キッズアプリにおける「個」への対応

子どもの個性は千差万別であり、十人十色である。それなのに、作り手側の勝手な都合で、決まりきったひとつの仕様を押し付けてしまっていないだろうか。

もちろん、全てに対応することは難しいので、あくまで、ある程度の仕様の「幅」を設けると言う形になる。

例えば、制限時間を設けることがあったとして、難易度という枠で制限時間を複数持たせるのではなく、同じ難易度内で制限時間の幅をいくつか用意する、と言った具合だ。制限時間さえも無くしても良い。大人が難易度を段階的に決めるのでは無く、子ども側に合わせるということだ。もちろん、この設定によって獲得できるご褒美を変える必要もない。

ある程度設定が自由に変えられれば、1つのプロダクトでより多くの子ども達が楽しめるようになる。子ども達の「個」に寄り添うのだ。もし設定が面倒であれば、AIを使ってプレイ履歴から自動調整が行われてもいいと思う。

キッズアプリのおいては、クリアすることが目的ではなく、多くの子どもが、子ども自身が、可能な限り自分のペースでストレス無く遊べるように設計すべきだと、私は考えている。

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