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もし僕が未経験からライターを始めるなら、きっとこうする!

以前、ライターアシスタントさん募集のnoteを書いたところ、僕の予想を超える数のご連絡をいただきました。本当にありがとうございます!

僕は有名なライターではないですし、お受けする仕事の中には広告記事やプレスリリースなどがあって、記事にクレジットが掲載されていないものも多々あります。

そんな中でも「そのべさんのお手伝いをしたい」なんて言ってもらえるなんて、光栄すぎます!

助けてくれた人がたくさんいた。今度は僕が誰かを助けたい



僕のアシスタントになりたいとおっしゃってくださった方々から「ライターの仕事ってどんな感じですか?」といったご質問をいただくことがあるのですが、回答をするうちに僕はあることを思い出しました。

そういえば、僕もフリーランスのライターを始めた頃には助けてくれた方がいたなぁ。

ライティングの案件をご紹介くださった方、仕事を続けるかどうか迷ったときにライターを続ける後押しをしてくださった方、請求書作成から見積もりまでアドバイスをくださった方など、僕はいろんな人たちに支えられて今があります。

だからこそ今度は、僕が誰かの役に立ちたい。そんな考えが頭に浮かび始めました。これまでの経験の中で、執筆の仕方や企画の立て方、表現で気をつけることなどをお伝えすることはできるはずだから。

先日、このようなご質問を受けました。

そのべさんがライター未経験だとしたら、どんな風に仕事を探しますか?

子どもたちを寝かしつけた後に考えをまとめ、ご質問者に返事をしたのですが、「僕のnoteに書いてネットに公開したら、ライターを始めたいと思っている人の疑問の解決につながるかもしれない」と思い、このnoteを書くことにしました。誰かの助けになりますように。

自分がどんな文章を書くのかを示そう



もしいまの僕がライター未経験だったら、「すでに長くライターとして活動している人にどうすればいいのかを聞く」「アドバイスに従って行動する」の2つのことをすると思います。

ただですね、それだと答えになっているか不安なので、「いまの知識や経験を持った状態で過去に戻って仕事を探すならこうする!」視点で考え、もっと具体的な行動をご提案してみました。

僕はきっと次の3つのことをします。

ひとつめは、noteでもブログでもいいので、とにかく文章を書いて、ライティングの成果物を残すことです。

ライターの仕事は、文章を書くこと。

実際にご依頼をいただいて仕事をすると、ライターの人柄やコミュニケーション力なども求められるのですが、仕事の良し悪しは「書く能力」で評価されます。

なので、依頼者の立場になって考えると、あなたが普段どんな文書を書いているのか、どんなテーマに詳しいのかなどがわからないと、執筆依頼をしようがありません。

ウェブメディアでの執筆経験がなくても、いまではSNSで簡単に書いて発信できます。なので、書かない手はないです!

メディア担当者は個人のSNSをチェックしているので、「このブログは面白い」「切り口がユニークだな」と思うとブログやnoteの書き手に仕事を依頼することがありますからね!

僕もnoteやTwitter経由で執筆依頼をお受けすることが多いです。SNSが仕事の入り口になっていることがほとんどです。

学んできたこと、経験してきたことは執筆の強みになる


ふたつめは、今の自分が得意とするテーマの記事執筆に応募してみること。

SNSでのライティングを進めつつ、実際に案件に応募し、経験を積んでいきます。

よく見るウェブメディアがあれば、ページの下の方へスクロールしてみてください。そこに「運営会社」の紹介があるのでHPにアクセスすると「ライター募集欄」が設けられているケースがあるので、応募してみると良いです。

記事のテーマは、現在取り組んでいる仕事や学校で専攻したこと、趣味などをベースに選ぶと思います。

なぜなら、経験していることだと情報の引き出しが多いので、物事を多面的にとらえられます。内容が偏った記事になりづらくなるんですよ。知らないことを調べまくって書くよりも、知っていることを書く方が執筆も楽だし、楽しいはず。

たとえば、仕事で採用に関わっている人であれば、最近の採用トレンドや採用という仕事の面白さ、オンライン面接でのエピソードなどを書ける。それらの内容は、採用に従事していない人では思い浮かばないので、あなたが書く意味が増すわけです。

その人しか知らないこと、その人しか体験していないことは読み物として面白いですしね!その時点で、誰でも書ける記事→あなたしか書けない記事になる。

ライティング力に「その人らしさ」を加えてテーマを選んでみるといいのではないでしょうか!

僕の場合「子育てをしていること」や「不動産賃貸業に関わっていること」が自分らしさのプラスになっています。

誰かからライティングを学ぶ時期は必要だと僕は思う


最後は、何らかの形でメディアに深く関わり、ライティングを習うことです。

はじめからフリーランスのライターをするのもありですし、どんな働き方をするかは個人の選択です。だから、何が良い、悪いはありません。

しかし、自分の経験から思うのは、ライティングとは何か、インタビューをどうするのかなどを教わったことが大きい、ことです。フリーランスをしていますが、過去には会社員や週に数回常駐する業務委託として働き、そこで大先輩方からご指導いただいた時期があります。

習字でも、テニスでも、車の運転でも、先生から習って覚えていきます。自己流だとクセのある字を書くようになったり、テニスラケットを上手にもてなかったりする可能性が高い。一度身についたクセは直すのにエネルギーが必要なんですよ。車の運転に至っては、自己流だと命の危険すらあります。

以前お話した編集者さんが、このようなことを言っていました。

ライターには簡単になれるけど、しっかりと書き方を学んだライターはあんまりいない。そういう方に仕事を依頼しても原稿の手直しが多くて、大変なんです。

フリーランスとしての関わりだと、「外部の人」とみなされてライティングについて詳しく指導を受けづらいです。高いクオリティを期待して執筆を依頼されるわけですから、書き直しレベルの原稿を納品してしまうと次の依頼は獲得できなくなってしまう。こうなってしまうとライターとして活動を続けるのは難しいでしょう。

なぜお金を得られるかというと、依頼者が困っていることをライティングによって解決するから。言い換えると、依頼者に価値を提供することで報酬をいただくわけです。相手に価値を提供するために学びは必要なのに、ライティングのやり方が自己流では厳しいですよね…。

ちなみに私はライティングの学びが足らなすぎて仕事がなくなってしまい、収入もガタ落ちして、一度大失敗したことがあります。当時の心境を赤裸々に綴ったブログはこちらです。

なのでライティングをしかるべき人から学んでみましょう!正社員ではなくても、副業でも構わないので、メディアを運営する企業の中の人として関わる時期を持つことをおすすめします。Wantedlyの求人を見ると、メディアの中の人の募集をよく見かけるので、チェックしてみてください。

あとは、人との出会いを大切にすることも大事です。僕がこれまでライターを続けてこられたのは人に恵まれたからの一言に尽きます。

このnoteが誰かの助けになることを願って。

お読みくださり、ありがとうございました。

そのべゆういち 
charoma0701@gmail.com


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