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<母と手を繋いでいたかった>真ん中に立っている私の側には必ず母がいた(写真中央)

私の母は令和1年12月8日、間質性肺炎のため、80歳で他界した。他界したあと母との思い出が思い出せない。心の中から母の思い出を無理やり、消してしまったのだろうか。いや、そんなはずはない。思い出せ!!!

私は、小学校3年生から友人の上靴を隠すような児童になっていた。そして、お友達ができると、その子が違う子と仲良くすると、すぐに上靴を隠して意地悪をしつづけてきた。私と仲良くなった子が、ちがう子と仲良くなるのが、許せなかった。

中学、高校、大学ともこの現象は消えなかった。当然、上靴隠しから、変化して、明らかに嫉妬という厄介な、病に変化していた。

その病気は、私の体から「いくつもの手がでてくる」大病なのである。

どんな人とも、手をつないでいたい、いったん手をつないだ人とは、放したくない。いつでも嫉妬という手が、私の中からでてくるから恐ろしい。

どれだけでも、何本でも手がでてくる、相手が放しそうになると、すぐに「放さないで!」と心がざわめく・・・なんでだろう・・・

私はなにがしたいの????何をしても満たされない人種なのか???

母が亡くなって、一年が過ぎた。そして、母との思い出が少しずつよみがえり、やっと、気が付いた。

「どんな人と手を繋いでも、満足しなかった理由が。。。」

本当に手を繋ぎたかったのは、母の手だった。今頃気が付いた私は、アサハカ・・・もっと早く気が付けば、人生が変わっていたのに。

だから、どんな人と手を繋いでも満たされなかったのだ。


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