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野良白鳥

誰が言い出したのか分かりませんが、新潟のTwitterアカウントの方がいつしか「野良白鳥」なんて言い出してますね。
野良白鳥……言い得て妙(笑)もう本当にその言葉がぴったりです。

この時期、新潟平野を車で走っていると、とっくに刈入れが終わった田んぼの中に白い物体がいくつも見えます。それがみんな白鳥。都会のカラス並なんじゃないでしょうか。
あまりに数が多いこと、そして必死に落穂を探して泥田に嘴を突っ込んでるその雰囲気は「野良」という言葉がぴったりです。「野生」じゃなくて「野良」。
この姿を見ると暖かい地方の方がおそらく白鳥に対して抱いているであろう清らかで幻想的なイメージが破壊されるはずです(笑)

製紙工場をバックに
工事現場の近くにも
夢中で落穂を拾っています
民家のすぐ近く

白鳥たち、夜は鳥屋野潟、福島潟、阿賀野川、瓢湖といったところをねぐらにして羽を休めているのですが、朝日が昇るとともにいっせいに飛び立ち、近くの田んぼで落穂や二番穂を食べています。
だから、新潟平野に多い田んぼの中の一本道を日中通るとやたらと白鳥が目につくのですよね。

それじゃ、白鳥が飛び立った後のねぐらはどうなっているかというと…

ぽつりぽつりとしか姿が見えず、寂しそう。
いや、それどころか…こんなことになってます。

ここは「白鳥の湖」で有名な瓢湖。
なのに、おびたたしい数のカモに占拠されて、主役の白鳥、居場所がありません。

観光のために(?)残ってくれているのかも知れませんが、なんだか居づらそうですね。

ちなみに今回の写真、EOS RにEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを付けて撮りました。
どうしても高画質で白鳥が撮りたくて先日中古品を探して買ったばかりのLレンズ。写りの良さに痺れました。
趣味製品の価格としては中古価格でもメチャクチャに高かったけれど、その分メチャ満足、最高です!
純正のマウントアダプターと1.4倍のエクステンダーを間に挟んでも、重さ、長さはまずまず許容範囲。
あとは腕を磨くだけですね。


 


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