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[ヨーロッパからSDGs]大規模な庭園でもサステナビリティに取り組む

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イギリスの歴史的、文化的建造物や景勝地の維持保存を目的としたナショナルトラストというチャリティー団体が運営する庭園を見学した。
名園Hidcote園内で、巨大腐葉土精製所を見つけた。たしかにこの巨大な庭園を維持するには相当な量の腐葉土が必要になる。シーズンが終わり枯れた草木をここで分解させ翌年の草木を育てる為の腐葉土を地産地消している。

イギリスのナショナルトラストというチャリティー団体が運営する庭園を見学した。ナショナルトラストはイギリスの歴史的、文化的建造物や景勝地の維持保存を目的としたNPOである。

広大な土地に整備された庭がいくつもある名園ヒドコート(Hidcote)園内で、巨大腐葉土精製所を見つけた。たしかにこの巨大な庭園を維持するには相当な量の腐葉土が必要になる。シーズンが終わり枯れた草木をここで分解させ、翌年の草木を育てる為の腐葉土を庭園内で作っている。

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咲き終えた植物を集める。

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枯れた草木や雑草が集められビニールをかけて発酵を促す。

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完成した腐葉土。庭園に戻され花の肥やしとして地消される。
庭園内で植物が循環するから外から腐葉土を持ち運ぶなどの移動のかかる無駄なエネルギーを使わずに済むし、維持コストへも貢献する。

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巨大な腐葉土精製所にあった掲示板。「有機分解できるものはここに入れてください」とある。
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「ごみ捨て禁止」の掲示板。分解できるものは入れてもいいがプラスチックなどの一般ごみは投入禁止。

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広大な土地をいくつもの庭に区切っているヒドコートだが、どの庭も剪定され、花が咲き乱れ、入園できるシーズンに合わせてかなりの手入れをしているのが分かる。美しい植物の育成には地産地消の腐葉土が活躍しているのだな、と舞台裏のサステナビリティ活動を感じながらイングリッシュガーデンを見学できた。

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