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限界オタクがコピーライティングを勉強して良かった3つのこと

人生ずっと誰かのファン・ゆこです。

ファンってワードが好きなのでこちら用いていきたいのですが、本質的には“限界オタク”の一人だという自覚があります。

限界オタク

「限界オタク」(げんかいおたく)とは、行動や言動の気持ち悪さや痛々しさが許容量の限界を超えたオタクを指す言葉。
元々は「推しに興奮しておかしくなってしまう、そんな自分を見ているのが限界」という自虐、自分を下げる意味合いで使われていたが、最近は「推しの愛ゆえに語彙力や表現力が限界を迎えてしまったオタク」というポジティブな使われ方もしている模様。
どちらにせよ、気持ちがいっぱいいっぱいな状態にいるのは確かなようだ。

numan|コダワリ女子のための異次元空間マガジン


どのくらい限界なのか、少しだけ挙げてみると、
・アーティストの現場予定≒わたしのスケジュール。基本は事務所から送られてくる予定が最優先。
・好きな子が好きすぎて、職場の異動&引越し。そして転職を重ねて今に至る。
・気づいたら今月は6日連続、先月は9日連続で連日ライブに通うなど。(≠月間の参加公演数)

と、こーんな感じで生きております。

こんな感じでファンを続けている中で、勉強してよかったなーと最近よく思っているのがコピーライティングなんです。

そもそもはコピーライティングとも言葉とも関わりがほぼない職業だったのですが、毎年ちょうどこの時期に応募受付中の、広告表現のアイデアをキャッチフレーズまたはCM企画という形で応募する宣伝会議賞に去年とおととしと、2年連続で参加してみたんです。

きっかけは、おととし通っていた講座にコピーライター養成講座を受講した人とか、広告とか広報とかで言葉を使うお仕事の人がたくさんいて、当たり前のように大量のキャッチコピーを書いて参加する人が多数だったから。お祭りごと大好きだから、みんながやるならやりたーい! と、ふわっとした動機でコピーをつくって送っていました。

当時、数か月曲がりなりにもコピーライティングに向き合った時間は、最近になってじわじわ効いてきたなと感じています。っていうか、ファンを続けていく上で身に付けてよかったことランキング上位に入るスキルです。

何に役立つの! ってたとえば、
・たくさんコメントが流れる生配信でも、コメント拾ってもらえる率上がる(感謝)
・それを読んで、自分の好きな子が笑ってくれる(え、好き…)
・推しに言葉を褒められる(最高か…)

などなど。まだまだたくさんありますよ!

オタクにおけるコピーライティングの力がどんなところに効いてきたのか、体験や具体例をまじえつつ、少しだけお話させてくださいね。


1. 文章のリズムを意識できるようになった

まずは、文章のリズムを意識するようになりました。

三宅香帆さんの著書『文芸オタクの私が教えるバズる文章教室』にも、良い文章はリズムが良いという話が紹介されています。が、初めて読んだときは、音楽じゃないのにリズムなんて、何のことやらさっぱり分からなかったんですよね。

それがコピーライティングを勉強した今は、リズム感しか勝たん! くらいの気持ちもあります。短いフレーズで人の頭に心に残すって、やっぱりすごぉく難しくって。残るものってやっぱり、ゴロが良いとか、口に出したときに言いやすいとか、結局リズムがいいものなんだなぁって。

ふとしたときに浮かんでしまう曲のフレーズとか、好きなアイドルの名言とか、残っているものはやっぱりリズムがいいなって思ってます。

このリズムの良さって、オタク特有のちょっとアップテンポのテンション感をつくるのにめちゃくちゃ効果ある気がしてます。


2. 推しポイントを見つけるスキルがレベルアップした

課題の商品やサービスのキャッチコピーをひたすら考えていたら、好きなアーティスト・アイドルの推しポイントを見つけ出すのが格段にうまくなりました

キャッチコピーをつくってみて分かったのは、言葉の勉強であると同時に、視点を磨く勉強でもあるってこと。例えばあるペットボトルのお茶について、つい手に取って買ってしまいたくなるような言葉を考え出す作業です。

となると、単になにかオシャレなフレーズをつけるだけでは足りなくて、発見とか学びとか、何か気付きを与えられるような視点が入っているものがいいんですよね。


わたしたちって、好きが過ぎると語彙力奪われる人種じゃないですか。公演後って、だいたい「好き」「尊い」とかしか言えなくなりますから。でもそこをあえて一歩、二歩と掘り下げて、「さっきのあのフレーズの、どこが尊いと思ったのか」を言葉にすることができるようになりました。

とすると、ふわふわしていた現場での「好き」を言葉に落とし込んで永久保存できるようになるし、人に布教しやすくもなります。同担さん・推しかぶりさんからの共感も得やすくなります。

これね、思ってる以上に日々役立ってるし、救われている力です。


3. 推し事が、そのままお仕事になっていた

好きなポイントを見つけて、それを言葉に落とし込む力がつくと、気づいたらお仕事が推し事になっていました。

たとえば、好きなエンタメの感想をまとめたものがコラム記事としてお金をいただけるようになりました。特に、好きなアーティストさんや演者さんのこと書いたものがお仕事になったときは、段違いにうれしい! そんな未来があったことを過去一人で感想をネットの海に流して満足していたわたしにも教えてあげたい気持ちになります。

間接的にも、今しているインタビューやライティングは推し事だと思っていまして。対象の人に会って、見て、話を聞いて、推しポイントを探す。そこを言葉にする。そして文章などにして布教する。仕事でしたいことはファンづくりのお手伝いって言ってるんですが、これって結局は広義の布教活動じゃないですか。わたしが今していることは、仕事もプライベートも推し活であり、布教活動でしかないんですよね。

ファンって、ただひたすらに受け取る側の人種であって、生産性ないなぁって長年思ってきました。わたしの人生、こんなでいいのか!?とか、いつまでもこんなことばっかりしていて大丈夫なのか?と思ったことも、何度もあります。それでも、これまでやってきたことがコピーライティングを学んだことで生み出す側にも回れるようになるんだからすごいなぁって、改めて思わされる今日この頃です。


おまけに:コピーライティングを学んでわたしに起こったうれしいできごと

・好きな子のコラム記事を、お仕事として書いた

そして本人に読んでもらえた! 「読んだよーよかった!」という感想までもらえた! 何年もずっとずっと好きでいて、自分の感想に、本人から感想いただける未来がやってきましたよ。泣


・推しさんに言葉をほめてもらった泣

言葉が魅力的だった理由が最近判明して嬉しい!

Twitterのリプ返企画にて

言葉が!魅力的!!
こんなコメントくれるのは、本気で泣いていいレベル。。
ちなみにお相手はこの子。
11月にメジャーデビューするので、今のうちにチェックしてください▼

かっっこいいよね…!お顔だけじゃなくて、お歌もダンスも上手だし、作詞作曲までしちゃうし、何より中身が最高だし、TikTokも毎日更新してるのでぜひぜひ見てみて。これは見ておいて損しないよまじで。

お仕事で彼のインタビュー記事も、ぜったい書く。各媒体さん、彼、絶対今がチャンスですよ。わたしインタビュー担当しますので🙏


・深めの話ができる
「かっこいいです!大好きです!」「ありがとう!」的な、テンプレートじゃないコミュニケーションができるようになったのは、確実にコピーライティングのおかげです。勉強していなかったら、今もテンプレ会話ばっかりだったはず。


などなど。思い起こすといろいろありますね。
さすがに個人的すぎて書ききらないこともある。。もっと知りたい稀な方いたら個人的に声かけてもらえたら◎

何はともあれ、言葉が上達して本当によかったなと思う日々です。2年くらい経ってようやく効果を感じられるようになってきたから即効性のあるものではないけれど、好きなモノが好きすぎる人、言葉を磨いて損はないよ本当に。



こんな日々ファン活動しながらの学び・気づきをマガジン「ファンの心理学」に追加しています。追加したら通知がいくから、よかったらマガジン登録してみてくださいね。


最後に一つだけお願いがあります。
私の文章には納得いかなくても、『熊本の彼氏』のことはチェックしてください。
(どこかで聞いたことのあるフレーズ😌もうすぐTikTokはフォロワー40万人なのー)

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ゆこ|日めくり偏愛
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