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産後の夫婦の絆を左右する「子育てを自分ごとにする力」


昨日5月29日、パートナーシップのあり方を考えるオンラインサロン「ふたりの教室」主催のオンラインイベントに参加しました!

テーマは、妊娠出産の基礎知識

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妊娠出産、子育ての情報選びが大変


妊娠と出産って人生の中でもめちゃめちゃ大きな出来事です。なにしろ夫婦だけの生活から、ふたりの子どもを加わった暮らしに変わっていくのですから。新しい命が生まれることへの緊張感もあります。僕は妻から長男の妊娠を伝えられたとき、「ふたりの赤ちゃんに会いたい!」とわくわくする気持ちと、「本当に育てられるだろうか…」と不安が入り混じった気持ちを抱きました。

不安を感じると一生懸命に情報を集めるわけですが、いまやネットで検索すればたくさんの情報を手に入れられます。でも初めての妊娠出産だと、そもそもどの情報を信じればいいのかがわからないん。夫婦の中に判断材料がないからです。

ふたりの教室のイベントではメンバーでもあり、現役の助産師さんでもある方が講師をつとめてくださったのだけど、これはかなり心強い!!オンラインサロンに助産師さんが常駐しているって、これからお子さんを考える方、ふたり目を考える方には最高すぎる!

僕はふたりの息子がいるパパだけど、「長男の妊娠前にこのサービスがあったら、どんなによかっただろう…」と思ったよ。

子育て=〇〇 ← ここにどんな言葉が入るか


子育てについてって、ネットでは何かとネガティブな情報がひとり歩きしているように思います。

ちょっと質問させてください。

子育て=〇〇

この「〇〇」にはどんな言葉を充てましたでしょうか?

あくまで僕の推測ですが、大変、夫婦の時間がなくなる、キャリアとの両立の壁になる、保育園探しがきついなどなど、マイナスイメージを起こさせるような言葉が多い気がします。

しかもこういう知識って、最初に入れた情報がポジティブかネガティブかがその後の子育てへの向き合い方に強い影響を与えると思います。だからこそ、人生においてできるだけ早い段階で子育てについての正しい知識をプロから教わるのがいいと僕は確信しています!願わくば、小中高の授業で取り上げてほしい。

助産師さんが常駐して相談できるオンラインサロンって最高


話をふたりの教室に戻します。

昨夜のオンラインイベントでは助産師さんが、妊活から妊娠適齢期をはじめ、産後の夫婦に必要なコミュニケーションなどをデータをもとにわかりやすく説明してくださりました。次男にミルクをあげながら、うなずきながら聞いていました!

育児中でも生活満足度が高い夫婦はタスクを見える化したり、話し合いの場を設けたりしているようです。これは本当にそう!

夫婦のコミュニケーションは、産前と産後では変えていく必要があると僕は実体験から思います。なにしろ新しい命が生まれたわけだし、赤ちゃんって食事も排泄も環境整備も生きるためのすべてのことを周りに依存しています。つまり、周りの大人、多くの場合は両親にのしかかるプレッシャーは大きい。長男が新生児だったころは、寝ている彼の口元に手のひらをかざして息をしているか何回も確かめていました。

そこに仕事や家事、家計、将来のことなど同時に考えることがいくつもある。気持ちの余裕をなくしてパートナーに思いやりを持てなくなり、関係がぎくしゃくしてしまうこともあります。

子育てプロジェクトチームのメンバーとして現状を見る


産後も夫婦が仲良くいるには、どうすればいいのだろう。

オンラインイベントに参加しながら僕が感じたのは、夫婦が妊娠出産、子育てを自分ごととしてとらえることの大切さです。

妊娠出産、子育ては、わからないことだからなのが当たり前です。わからないことに直面すると、面白くはありませんよね。でもそこで「自分には関係ない」とか「考えるのが面倒だな」と思うのではなく、子育てプロジェクトのチームメンバーとして自分に何ができるかを主体的に考え、動いていく。夫婦にはその姿勢が大事だと僕は自分の体験から感じます。(僕のダメすぎる体験からだったのだけど、詳細は後ほど)

特に妊娠出産については、夫側の努力は必要かと思いますね!

妊娠するとはどういうことか。
妊娠した女性の心身にはどんな変化があるのか。
つわりはいつから始まるのか。
出産にはどんな形態があるのか。
産後にはどんな生活を送るのがいいのか。
赤ちゃんを迎えるにあたりどんなものが必要なのか。

いま思い浮かんだことをざっと書いただけでも、6つの項目が挙ゲラれます。それくらい、だんなさんが調べること、考えること、行動できることはあります。

夫は妻のように妊娠をしないぶん、妊娠出産を自分のこととしてとらえにくい。だからこそ、自分から積極的に知ろうとする姿勢が大切だなと僕は思います。

一方で妻側は、夫が家庭を思うように優先できない背景を知ることでしょうか。いまだに稼得責任は男性に偏っているし、「男性は仕事をすべき」の考えが根強い中で育児にたくさんの時間を使うのはハードルが高い。理解のない上司のもとで働いている男性なら、なおさらです。

知らないなら、学べばいい


子育てプロジェクトのチームメンバーとして、妊娠出産、産後の生活を自分ごととしてとらえると、メンバーであるパートナーの事情を理解しようとします。そうやって思いやりが生まれ、「このパートは自分ができるから、そのパートはお願い!」みたいに役割分担をするようになる。もしふたり揃って仕事の頑張りどきが重なったときは家事代行やベビーシッターなどのサービスを使い、夫婦双方が「やらない」選択を取ることもできます。分担・外注の選択にしても、パートナーへの思いやりにしても、「子育てが自分ごと」だからこそ生まれる結果だと思うんだ。

自分ごとが大切だと僕が感じるのは、かつて僕が犯した大失敗があったからです。

↑ 僕の失敗談はこちら。

4年前、長男が生まれた後の僕にとって子育ては手伝い程度でよいと思っていました。主担当は、妻。僕は長男誕生前のように仕事をしていればいいと本気で信じていました。平たく言うと、家事と育児は自分のやることじゃないと認識していました。そもそも自分ごとじゃないですから、妻からヘルプを求められても、「なぜ自分が…?」の考えが頭をよぎりました。繰り返される妻から助けを取り合わなかったことで妻の心身は疲れきり、夫婦は離婚危機に陥ってしまいました。

僕は「妊娠も子育てもよくわからないから」と、学びから逃げていたんですよ。知らないことを逃げる理由にするのではなく、知らないからこそ知ってみよう。詳しい人に聞いてみようと思うことができなかった。

愛は動詞って本当にそう!


世界的な名著である『7つの習慣』(キングベアー出版)という本に、「愛は動詞」との表現があります。この一節は僕が同書の中で一番好きで、感銘を受けた部分なんです。

「愛は動詞」ってどういうことなのでしょう?

愛する人のために尽くしたり、貢献したりとアクションを起こすことが大切であって、その行動の結果として「愛」という感情が持てると著者は書いているんです。

パートナーが望むことは何かを知って、満たす行動をする。パートナーの話に耳を傾ける。パートナーと過ごす時間を意識して取るなど、パートナーのために自分ができる行動をすることで、愛情が生まれて、愛情が継続する。これは素晴らしい考えだと思いました!

本に書いてある通りで、僕の場合は妻や子どもたちのために自分ができる背一杯のことをしたことで夫婦仲は良くなりましたし、子どもたちも懐いて、家庭環境は劇的に改善しました。

とまあ長々と書いてしまいましたが、まとめると、オンラインサロン「ふたりの教室」の環境が素晴らしすぎるでしょ!! ということでした。

このサロンのメンバーなら、子どもを持つ前にいろんな知識をみにつけて、適切な行動をとれるのだと思う。僕はずっこけながらだっただけに、うらやましいー!!

お読みくださり、ありがとうございました。

そのべゆういち
charoma@gmail.com


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