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【小説習作】闘う!シナリオライター!(成れれば)〜1〜

 これは、ほぼ実話に基づいた話である。しかし、ところどころ大袈裟なところがあるかもしれないが、そこはご愛嬌である。信じても信じなくてもいい。

 私は、あるブログのアプリで自分の仕事について、実話のシリーズものを書いていた。仕事は調理補助パート。もう、4年になる。面白い仕事場で、話題には こと欠かなかった。それを2、3日置きにアップするのが私の楽しみになっていた。それは、ついこの間完結し、私は続編を温めていた。

 ある日、そのアプリ「のーて」の中で、以前からお友達だった「天道さん」の記事を開けてみて、私はびっくりした。


「まねきさんに紹介されました」by天道馬七


 そこまでは良いのである。

 問題は、その後。

 「まねきさん」の記事を開けてみると、


 「まねきさん」は、元・編集者ということだった。

 天道さんは、元・編集者の目に留まったのだ。

 私は、正直、羨望と嫉妬の念を覚えた。

 (いいなあ…)

 私は、自動的に指が動いて、まねきさんアカウントのフォローのタップを押していた。興味のあるクリエイターアカウントは、どんどんフォローをしている時期だった。それに、編集者との繫がりがあると、それなりに「得」があるかも知れない。

 「得」………?とどのつまりは、何かの拍子で私の作品も目に留まること。出版関係の端っこにでも出ること……だったかも知れない。けど、年も結構いってたし、あまり突飛な夢もみられない年齢になっていた。大袈裟な夢はそこそこに、右上の楕円に囲まれた、フォローのタップを押していた。うっすらと、出版関係への憧れを懐いて……

 それが、怒涛のシナリオライターへのスパルタ教育の始まりになるとは思いもしないで……  

 

             つづく

画像は、taki  yumoto さんの
    「その人らしさ」です。
    有難う御座います🍀 

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