見出し画像

【絵本おすすめ企画】4歳が選ぶ今週のリアルヒット!vol.12【カンガルーがんばる!】

こんにちは、絵本案内人の いとう です。

今回は、絵本というより、児童書です。好きなジャンルならちょっと長い文章でも楽しんで聞いてくれますよ。

今週(3月19日〜3月25日)のリアルヒットはこれ!

カンガルーがんばる!

画像1

どうぶつのかぞく カンガルー『カンガルーがんばる!』
作者:佐川芳枝
絵:山田花菜
監修:今泉忠明
出版社:講談社
2019年1月21日 第1刷発行

野生のカンガルーが生きる世界をドラマチックに表現した1冊。毎ページ挿絵が入っていて想像をかきたてます。ハラハラドキドキして、映画さながらの読み応えでした。文句なしの選出です!シリーズものみたいなので、他の本も読んでみます。

私たち夫婦はオーストラリアが好きです。4歳の息子も2歳半でオーストラリアを体験しています。息子がAUSやカンガルーに思い入れがあるのはきっとそれが理由です。

画像2

オーストラリア愛についてはまたどこかでお話するとして。

4〜6歳さんなら、絵が多くて文章も長すぎない「小学校低学年向き」を選ぶといいと思います。

わたし個人の考えですが、読み聞かせの習慣ができたら、実際の年齢よりちょっと上の対象年齢の作品にも挑戦することをおすすめします。文章がちょっと長くなったり絵がモノクロになったりして、より文章の世界に集中できるようになるからです。焦ることはないので、喜んでいるかを確認しながら進めてくださいね。

4歳の息子の好むバランスとしては、

赤ちゃん向け:幼児向け:小学生向け=1:7:2

たまに赤ちゃん絵本でリラックスもするし、長いお話がいいとリクエストすることもあります。

無理のないように、文章の世界を楽しんでくださいね♪

ちなみに、文章を手掛けた佐川芳枝さんのプロフィールがなんとも気になります!だって、現役のお寿司屋さんの女将さんなんですって!


【おまけ】母の今週のヒット絵本

ガンピーさんのサイ

画像3

ガンピーさんのサイ
作者:ジョン・バーニンガム
訳:谷川俊太郎
出版社:BL出版
2019年8月10日 第1刷発行

ガンピーさん、ご存知ですか?『ガンピーさんのふなあそび』『ガンピーさんのドライブ』とシリーズのように出ています。

そしてこの『ガンピーさんのサイ』は、2019年1月に亡くなったジョン・バーニンガム最後の作品だそうです。子どもや動物を見つめてきたジョンが最後に伝えたかったことはなんだろう、と考えながら大事に読みました。

やっぱり動物への愛情と、子どもたちへの希望、なのかな。

かこさとしさん、安野光雅さん、ジョン・バーニンガムさん、時代が変わる雰囲気がします。20年後、30年後にかこさんのように語り継がれる作家さんは誰だと言われているのでしょうか。

みなさんは、誰だと思いますか?(おしまい)

この記事が参加している募集

#推薦図書

42,508件

最後までお読みいただき、ありがとうございます!サポートしていただいた暁には、自分のために厳選した1冊を購入させていただきます。感謝いたします。