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緑の風に吹かれて【日常エッセイ】

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自由気ままに書いたココロのエッセイです。
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2019年3月の記事一覧

おかしいなー。

おかしいなー。

先日、うちの奥さんがお昼を作っていたので「お、何を作ってるの?」と私が声を掛けると不思議そうな顔して私にこう、つぶやいた。

「おかしいなー、なんかイライラするんだよねー。なんでだろうねー。あ、そうかー、料理が出来たころに旦那が声を掛けてくるからかぁー。そうだなぁー。そうだそうだー。子供だったら”かわいいなー”って思うのになぁー。旦那だとイライラするんだよなぁーなんでだろうなー」だって。

「ぜっ

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久しぶりに空を飛んだ。

久しぶりに空を飛んだ。

久しぶりに空を飛んだ。とても懐かしい夢の中で。空を飛ぶ夢。それはなんて素敵なことだろう。

子供の頃、当たり前に見てたあの夢が、まるで何か風のいたずらで、そっと運ばれてきたかのようだ。他人にとっては、退屈な人の夢物語も、本人にとっては、大声で叫びたい虹色の花火だ。

子供の頃、私はよく、大空を気持ちよく飛んでる夢を見ていた。夢の中では、まるでスキップを覚えたかのような軽い感覚で私は空の飛び方を知っ

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返事をしろって、私。

返事をしろって、私。

つくづく私は、人と話をするのがとても下手だなぁって思った。

ある日、ちょっとした用事があって、見知らぬ人と4人で車に乗ることになった。ドライバーは30代の男性。後部座席には20代の女性と40代の女性。そして、ドライバーの横に私。

ドライバーはとても明るい人だった。(サザエさんの世界で言えば「カツオ」と言ったところか。)

「今日は天気がいいっすよねー」とカツオ(仮名)が言う。私はいつものように

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大きなお店の大きなチラシを片手に。

大きなお店の大きなチラシを片手に。

さっき、うちの奥さんが、玄関のドアを開けながら
大きなお店の大きなチラシを片手に
大きな声で、私に明るくこう言った。

「ちょっとショッピングモールに行ってくる!
もう帰ってこないかもしれないっ!」

バタン!(ドアを閉める音)

・・・いや、帰ってきてくれ。
(どんだけ興奮してるんだ)

10年遅れの彼女のこと。

10年遅れの彼女のこと。

うちの奥さんが、友達からブルーレイディスクをもらったようだ。なんでも友達が作った動画が入ってるとのことで。

そこで奥さんが私に尋ねた。

「ブルーレイディスクって、、、、テレビ???」

早くこの人を何とかしなければと本気で思う。彼女はブルーレイディスクを知らないのだ。いや、冗談じゃなくて。質問の仕方も訳が分からない。だいたいテレビ??って、それこそ何なんだ????

彼女はこういった機械もの(

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本の出版を打ち明けた時の彼女の反応。

本の出版を打ち明けた時の彼女の反応。

昔のこと、はじめて奥さんに私が本を出版
することを、打ち明けた時のメモを見つけた。

彼女の最初の一言がとてもすごい。
普通、そんなふうに考えるのは、
世界広しといえどもたぶん、
彼女しかいないだろうな。

久しぶりにこれを読んで、
自分で書いたことなのに
自分で思いっきり笑ってしまった。

今となっては、これもいい思い出です。

出版メモ。
「今度、僕の日記が1冊の本になるんだ」今朝、奥さんに出

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