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# 植物図鑑 『葉姿編』

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葉姿の美しさにスポットを当てカテゴライズしています。
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榎

榎 (エノキ)

丸みを帯びた優しい葉の間に結実してるのが
見える。少しだけ深い緑色のその実も優しい
感じがして好きである。

その背丈は20mまでも伸びるもので見上げ
大きさに憧れる。昔からその葉が下への陽光
を遮ってくれて、居心地の良い空間を我々に
もたらしてくれる。

公園内の地面にレジャーシートを拡げた上に
寝っ転がって木漏れ日のユラユラしてるのを
楽しみながら撮影した。

エノキは樹齢は

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EUPHORBIA ONCOCLADA

EUPHORBIA ONCOCLADA

ユーフォルビア オンコクラータ "クリスタータ"
(EUPHORBIA ONCOCLADA "CRISTATE")

トウダイグサ科、ユーフォルビア属

私の好きなユーフォルビア属の多肉系植物

流通名『ユーフォルビアグーチョキパー』と
以前の記事で挙げた時には、情報が全然なく
全ての詳細は不明というカタチで掲載したが
全貌が明らかになったので、仕切り直しての
掲載となる。

その内容はユーフォル

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ユリノキ

ユリノキ

百合ノ木 (ユリノキ)

モクレン目、モクレン科、ユリノキ属

北米東部を原産とする落葉広葉高木で
その樹高は20〜30mに達する。

樹形も葉形も美しい事から世界中各地で
街路樹や公園などに植えられる人気の高い
樹木である。

日本には明治時代に渡来して、関東や東北
に併せて10万本以上が植えられている。

関西でも見かける事はあるが関東ほどでない。
私の知っているのは中之島に一本あるのは
その

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二人静

二人静

二人静 (フタリシズカ)

センリョウ目、センリョウ科、チャラン属

能楽の『二人静』のままに、静御前の亡霊と
その霊に憑かれた菜摘女(なつめ)、その
二人の舞う姿にこの花を見立てたことから
この名が付いたとされている。

以前、この二人静を見つけたものの、何故か
一本のものしか見つからず、仕方なくそれを
載せた。

今回は、二本で舞う姿のものを見つけたので
念願叶って載せることとする。

和名 

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紫手小節

紫手小節

紫手小節 (シデコブシ)

マメ科、シデコブシ属、スモークツリー種

開花時期は5〜7月にかけ、薄黄や桃色の小さな
花を咲かせる。その花の後に綿毛状の花穂が全体
を覆う事からスモークツリーと呼ばれている樹木。

その高さは成長すれば6mの高さにもなるもので
花期後は高所に煙が漂っている様にも見える。

こんなに鮮やかな黄色の花のものは初めて見たが
これが植ってたその場所は以前の記事で紹介した
『H

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WINGED SPINDLE TREE

WINGED SPINDLE TREE

ウイングド スピンドル ツリー
(WINGED SPINDLE TREE)

ニシキギ目、ニシキギ科、ニシキギ属
つまり、錦木(ニシキギ)である。

洋名の『ウイングド スピンドル ツリー』とは
『ウィングド = 翼のついた』を意味しており
『スピンドル = 回転軸や芯棒』となっていて
『ツリー』はご存知の通り。

枝の全てににこの羽状の付属物が付いているのが
この『ニシキギ』の特徴である。この樹

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イロハモミジ

イロハモミジ

イロハモミジ

分類 ムクロジ目、ムクロジ科、カエデ属

当たり前にどこにも植えられている人気の
樹木であるイロハモミジ。

新緑の初夏の時期に緑が際立ち、秋も紅葉
で楽しませてくれる。

何気にこの樹木を眺めていたら、その葉は
風の抵抗を極力逃がす構造になっている事
を確認した。

和名 伊呂波紅葉 (イロハモミジ)
   小葉紅葉 (コバモミジ)
   紅葉 (モミジ)
   高雄楓 (タカオ

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水楢

水楢

水楢 (ミズナラ)

ブナ目、ブナ科、コナラ属

縄文時代にはこの樹木の団栗は食用として
扱われていたもの。タンニンが多く含まれ
現在では食用にはほぼ使われない。

過去の人達は根気よく、この灰汁抜きの為
に時間を割いたものと思われ、冬期の貴重
な保存食になったと考えられる。

この樹木の葉は比較的大型のもので長さは
15cmほど、葉の端部は大きく波打った
鋸刃の形状をしていて、その葉色は淡緑色

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棘萵苣

棘萵苣

棘萵苣 (トゲチシャ)

キク目、キク科、アキノノゲシ属

ヨーロッパを原産とする帰化植物。

葉の形と生え方がとてもユニークな事から
コンパスプラントの名もつくが、実際には
方位を示しもしていない見掛け倒しの植物。

その名称に、プリックリーレタスという名
もついているが食用には向かず、有毒植物
でもある。

そして、葉には小さな棘が並んでいる事から
抜こうとすると指に傷を負いかねないという

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胡麻樹

胡麻樹

胡麻樹 (ゴモジュ)

レンプクソウ科、ガマズミ属

葉を千切り、これを手の中で暫く揉んでやると
何とも香ばしい胡麻(ゴマ)の香りがするとの
事で実践してみると、なるほど、程よい胡麻の
香りが葉からする。これが胡麻樹(ゴマジュ)
となり、それが転訛し(ゴモジュ)になったと
いうのが由来だそうである。

この手の自然体感型のガイドツアーはとても
良く記憶に残るので楽しい。指の中の胡麻の
香りが香ばし

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砂糖楓

砂糖楓

砂糖楓 (サトウカエデ)

ムクロジ目、ムクロジ科、カエデ属

落葉樹にして、砂糖原料となる樹木でその高さは
10〜30mにまでなる。

以前にこの樹木に、沢山の種類の虫が群がる姿を
ここに掲載したのだが、メープルシロップはこの
木から採取てきるものである。

この樹木にはもうひとつ、大きな特徴があって
その種が一般のイロハモミジよりも、はるかに
大きく、幅は10cm、高さ5cmにもなる。

和名

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アスパラガス

アスパラガス

アスパラガス
(ASPARAGUS)

キジカクシ目、キジカクシ科、アスパラガス属

多年生草本であり、普段からお目にかかる野菜
である。

この野菜に含まれるアスパラギンは、疲労回復
やスタミナ増強に効果のあるアミノ酸の一種で
アスパラガスに含まれる事から、この名となる
成分である。

そんなアスパラガスは、野菜としてだけの魅力
にとどまらず、いけばなの世界や、観賞用にも
利用されるものである。

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GHOST TREE

GHOST TREE

ゴースト ツリー
(GHOST TREE)

ミズキ目、ヌマミズキ科、ハンカチノキ属

多年生高木で20mもの高さにまでなる。

過去に撮ったもので、ここまでの高さの
ものはなかったなと天を仰ぎながら撮影を
したのが次の写真である。

流石にあんなにも高いと、私のいつもの
花のアップ写真の撮影は無理であった。

初夏を迎えるこの時期、涼しげな花姿を
たくさん見せてくれる。

洋名は花をお化けに見立

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高山真菜

高山真菜

高山真菜 (タカヤママナ)

アブラナ目、アブラナ科、アブラナ属

菜ノ花の関西ブランドの名称のひとつ。

大阪は豊能郡で江戸時代から栽培されている
もの、市場に多く出回ってはいないもの。

同姓同名の女子が絶対いる筈である。

和名 菜ノ花 (ナノハナ)
   菜花 (ナバナ)
   油菜 (アブラナ)
洋名 キャノーラ フラワー
   (CANOLA FLOWER)
学名 ブラシカ ラパ(

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