【ブッダ心理学】難病の父が教えてくれた。マインドは自分を救う最後の砦だということを#9
こんにちは!ブッダ心理学コーチの仲 恵里です。今回は「マインドは自分を救う最後の砦」というテーマでお伝えしたいと思います。
アルファ波の音声はこちら、サクッと読みたい方はテキストでどうぞ^_^
今日は、「ブッダ心理学」を体系化するきっかけとなった個人的なエピソードをお話ししたいと思います。
もともと、自分の心の苦しみを乗り越えるために開発したのですが、ある出来事が私に「この教えをきちんと遺さなければ」と思わせるきっかけとなりました。
それは、私の父が難病を患い、日常生活が奪われる苦しみを目の当たりにしたからです。
父が抱える難病:自由が奪われる苦しみ
私の父は、大脳皮質基底核変性症(CBD)という指定難病7に分類される病気を患っています。この病気はパーキンソン症候群の一種で、大脳皮質にタウという物質が溜まることで、左右のバランスが崩れ、体が徐々に動かなくなっていく病気です。
症状が進行すると、転倒しやすくなるだけでなく、言葉を失ったり、飲み込みが困難になったりと、会話や食事といった基本的な動作すら難しくなっていきます。
人生の自由が失われるということ
父はもともと旅行やゴルフが大好きで、自由な生活を楽しんでいました。しかし、病が進行するにつれてそれらの活動が一つずつできなくなり、当たり前だった日常が次々と奪われていきました。
何気なくできていた歩行や会話、食事すら、病気の影響で次第に不可能になり「自由が失われる」ということの苦しみを目の当たりにしました。
自由とは、「自分に由る」と書きます。
しかし病気により、父は自分の力で日常生活を営むことができなくなる不自由の苦しみを背負っています。ついにはいつの日か呼吸さえも自分でできなくなるでしょう。
この極限の状況下で、父はこう言ったのです。「これまでの人生を振り返ると本当に恵まれたいい人生だった。感謝しかない」
そんな父の姿を見て、痛感したのです。
最後に残された自由は「マインド」だけであり、自分を救う最後の砦
体の自由がすべて奪われる状況において、唯一残されている自由、それは「マインド」です。心の中だけは自由に幸せであれる。
もちろん娘の前だから取り乱さずに、こう言っているだけかもしれません。でも、私はその姿を見て、心のあり方が自分を救うための最後の砦であると強く感じました。
これは、アウシュビッツの強制収容所で生き延びた人々が持っていた、心の希望と共通するものです。彼らもまた、あらゆる自由を奪われた極限状態で、心の中の希望だけを支えに生き抜いたとされています。
この話を初めて聞いたときは他人事のように感じていた私でしたが、父の姿を目の当たりにすると、心のあり方が強く幸せに生き抜くためには最重要な要素であることを痛感したのです。
苦しみを乗り越えるための心理学を体系化する決意
もともとは、自分が煩悩9割の状態から幸せ9割の人生へと脱出するために、ブッダの教えに学んだわけですが、実はここまで公にすることまでは考えていませんでした。
でも、この心理学をちゃんと体系化して遺そうと思った理由は、父が抱える壮絶な苦しみを目の当たりにし、苦しみを乗り越えるための心理学が必要だと痛感したからです。
ブッダ心理学は、人生がうまくいかないと感じる時や、苦しい時こそ役立ててほしい心の論理。苦しみを乗り越えられるからこそ人生を楽しく生きることができる、そう思っています。
壮絶な状況に直面した時、最後に残されているのは「マインド」だけ。もし、自分の心を保つ術を身につけることができたら、私たちはもっと強く幸せに生きていけるはずです。
日々是好日。今日も心穏やかに
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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