見出し画像

女の人生は二度ある

急に暑くなってきた街に出かけると、小さな子供達が遊んでいる様子を見る事が増えた。

お母さんは高齢出産だったんだろうなと思う様な、しっかりした女性ばかりだ。

私の住んでいた田舎町は、結婚が早かったので、周囲にはヤンママと呼ばれる若いお母さんだらけだったが、都会は違う。

しっかりとお金を稼いでいたであろう服、靴、化粧、そして、子供がいるのにも関わらず、しっかりとヒールを履いている。

時代が違うのか、住む場所が違うのかは分からないが、内心、私はそれをみてこう思う。

「大変だな。」と。

私は19歳で妊娠、20歳で結婚した。
世間では出来ちゃった婚と言いますが、内容は違う。

19歳はまだ未成年なので、結婚したくても、親の許可が必要だから、結婚する理由が必要だった。

だから、作っちゃえ婚にしただけ。

子供が出来たので、結婚するという理由が欲しかった。

何故、結婚したかったか、それは自分の家庭がほぼほぼ崩壊していたから、家族というものを自分の手で立て直したかったからだ。

そして、結婚して早く子供が欲しかった理由がもう一つあった。


それは、子宮がんで母が子宮を全摘出した年齢が27歳だったから。

母は常に私にこう言っていた。
「早く結婚して子供を産まないと、病気で埋めなくなるよ」
と。

だから早くした。

今思うと、世間的には、若いママは舐められた。
保育園に預けても、保育師から上から目線で、指示があったり、熱が出て、迎えに来てくれと、仕事中電話があり、行きますと言っても、直ぐには無理だった。

でも、その無理な状況で、電話をたらいまわしにされて、仕事もろくに出来なかった。

若いママに何の罪があるというのか。
私は今でも謎です。

ふと、考える。
早い方が良いのか、遅い方が良かったのか。

でも、結婚って、勢い必要なんで、今の私に勢いがあるか?というと、ノーです。

さかりのついた猫の様に、男性にデートを迫る40歳にはなれないです。

だから、結果論ですが、若い、早い方が、結婚はしやすいという結論になりました。

高齢での結婚は、それほど、ハードルが高い。
心が落ち着いてしまっているのに、恋愛で勢いなんて出せない。

そして、ある程度地位や、収入がある時点で、男性からの意見や、生活態度を改めろとか、言う事は絶対聞けない。

夜、会いたいと言われると、ぞっとする。
あなたが来たらどう?と考えてしまう。
でも、実際、来てもらっても困るのが現状だろう。

若い時に結婚しておいて良かった。
今、子育てを早めに終わって、介護も終わって、セカンドシーズンに入ろうとしている。

そう、自分に戻る準備中。

次のステージは何をしようか、出来なかった事をやるのではなく、小さな事にも細かい気づきをもたらせる暮らしがしたい。

朝ご飯を自分の為に、時間をかけて作る。
コーヒーをゆっくりベランダで飲む。

昼はお安くておいしいランチを見つける。

夜は趣味を沢山やって、ストレッチして寝る。

こういったゆっくりとした時間、子育て時期、介護時期、恋愛過渡期には出来ない。絶対。

女は、一人でも趣味を楽しめ、そして、コミュニティーを広げられる生き物です。

男性は、女性と違って、一人でいると、早死にするそう。
可哀そうに。

その分、女性は何回も返り咲けるので、後8回ぐらいは返り咲いてやりますよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?