NFTアート作品・臨月マタニティフォト
やっと準備が整いました!新作アート作品公開のお知らせ、です。
変わりゆく身体と感情をどう表現すればいいのかと、臨月でマタニティフォトを撮影することにしました。
この度、NFTにて公開いたします!
一生に一度の作品。
制作意図も含めてご覧いただけると幸いです。
「 Maternity Eternity 」
日本では、マタニティフォトは「幸福の象徴」として撮影される。
たしかに、妊娠・出産は命のことであり、奇跡であり、幸福だ。
だけど、けっして「幸福」一色ではない。
不育症で何度も流産した私にとって、安定期をすぎるまでの毎日は「今日も明日も、この子がどうか無事にありますように」という祈りの瞬間が積み上がったものだったし、安定期になって少し安心したところで、不安なことに変わりはなかった。
歌い踊るアーティストとして、心身の変化も不安だった。これから私の身体に一体なにがおこるのだろう。
あぁ、そしてこの子の将来は?
元気に生まれてきてくれるのだろうか?犯罪に巻き込まれませんように。我が家に教育費はあったっけ?この子が大きくなる時、世界の自然環境はどうなっているのだろう。果たして、この世界は続いているのかしら。
・・・考えること、不安に思うことだらけだ。おなかの中の命を通じて得た、太古から連綿と続く生命、自分たちもそのひとつであるという感覚は、安心をもたらすと共に底のない闇にも私を招き入れた。
不安やとまどい、そしておなかの中の命を通じて感じた、太古から連綿と続く生命。自分たちもそのひとつであるという感覚。
それから、妊娠しても母になっても、自分は自分である。これまでの「私」を消して「母」に塗り替えるのではなく、「私」に新しく「母」を加えるのだという決意。
それらを表現した本作は、妊娠10ヶ月目に撮影したものである。少子化対策が声高に謳われる現在、一義的なイメージを離れた「妊娠・出産」という奇跡的現象について、問いかけるための作品である。
NFT アート作品
" Maternity Eternity "
こちらのページよりご覧いただけます。
*現在11点公開中です。
https://opensea.io/ja/collection/maternity-eternity-0
Artist : Ekotumi
Photo : Richard Lee
Hair & Make up : Arakaki Erina
Hair Cut : Hiromi Tanaka(Moga)
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