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【写真日記】雪が降る前に福井へ②・道の駅「九頭竜」と「越前おおの荒島の郷」で恐竜とクマに出会う

前回はこちら


穴馬総社を参拝した後、また車に乗り込み、私たちは町へと向かいました。

その後もしばらくは、山の中の一本道(国道158号線)を走り続けました。ずっと人の気配が全くしない所を走行していましたが、ようやく山のふもとの集落に到着。

油坂峠道路に入って以降、コンビニもドライブインも何も無かったので、この時の私たちは、どこかで休憩したい気分でした。

ここは今は大野市ですが、合併前は大野郡和泉村でした。

さて、どこか良い所はないかなぁ?

キョロキョロと辺りを見渡しながらゆっくり走行していたら、「道の駅」の看板を発見。
よし、そこで休憩しましょう。

国道158号線。大野市和泉地区の中心部へ向かいます。


道の駅「九頭竜」とJR越美北線「九頭竜湖駅」

…ということで、行ってみました!
道の駅「九頭竜くずりゅう

ここで一休み。
車を駐車場に停めて、歩いていくと…。
「えっ?駅…?」

よく見ると、道の駅の敷地内に、JRの駅があります。
JR越美北線「九頭竜湖駅」。大野市と福井市を結ぶ路線です。

私たちが道の駅に到着した時、福井市へ向かう電車がちょうど停車していました。

実はこの路線、岐阜県内(美濃加茂市ー白鳥町)にある越美南線と繋がり、岐阜県の美濃地方と福井県(越前)を結ぶ鉄道にする…という計画が、国鉄時代にあったそうです。
ところが、岐阜県側の越美南線が、その後の国鉄民営化のあおりを受けて「第三セクター・長良川鉄道」になってしまったため、福井県の「越美北線」と岐阜県の「越美南線」を繋げる計画は途中で頓挫。
結果、今のような形(県内を走る路線)になったそうです。

【長良川鉄道については、こちら↓で少し紹介しています】

もしも、鉄道が繋がっていたらなぁ…と思うと、ちょっぴり残念です。鉄旅で福井県に行けたら、また違った楽しみ方があったでしょうね。


駅舎の中を少し見学させていただきました。

この駅舎、「道の駅」の敷地内のど真ん中にあります。
中に入ってみましょう。丸太で作られたワイルドな駅舎です。

こちらのサイトによると、越美南線の終着駅として、鉄道ファンの間ではかなり人気の駅舎だそうですよ。

山小屋風の駅舎。雰囲気があります。
この九頭竜湖駅は終着駅なのですね。これに乗って旅したら、なかなか面白そうです。
ホームに立ってみました。どこか懐かしい風情。


「ところで、道の駅で休める所はどこにあるの?」

実はこの時、敷地内の食堂も直売所も全部閉まっていて、一体どこへ行けばいいのか「?」だったんですよね。
探してみたら、どうも、駅舎の横にあるこの建物が、それっぽい感じ…。

中はファミマと観光案内所が混在していました。

外観はファミマなんですが、ここが唯一、何か買えそうな場所だったので、中に入ってみました。



入るとすぐに、この地域の特産物を販売しているコーナーと観光案内所の受付があり、その奥はファミマの店舗になっています。座って休憩できるエリアもありました。

ここで自分へのお土産に、コーヒーとビールを購入。家で飲む用です。

恐竜コーヒー
北陸米ビール


ちなみに福井県でも、ここ九頭竜川の流域は、恐竜の化石で有名なのです。
このエリアでは恐竜に関するものがたくさん発掘されていて、大野市よりも下流にある勝山市には恐竜博物館も設立されています。

写真を撮り忘れましたが、この道の駅にも恐竜の模型がありました。

それで、この道は「恐竜街道」と名付けられているのですね。
そういえば、九頭竜湖駅の「九頭竜」も「九つの頭を持つ竜」と書きました。
そう、ここは竜とご縁がある地域。龍神さまもいらっしゃるかもしれません。

ここで少し休んでから、私たちはまた車に乗り込み、出発しました。

豪雪地帯であることを実感する道

また更に車を走らせます。
和泉地区の中心部を過ぎると、また山の道に入りました。

この道路は(雪崩などの被害から道路を守るための)スノーシェッドが、ものすごく多いです。ここ福井県側は、それだけ「雪が多い」ということなんでしょうね。

前方の赤いトンネルが「スノーシェッド」です。

やっとスノーシェッドを抜けたと思ったら、またスノーシェッド。その連続でした。

この辺りに住む人々の雪のご苦労を、道の様子から察しました。

でも、そんな冬季は険しいであろう…現在の158号線の脇で、新道路の建設が進められています。
下のような工事現場に何度も遭遇しました。「中部縦貫自動車」の建設現場です。

これができると福井県と岐阜県がグっと近くなります。完成が楽しみです。

山国の民にとって、道は命綱です。良い道路が完成することで、前より暮らしやすく便利になるといいなぁ…と思いました。

こうして山間をぬうように走り続け、街に出てきました。
途中で休憩ポイントを探していたら、道の駅があるのを発見。

そこで休憩することにしました。


道の駅「越前おおの 荒島の郷」でランチタイム

私たちが立ち寄ったのは、道の駅「越前おおの荒島の郷」。
とても大きな道の駅でした。

ここが駐車場です。

名称に取り入れられている「荒島」とは何だろう?と調べてみたら、この地域の霊山・荒島岳のことなんですね。

これが荒島岳。上記の道の駅サイトから画像をお借りしました。

荒島岳は「日本百名山」の一つにも挙げられていて、地元では「大野富士」と呼ばれ、市民から親しまれている山だそうです。


車から降りて、建物の方へ行ってみました。

2021年4月にオープンしたばかりの、とっても新しい施設でした。

あちこち歩き回って、建物の中を探検。

すると…モンベルのショップを発見!

モンベルのダウンベストを着たクマさん。可愛い💓

山国の民は、アウトドア用のウェアを日常着にすることが多いんですよ。毎日の生活が「キャンプ」みたいなものなので…。
アウトドア製品は、動きやすくて防寒もしっかりできて、ガンガン洗濯しても丈夫で長持ちするし、ホントありがたい存在です。自然の中で過ごすときは安心感と安定感があります。
そしてモンベルは日本の会社だから、サイズ合わせが楽だし(海外のメーカーだと合わないことがたまにある)、お値段もお手頃なのが嬉しいところ。

クマさんの首回り、かなり太めですね。このベストは特注?

嬉しくて、ホイホイとお店の中に入り、あれこれ見て回りました。
夫は早速、前から欲しかったグッズを、あれこれ購入していましたよ。

ちなみに店内は、福井県民らしきお客さんでいっぱい。
「そうそう、雪が降る寒い地域に住んでいると、こういう服はホント重宝しますよね~!」…と心の中で呟きながら、私も福井県民の皆さんに混じっていろいろチェックしました。


更に、モンベルのショップの横に、モンベルのカフェがあるのを発見。

思いっきりピンボケしていますが😅、ここがカフェの入口です。

モンベルがプロデュースしているダイニングカフェ「ベルサイドカフェ」。
ここでランチをいただくことにしました。

このカフェはセルフサービス式です。最初に支払いを済ませてから、できた料理を取りに行く方式。

コーヒーつきのセットにしました。
私はバターチキンカレー。夫はオムライス。

最近、私はお出かけ先では「バターチキンカレー」ばかり食べているなぁ…。
(この時も↓、富山でバターチキンカレーでしたね😄)

ランチを食べた後に、コーヒーを飲んだのですが、「もう冷めているだろうなぁ…」と思いつつ、コーヒーを口に含んだら、まだほんわか温かいんですよ!もうビックリ。
このカップ、持った感じも手に馴染んでいいし、口当たりも良い感じ。保温性も高そうです。

ぼってりと大きくて厚いカップ。山小屋のカップっぽくて良いなぁ。

カップをひっくり返して底をチェック。「SLOW COFFEE STYLE」と記されてあります。(写真だとちょっと見にくいですが、底の真ん中に濃字で書かれてありました)

SLOW COFFEE STYLE/KINTOのカップとの出会い✨

ネットで調べてみたら…。見つけました!
このカップ↓のブルーでした。

うふふ、ここで「素敵なもの」を見つけてしまいましたわ❤️すごく嬉しいです。



さて、お腹もいっぱいになったので、次はお隣の勝山市へ行ってみましょう。


➂へつづく


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