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日本ワインレビュー

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日本ワインを主にレビューしていきます。最近は家飲みが多いので、白ワイン多め、北海道のワイン多めになっております。できるだけバラエティに富んだラインナップで、いきたいなぁと思ってい… もっと読む
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2020年8月の記事一覧

日本ワインレビュー
【ラベルの話】北海道には熊が多い!

日本ワインレビュー 【ラベルの話】北海道には熊が多い!

北海道には熊が多い!**ワインショップへ行くと、動物が描かれているラベルを見かけることはあると思う。
特によく見かけるのは猫だろう。
ドイツワインでは黒猫の「ツェラー シュワルツ・カッツ」、ポルトガルの緑のワインとして有名な「ガタオ ヴィーニョ・ヴェルデ」、フランスなら招き猫の「クレマン・ダルザス キュヴェ・マネキネコ」。

日本ワインならば、宮城県のファットリア アルフィオーレの「NECO」シリ

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日本ワインレビュー
【千歳ワイナリー】ケルナー  レイトハーベスト 2019

日本ワインレビュー 【千歳ワイナリー】ケルナー レイトハーベスト 2019

**ケルナー レイトハーベスト 2019ヴィンテージ:2019
コメント:蜂蜜と白桃やシロップ。白い花のようなフローラルな香りもします。
糖度が30度をこえるケルナーを使用ということで、甘味に凝縮感があります。
そして、アフターに少しの苦味。
おいしいデザートワインだなぁ。
でも、まだ重くて硬いところもあるので、もう1、2年か出来れば4、5年は置いておきたいですね。今はまだワインのポテンシャルの6

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【共栄堂】K19AK_DO(橙) 2019

日本ワインレビュー 【共栄堂】K19AK_DO(橙) 2019

K19AK_DO(橙) 2019ヴィンテージ:2019
コメント:どんどんワインが、三養醸造らしくなってきているのだが、元々は四恩醸造時代のつよぽん(そう呼ぶ人が多いのはなぜ?と言いながら私もそう呼んでみた)のワインが好きだった人は、今のワインを飲んで、どう思うのかなぁ。と毎回考えてしまうのであった。
杏や和の柑橘系の香りとシナモンなどのスパイス感もあります。いろんな料理に合うが、エスニックっぽい

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【奥尻ワイナリー】ピノ・ノワール2017

日本ワインレビュー 【奥尻ワイナリー】ピノ・ノワール2017

ピノ・ノワール 2017ヴィンテージ:2017
コメント:最近リリースされたのだが、なぜか2017年のビンテージという事で、もしやと思ったがやはりでありました。
奥尻ワイナリーは何年か前のメルローでもこれがありましたねぇ。
2、3年経てば落ち着くかなぁ?と思ったが、あまり変わらなかったので、リリースしたのだろう。
これが好きな人もいるのだろうが、私にはフェノール臭と酸化臭が、これだけ強いとツライよ

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【ココ・ファーム・ワイナリー】こことあるシリーズ ぴのぐり 2019

日本ワインレビュー 【ココ・ファーム・ワイナリー】こことあるシリーズ ぴのぐり 2019

ぴのぐり 2019ヴィンテージ:2019
コメント:こことあるシリーズの中では、一番安定感のあるのが、この「ぴのぐり」だろうなぁ。
しかし、リリース直後なので、まだ落ち着いていない気もしますが、ドッシリとした果実味はあるし、しっかりとしたボディが感じられます。
パイナップルやラベンダーの香り、焼きたてのパンや焦がした蜂蜜っぽい香りもあります。
後味に苦味が少し残るのが、北海道のワインらしい。
今す

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【多田農園】メルロー・ブラン 2019

日本ワインレビュー 【多田農園】メルロー・ブラン 2019

メルロー・ブラン 2019ヴィンテージ:2019
コメント:ブランと銘打ってますが、色が薄いけどロゼでいいじゃない?と思いました。
しっかりとボディもあるし、タンニンも感じられるし。
バラのようなフローラルな香り。酸味と塩味のバランスも良いし、ミネラルもアフターにちゃんと残るし、渋味も少しあるので、野菜から肉まで、ジビエとか癖の強いモノ以外なら、なんでも合いそうです。
前菜からメインまでコレ一本で

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【多田農園】シャルドネ2019

日本ワインレビュー 【多田農園】シャルドネ2019

シャルドネ 2019ヴィンテージ:2019
コメント:レモンとグレープフルーツ、ナッツやアーモンドも感じられます。
塩味と酸が強いのだが、ミネラル感が弱いので、バランスは今ひとつかなぁ。
これから変わってくるのかも知れないが。
冷やしすぎないで、温度は高めで飲んだ方が良いのかもしれません。
たぶん、落ち着いたら良くなりそうだが、ボディが薄く感じられるのが少し気になります。
ある意味、北海道のシャル

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【ドメーヌ・レゾン】ドメーヌ レゾン・ブラン 2019

日本ワインレビュー 【ドメーヌ・レゾン】ドメーヌ レゾン・ブラン 2019

ドメーヌ レゾン・ブラン 2019

ヴィンテージ:2019
コメント:青りんごの香りと、まだ完熟していない柑橘系の香りがあります。
白い花のような香りはバッカス由来でしょうか。少し草のような香りも。
余韻に軽いミネラルと塩味があり、少しの苦味が残る。北海道らしいワインだなぁと感じました。
たぶんミュラートゥルガウが主体じゃないかなぁ。
キレがありスッキリとしているので、天ぷらとか合いそう。手軽に

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【山崎ワイナリー】シャルドネ樽醗酵 2017

日本ワインレビュー 【山崎ワイナリー】シャルドネ樽醗酵 2017

シャルドネ樽醗酵 2017ヴィンテージ:2017
コメント:グレープフルーツやレモンなどの柑橘の香りと樽からのバニラやナッツの香りがあり、バランスも良く複雑味もあります。山崎ワイナリーらしいミネラルと酸もあって美味しいです。
今、飲むならシャルドネ2018より樽醗酵の2017かなぁ。
しかし、樽に入れて1年熟成させてるのに、なぜ値段がほとんど同じなのか?
日本のワイナリーは樽にいれると、樽代が余計

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【オサワイナリー】O デラカーサ 2018

【オサワイナリー】O デラカーサ 2018

O デラカーサ 2018

ヴィンテージ:2018
コメント:デラウェア88%、旅路12%なので、デラウェアが強いですが、後味に旅路のジンジャーや和のハーブがほのかに感じられるワインです。酸もありますね。
塩味と言うより潮風を感じるなぁ。甘い香りもありますが、飲み口はスッキリとした辛口です。
やっぱり、刺身や寿司が合いそうだ。何年も置くよりも、すぐに飲んだ方が良いワインかもなぁ。
エチケットのde

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【松原農園】ミュラー・トゥルガウ2019

日本ワインレビュー 【松原農園】ミュラー・トゥルガウ2019

ミューラー・トゥルガウヴィンテージ:2019
コメント:白い花や青リンゴ、グレープフルーツ、レモンの香り。柔らかい酸と優しい甘みがあります。
酸が強かったり、ミネラル感があって酸っぱいと言う北海道のワインの特徴があまり強く出てないワイン。飲みやすいですねぇ。
家でリラックスしたい時に、飲むのにちょうど良いです。
2018のビンテージは亜硫酸の添加量を少なくした結果なのか、再発酵(酵母が生きていて辛

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【タキザワワイナリー】ミュラートゥルガウ 2018

【タキザワワイナリー】ミュラートゥルガウ 2018

ミュラートゥルガウ 2018ヴィンテージ:2018
コメント:2017のミュラートゥルガウが還元香が強くて、これは料理に合わせるのは、ムズカシイよなぁ!と言うワインでしたが、2018は大丈夫です。
ミネラルとナッツのような香りがあって、他のワイナリーのミュラートゥルガウとは違った印象のあるワインです。まだ少しカタイのでもう少し置くか、抜栓して2、3時間後が良いかも。
ワインの骨格が大きいので、半年

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【ドメーヌ ・スズキ・アツシ】アッチ・ブラン 2018

【ドメーヌ ・スズキ・アツシ】アッチ・ブラン 2018

アッチ・ブラン 2018ヴィンテージ:2018
コメント:ケルナーが主体との事ですが、ミュラートゥルガウが強めに出ていました。思ったよりも還元香がありましたね。
ケルナーはそんなにペトロール香は強く出てなく。ミネラルと後味に少しの苦みと塩味があって、抜栓して2日目と言うこともあってか、だいぶこなれて来ている感じがしました。少し甘味を感じるのは、バッカスが入っているからなのかなぁ。
他の場所で飲んだ

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【サッポロビール グランポレール】余市ケルナー 2018

【サッポロビール グランポレール】余市ケルナー 2018

余市ケルナー 2018

ヴィンテージ:2018
コメント:相変わらず安定しています。ビンテージの違いを楽しむなんてコトを言えるのは、少量生産のワイナリーだから許されることで、こういった大手のワインは安定していないといけないよなぁ。
やはり酸が強いけど、これが北海道のケルナーという感じで私は好きです。後味も切れがあり、すっきりした飲み口のワインです。
いくぶんガッチリとし過ぎな気もするけど。居酒

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