【ブッダ心理学】20年の努力が報われない悲劇を乗りこえた感動秘話
せっかく作った資料が、何かの操作ミスで消えてしまった!
そんな経験ありませんか?
あれ、めちゃくちゃショックですよね。
そんな時、私は仏教学者・中村元氏の逸話を思い出すことにしています。
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中村元 氏の仏のような話↓
中村氏は『仏教語大辞典』の原稿を”20年以上”かけてしあげた。400 字詰め原稿用紙で約 2 万枚。
しかし、あろうことか、それを受け取った出版社が紛失。リンゴ箱に入った2万枚の原稿を、ゴミと勘違いして捨ててしまったのだ。20年以上の仕事が、出版社のミスで消えたのである。
出版社の人が中村氏のもとに、謝罪のために訪れた。出版社の人に対して、中村氏は怒らず「怒ったって、出てこないでしょう」と責めることはなかった。
とはいえ、 1 カ月ほどは茫然自失の状態。そんな中村氏に妻は「あなた、ぼうっとしていてもしょうがないでしょう。もう 1 回やりなおしたら」と言った。
中村氏は「それも、そうだな」と気を取りなおし、そこから8 年がかりで『仏教語大辞典』の原稿を作り直したのです。
中村氏は「たいへんな回り道だったが、やり直したおかげでずっといいものができました、逆縁が転じて順縁となりました」と喜んだとか。
20数年かけた仕事が一瞬で消え、そんな逆境にもめげず、さらに8年の月日をかけて仏教語大辞典を作りあげた中村氏。
まるで仏のような人である。
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どうですか?この逸話を聞くと、少々データが飛んだくらいで落ち込んでられないと思いませんか?
せっかくの努力が不可抗力で消えることだってあるし、報われないことだってある。
そんな時、私はこの中村氏の逸話を思い出し「めげさえしなければ、逆縁転じて順縁になる」と言い聞かせています。
(とは言えショックですけどね。笑)
これを読んでくれたあなたも、努力が報われないことがあるかもしれません。そんな時、この逸話を思い出して、心のエネルギーにしていただければと思います。
追伸:
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微力ながら、心の苦しみや悲しみのない世界を目指して活動しています。
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