【プリセット付】"40mmレンズ"で撮る、スナップ写真と解説
写真マガジン『メメント - Memento』では、過去を残すためのツールである"写真"を軸に、未来を創るためのヒントとなる事を配信しています。レトリックに聞こえるかもしれませんが、過去とは未来のためにある!と写真を撮る度にそれを強く感じるのです。
先ずは自己紹介。僕は映像クリエイターを中心に、写真や執筆などのクリエイティブ業を行っておりまして、そうした生業から得た技術や知識、見解をこちらにマガジン化し、掲載していこう!というのがこのプロジェクトの趣旨になります。
記念すべき一本目は"40mmレンズで撮る写真"と題して、娘と共に過ごした休日に撮った写真を中心にお届けします。40mmレンズを軸にそれらの写真の撮り方のポイントの解説なども盛り込んでおりますし、全文7000文字もあったりしますので、単純に"読み物"としても十分楽しめるかと思います。
そしてなんといっても付録付きです!ここ半年ほど僕が大変気に入って使っている、現像用プリセットデータをマガジンの付録として配布しております。xmpファイルとなっておりますので、Lightroom等の現像ソフトで簡単に扱うことが可能ですし、プリセットなので後で調整可能。利便性は極めて高いのです。
なんてことのない普通の生写真から、コントラストが際立った写真へ仕上げる事ができます。現像にお悩みの方や、現像をネクストレベルに上げたいと考えている方に使っていただきたいと同時に、今回お届けする写真たちが持つ雰囲気が良いなと感じてくれるのであれば、ご自身の写真ライフに役立てていただけたら幸いに思います。
① SONY α7Ⅳ + ZEISS Batis 2/40 CF
カメラはここ数年使っているSONYのα7Ⅳ。そしてレンズはZEISS Batis 2/40 CF。
仕事での映像制作においては利便性を優先し、24-70mmの標準ズームレンズを使用することが多いのですが、写真では公私ともに絶対に単焦点!と感じるところがあり、40mmをはじめ、55mmや20mmを多用しているのが僕のここ数年のスタイルです。
② カメラ設定は"呪物"である
因みにここでは写真を撮った時のカメラ設定は公開しておりません。なぜなら僕は"カメラ設定にほとんど意味はない”と感じているからです。
よくカメラやレンズメーカーが作例としてカメラ設定を載せていますが、アレが参考になる事はこのデジタル写真のご時世において一体どれだけの意味があるのだろうか?と不思議に思えて仕方がありませんが、アレはある種カメラ業界の"呪物"と僕は感じています。
「カメラ設定がなくて参考にならない!」などとスクエアな考えは潔く捨てていただき、参考にしていただけたらと思います。
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