことがあった。



彼女曰く、



小学校とか中学校とか高校とか、それこそ10代の学生の頃は、見た目が幼く見えることがずっとコンプレックスだったとのこと。     



これを聞いて、やっぱり長らく住んでいても、それは感じるものなんだなぁと話をしていて思ったが、




彼女が、



「でもね、今やっと思えるようになったの。



日本人で本当によかったって。




だって私、




老けないもん」




とのこと。




彼女曰く、二十代半ばになったところで、友人たちが一斉に老け始めた(彼女の視点)らしい。



こんなに若いのに、みんなもうおばさん見たくなっちゃって、


私だけ顔にシワはないし、若いまま。




だから、今やっと日本人でよかった♪って思える。



と言っていて、驚いた。




彼女は、小さい頃からドイツに住んでいたわけだが、その頃から抱えていたコンプレックスから、今やっと解放されたわけである。



そして、そのコンプレックスだったものが、今は彼女の強みになったということである。




確かに言われてみれば、留学中に出会った同い年のドイツ人の友人は、



出会った当初の19とか20歳の頃は、イケイケの姉ちゃんで、



スタイルも良くて、綺麗だし、ブロンド靡かせてるし、



どこか大人びていて憧れの存在だった彼女が、



今私より10くらい上に見えるようになった・・・



本当に二十代半ばくらいが分岐点だったように思う。



この友人はお互いに24歳くらいの頃、日本に会いに来てくれて、いろんな観光地に一緒に行ったのだが、



彼女との写真をみて、いろいろな人から、よく「同じ世代の良い友達がいてよかったね」と言われ、嬉しかったものである。



最近になって彼女が結婚したので、その写真を何人かの友人に見せて、



「海外の親友が結婚したよ♪」と我が事のように自慢してみたのだが、



綺麗だね♪というリアクションの後に、




「でもだいぶ年上の友達なんだね」とのこと・・・





いや・・・同い年なのだよ。



どこかのタイミングで彼女の年齢が少し進んでしまったのかもしれない。



いや、どこかのタイミングで私の年齢が止まったか、私が歳をとるのがゆっくりなのかもしれない。



あまりに残酷なリアクションを受けすぎて、そんなことを思った。




私自身、幼くみられることがあることは気にしてないぜ♪と思いつつ、



しっかりメイクすれば、年相応に見えるのか、とか落ち着いた色の服着ればいいんじゃないか、とか気にしてないと言いつつ、どこか気にしている自分がいた。



この記事を書きながら、友人の話を思い出してみて、



このコンプレックス、そろそろ自分の強みになるんじゃね?ってポジティブになれた。




今日はこの辺で。ciao




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