えいた☆
自分の創作のヒントになりそうなものを集めています
心に残った作品だけを集めています
半ば強制的に同居する事となった『おカイコさま』。それを飼育することになったニートの俺と不登校児イトの、あの夏の命の物語。
俯けど立ち昇る この熱いため息は 冷めやらず千千に別れては 彼方の空に届こうと 舞い上がり遠…
久しぶりに早朝、車を走らせることになった。空模様は曇天。爽快な朝とはいかなかったが、空…
君はそして 黙ったままうつむいた 俺はまた 諦めるしかなくて コーラでも飲もうか といった…
世界はこんなにも広かった 居心地の良かった潮溜まりを追われ 飛び出した外の海は淋しかった…
少し涼しい風が吹いたから だからってなんだっていうの あなたの心が淋しい理由は あなた以外…
遥か昔、大きな城に双子の姫が住んでいた。 そろそろ世継ぎが欲しかった王は、ふたりの姫に…
路地裏に隠れて絡めた指と 逸り高鳴る心拍の摩擦 みぞおちはチリチリと 火花を上げて震えた …
闇がさんざめく部屋の中 不確かな曇天の明けを待ち 重く溜めた息を吐く度 喉はひゅうひゅうと…
ときに真っ白なバズルを 延々と組み続けるような 気の滅入る錯覚に襲われる 俺の営みが終わる…
白い指がシャツをつまんで 俺を引き寄せ耳打ちをする なんていったの 周りがうるさくて よく…
かれこれ7年くらい前になるだろうか。 イトの通っていた保育園で年長組が主役になる、と…
生きているということは 尊いことだ 聖書を読むように つぶやいてみる 暗闇の蛍火が フワリと…
一日が終わる 今日が俺の中から またひとつ零れて 手のひらがすこし 軽くなって 淋しさがす…
『あいつの書くものはまるでパンツを履かないで外を歩いているようなもの。私にはとても恥ずか…
朝から降っていた雨は昼前にあがり いやに蒸した午後 首筋の汗を拭きながら 遠くに暗く立ち込…
藍が深くなるほどに 深く深く沈みゆく 眠らずの海 美しい気泡は微笑んで いくつも俺から派生…