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授業実践_モチベーショングラフを使った「n=1の留学体験」の振り返り

先日、3ヶ月の留学経験者で学校間交流を行ってきました。授業実践の計画についてまとめる。

企画概要

留学体験の振り返り、モチベーショングラフを作成する。グラフをもとに他校の生徒相手に自分の留学を説明する。現地の体験をまとめつつ、その経験を今後どう活かすかについて対話を通じてまとめる。

学校間交流を持つ意義

協力校との共同実施にすることで、生徒にはより広い視野を獲得させ、学校という枠を超えて他者との協同的な学びの機会を提供する。
留学者全員がレポートを書き→優秀者選抜2~3名→協力校訪問し対談や発表など、生徒にもその意義を伝えておくと良い。

目的①留学体験の相対化
「留学して英語力が伸びました」といった月並みなものではなく、留学を経験した生徒にしか語れないホストファミリーや友人とのエピソード、学校での出来事など、その人にしか語れない個人化された留学体験記・奮闘記。
協力校との交流で、多様な留学経験の見聞を広げる。

目的②留学経験を高校生活にいかす
留学は期間が限定的である。留学で得た経験を高校生活にどう生かすのか?
協力校とのアイデアを出し合うことで、互いに高校生活の抱負につなげる。

目的③競争よりも共創する
1つの物差しで優劣を決める競争ではなく互いに刺激し合い今後の活動アイデアを共有する。
※私立クリスチャン校と公立高校の違い、国ごとの違い、共学と男子校・女子高の違いなど、個人化し相対化された留学体験を、自身の高校生活にどのように活かし、学校という枠にとらわれることなく他者と協同的に活動する

モチベーショングラフの書き方

横軸に時間軸、今回は1ヶ月ごとに区切った。縦軸には「思い出深い出来事」「自分が影響を受けた人、物事」「楽しかった出来事」「悲しかった出来事」を行に書いていく。

Keynoteに表を貼り付けておいて共有すると、生徒はiPadで記入

それぞれの出来事に絵文字スタンプを押す。楽しい悲しいという喜怒哀楽だけでなく、もっと複雑な感情があるはず。絵文字スタンプでもこの表情、そんな表情だろう?というものありますよね。

それぞれの出来事をグラフの点にして線をつなげる

それぞれの出来事をグラフの点に移していく。その点と点を線でつなげてモチベーショングラフを作る。

それぞれの出来事に絵文字スタンプを押す

モチベーショングラフができたら、グループ内で自分の留学体験を説明する。その際、それぞれの出来事がぶつ切りではなく、一本のストーリーが出来るように話すと良い。

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