見出し画像

【解説】”SDGs”の真実と世界の行方

“SDGs”って結局のところ何??

本記事では、最近ニュースでよく聞くSDGsについて解説しながら、
その本当の意味と狙いに迫る。

この記事が読者にとって、

世界の動向に少しでも関心を持ちきっかけになり、人生の判断の役に立つ。

ことにつながれば、幸いだ。

■SDGsって何??

“SDGs”
最近、ニュースや書籍で賑わう、ちょっとしたバズワードだ。

さて、SDGsとは何だろう??

国際連合が取り決めた
「持続可能な開発目標」の枠組みで、
2030年の達成を目標としている指標??

と、なんとなく理解している方もいるかもしれない。

SDGs とは、
2010年の国連サミットで全会一致で採択された、「持続可能な世界」の実現
のために定められた世界共通の指標だ。

主には、貧困、飢餓、健康、教育、ジェンダー平等など、全17のゴールと、
169のターゲットが各ゴール毎に併記されてる。

例えば、【①貧困をなくそう。】というゴールに対して、 ​

「2030年までに、現在1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。」

というように、具体的なターゲットが明記されている。

また、SDGsの前身となっていたMDGs(ミレニアム開発目標)と異なる点として、

① 先進国、開発途上国の両者が参加している。
② グローバル企業が策定に参加している。

という点が、大きく異なる。
日本企業でも、NECやパナソニックなど数多くの大手企業が参加している。
気になる方は、外務省のHPから参加企業が確認できますよ。

ここまで読まれた方は、
「持続可能な世界に向けて、企業も巻き込んで世界中が協力し始めているんですねー」
と、ポジティブな印象と感想を抱くかもしれない。

■SDGsは世界の覇権争い

しかし、そこで思考を止めてはいけない。


実は、SDGsは世界の覇権を駆けた戦いだ。


誰が、仕掛けてるかって??


ヨーロッパだ。

表面的には、SDGsをこう学ぶ。 

① 17のゴールと169の目標が明記された持続可能な世界のための開発目標。
② 日本企業の参加企業数は、●●社で、某a社や、b社参画している。

しかし、こうした表面的な暗記だけでなく、本筋を学ぶことが大切だ。

SDGsは、ヨーロッパが仕掛ける第3の法と倫理による世界ルールの統一だ。

ヨーロッパのお家芸。

「人権」「民主主義」
今では、当たり前のように日本、世界で共通の理念とされる価値。
それは、すべてヨーロッパが日本、世界に輸出したものだ。

僕ら日本人にも染みついている価値観だが、ヨーロッパのルールに沿って僕らは評価されている。

ヨーロッパはSDGsに対しても、しっかりと布石を打っている。

SDGsランキング:ソリューション・ネットワーク(SDSN)などが定める世界のSDGs達成度ランキング

キャプチャ8


日本のランキングは17位。
その上の国は、15位までヨーロッパ諸国が独占している。

これが、ヨーロッパの戦略だ。

話はそれるが、長野オリンピックで金メダルを独占したスキージャンプ。
しかし、それ以降日本の成績は低迷している。

一つの要因は、スキー板の長さのルール変更があったからと言われている。
長野五輪までは、「身長+80CM」だったが、長能五輪以降「身長*146%」
に変更された。

ルール変更は、時に努力で超えられない壁を築く。


ルールを制するものが、ゲームを制す。


これが、ヨーロッパ流世界戦略だ。

では、実際にヨーロッパがどのようなルール変更を加速させているか。

具体例を見ていこう。

 PRI(責任投資原則):機関投資家等が投資ポートフォリオの基本課題への取り組みについて署名した一連の投資原則。 

​わかりずらいかもしれないが一言でいうと、
環境(E)、社会(S)、統治(G)、を配慮している企業に投資しろ。

これを近頃ESG投資と呼んでいる。
このルールを世界の機関投資家に課し、企業価値(株価)に組み込もうとしている。

ちなみに、直近20年間で時価総額を6兆円から30兆円まで成長させ、
現在の世界株価ランキング13位の企業をご存じだろうか。


ネスレ(Nestle)だ。


あの、Nescafeとキットカットで有名な、スイス企業。
上位をGAFAM含むテック企業が占めるなかで、Nestleの存在は異彩だ。

なぜ、Nestleがここまで成長したかと言えば、
環境、社会、統治への管理と投資をビジネスにおいて追求してきたからだ。


ヨーロッパ流、世界戦略。

僕らがSDGsから学ぶべき本筋は、ここにある。

ここまで読んだ読者は、是非ESG投資とググってみて欲しい。
以下は、5年間のグーグルトレンドだ。

赤線:持続可能な開発目標
青線:ESG

画像2


僕の見立てでは、このトレンドは今後数年で必ず来る。

さぁ、数年後ESG投資と問われて、

ぽかぁんと、してるのか。

それとも、

今から学んで、投資先や就職先の判断基準として持ち合わせておくのか。


それは、あなた次第だ。

■まとめ

まとめると、

SDGsから僕らが知るべき、学ぶべきことは、単なる暗記的な知識ではない。
なんとなく、「持続可能な世界」を実現するためのゴール。

なんて、覚えただけでは意味がない。

SDGsはヨーロッパが仕掛ける、世界の覇権を駆けた戦いであり、
その戦いは既に始まっている。

民主主義、人権と同じように法と倫理を輸出し、その価値に基づいて世界を評価するのが、
ヨーロッパのお家芸だ。

こうして、ヨーロッパは世界の覇権を握ってきたし、アメリカ、中国への対抗馬として、
世界におけるプレゼンスを高めている。

僕は、このヨーロッパの戦略を否定する気もないし、むしろ好きである。

ただ、一個人として、また企業で働く社会人として、この潮流は抑えておくべきトレンドだ。


ルールを制するものが、ゲームを制す。


これはあらゆることに当てはまる、スポーツ、仕事、noteだってそうかもしれない。
現代社会を生きる個人としては、この言葉を胸に刻みながら、

少なくとも自分の戦場のルール、動向を知っておくことを、常に心掛けておきたい。


さて、本記事読んでSDGsやESG投資に興味を持った、より詳しく知りたい方は、
落合陽一氏の「2030年の世界地図帳」をおススメする。

たった1500円で、図や表に基づいてわかりやすく、2030年の未来の世界の行末を教えてくれる。

もし、あなたが

今後、世界がどんなルールで動くのか、

そんなことに興味があるなら、手にとって絶対に損はしない一冊だ。




noteを通じてサポートし合えたら嬉しいです!!よろしければサポートお願いします!noteを通じて、少しでも良い人生、良い世界に。