「弱い女」になりたい

こんばんは。えみかんです。
まもなくバレンタインデーも終わる頃ですね。
私は元彼に振られて3ヶ月ちょっとということで、特にバレンタインらしいこともなく1日過ごしました。

さて、「弱い女」になりたい、ということですが、長女の方には特に共感してもらえるかもと思います。

私は三姉妹の長女です。
いつもどこかで「もっとしっかりしなきゃ」「私ががんばらなきゃ」と思っていました。
従うより従える方が慣れているから、気がつくと妹だけでなく友人関係の中でもお姉ちゃん・母親的役割を担っていて。
頼られるのも世話をするのも好きだし、しっかりした家庭的な女性、肝っ玉母ちゃんになることは生きていく上でも強みになると考えていました。
だからか、か弱い「守ってあげたくなる」女の子がすごく腹立たしかった。
1人では生きていけないくせに周りは彼女たちをすぐ助けるから生きていけてしまう。
一方で私は庇護対象にはなれない。自分でがんばるしかない。

そうやって生きているうちに、私は姉御肌の彼女を求めていた元彼にとっての都合の良い女となってしまいました。
彼は私のことを守りたいと言ってくれたし、お姉さんやお母さんではなく「女の子」として見てくれた。
それがとても嬉しかったし、初めての彼氏ということで加減も分からず、ただひたすら彼氏に尽くしてしまった。
そして彼氏に合わせるあまり自分を見失ってしまった。

振られた瞬間、私の心にはぽっかりと穴が空いたようでした。
元彼に尽くすことで埋めていた部分、甘えることで塞いでいた部分が抜け落ちてしまったのです。

そこで私は男に依存しなくても自分に価値を見出して1人で生きていける、自立した「強い女」を目指そうと決めました。

男ウケを気にしない、奇抜な服や化粧を学び、髪を染めてピアスをあけた。
芸術に触れることで、自己表現を学ぼうとした。

この頃の私(といってもほんとに1か月前まで)は赤いアイシャドウを塗って装苑を読み、パメオポーズやZARAの服ばかり見ていました。
そして、自分の外見を磨くためにフォロワー0人の鍵付きインスタアカウントに自撮りをあげ、自分の顔や化粧の分析をするようになりました。

そんなある日、偏屈な強がった表情ばかりだった自撮りの中にふっと可愛らしい写真が現れました。
ピンクのフィルターをかけたのもあるけれど、穏やかで屈託のない笑顔で写っていて「私も柔らかく可愛らしく笑えるんだ」と発見しました。

ちょうどパメオポーズのワンピースが届いたばかりだったけれど、なんだか強がりな服が似合わなくなっていた。

「自分も可愛らしくなれるんだ」
そう分かった瞬間、私が今なりたいのは、「強い女」じゃなくて「弱い女」だったんだと気が付きました。

「守ってあげたくなる女の子」をずっと僻んでいたけれど、それは自分がそうなりたかったから。
自分はそうなっちゃいけないってどこかで決めつけていたから。

私だって本当はディズニープリンセスみたいにたくさんの愛情を受けて、大切に大切に扱って欲しかった。
世話をするだけじゃなくて、世話をしてくれる誰かがいて欲しかった。
でも、尽くすことだけが善だと信じていた。
生き抜くには弱みを見せてはいけない、強くしっかりしていなければと思っていた。

臆病で寂しがりなのに、強がっていたという矛盾で、かなり自分も苦しかったし、周りにも情緒不安定な態度をとっていた。

よし、こうなったらピンクが似合う女になってやるぞ、と意気込んだ。

青文字系の服を着て、髪を赤みのある前より明るいブラウンに染めて、まつ毛もしっかりカールするようにした。
実用的なものだけでなく、かわいい雑貨を身の回りに置くようになった。

まだ外見だけだけど、自分がなれないと思っていたものに少しずつ近づいているような気がして楽しいです。
もっと楽に生きるためにも「弱さ」を考えていきたいなと思います。

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