【開発・業務改善の取り組み】エフェの開発のようす|2024年1月
昨年から始めた開発noteですが、いよいよ2024年に突入します。
2024年もどんどん改善してプロダクトの成長を加速させていきますので引き続きよろしくお願いいたします。
エフェクチュアルのプロダクト開発部は「顧客に対して価値があるアップデートを高頻度で届けることができる開発組織」を目指しており、顧客要望をプロダクトに出来るだけ早く還元する取り組みや、不確実性に迅速に応えられる開発体制の構築に向けた継続的なチャレンジを強みとしています。
これを読むことで当社のプロダクトやエンジニアチームの働き方、文化などを感じていただけます。
1月の動きまとめ
開発について、1月は内部アップデートや軽微な修正を含め29回のリリースを実施しました。
原価削減に向けた技術負債の解消や、新機能のリリースに向けたパフォーマンス改善など「会社の成長」のための開発に取り組んできました。
もちろん、お客様の声を還元するOpen Issueのリリースや利便性向上のためのアップデートにも取り組みました。
業務改善では、形骸化していたイベントの見直しや開発プロセスの明確化に取り組み、再現性のある開発体制の構築に取り組みました。
機能追加
INTGの改ざん防止機能をアップデートしました
Googleビジネスプロフィールでは、オーナー権限を持っていないユーザーでも情報の修正を提案できる機能や、Googleによる情報精査などにより、勝手にオーナーの意図しない情報に書き換えられてしまうことがあります。
INTGにはそうした改ざんを検知し防止する機能があります。
しかし既存のAPIではGoogleによる情報の変更の検知ができなかったため、改ざん防止が機能しないケースがありました。
今回、GBP APIの新しいエンドポイントを活用することでこうしたケースにも対応できるようになったためアップデートを行いました。
これにより改ざんについて網羅的に対応できるようになり、機能を活用していただきやすくなりました。
その他のリリース(一部)
Hoshitornで行えるアンケートの文言をカスタマイズできるようになりました
Hoshitornで発行している「マイレポート機能」をより活用いただきやすくするため導線を変更しました
業務改善
スクラムとカンバンのハイブリッド「スクラムバン」での開発
「スクラムバン」とは「スクラム」と「カンバン」という2つのアジャイル戦略を組み合わせた開発手法です。
これまでエフェクチュアルではスクラムに注力してきました。
しかし以前の業務改善で着手できるタスク量に制限をかける「WIP制限」を取り入れたところ開発が非常に上手く進んだためカンバンを一部取り入れることにしました。(当時の改善についての記事はこちら)
カンバンではプロセスを可視化し、透明性を上げた上でフローを改善し作業効率の最大化を目指します。
エフェクチュアルの開発ではタスクの種類によりプロセスが異なるものがあります。
プロセスに関するルールが増えてくるとキャッチアップが大変で対応しきれない部分があったため、Jiraというプロジェクト管理ツールを活用しタスク別にワークフローを設定しプロセスを明確にすることで作業効率向上に取り組みました。
レトロスペクティブのアップデート
「レトロスペクティブ」とはスクラムイベントの一つで。スプリント終了時に行う振り返りミーティングです。
エフェクチュアルではレトロスペクティブの際に「KPT」というフレームワークを利用しています。
「KPT」では下記3つの要素を洗い出し、業務の改善につながる具体的な施策・アクションを導き出します。
Keep:できたこと、継続すること
Problem:改善するべき問題点
Try:挑戦したいこと
これまで長らくKPTを運用してきましたが、最近では一部形骸化してしまっている部分があったため改めて効果的に改善に取り組めるよう整備を行いました。
具体的には下記のようなプロセスを明確にして運用しています。
前の週のTryを振り返り、良かったものはKeepにする
効果的でなかったものは破棄する
Problemに対してTryを設定する
Keepが溜まっていくので習慣やルールなど再現性のある形で落とし込めた場合は消し込む
これにより経験が文化や仕組みとしてしっかり蓄積され、漸進的な成長の実現につながります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
今後もエフェクチュアルでは「再現性のある開発ができる不確実性に強い組織」の構築に向け、取り組んでいきます。
この記事では概要をお伝えしましたが、より詳しい話を聞いてみたい方はぜひお気軽にご連絡ください。
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