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「マイホームVS賃貸」の結論

「マイホームvs賃貸に、決着をつけよう。」

本日のnoteを通じて読者が住宅(マイホーム)購入に対する知見を深め、

マイホームを購入する前に、また支払い中の今、賢い選択ができる。

そんな後押しができたら、幸いです。

■マイホーム購入の瞬間

「夢のマイホーム」

今となっては、既に昭和の名残りだ。。
そんなことは、自分でもわかっている。

マイホーム購入は、人生における大きな出費だ。
しかもローンを組んで返済となると、利息払いをしなといけない。
頭では、そんなことはわかっている。

でも、おれには家族がいるんだ。。

今、下の娘は3歳でもう少しで幼稚園に入園する。
そして、あと数か月後には、息子の出産が控えている。

今は、1LDKで家賃8万の首都圏郊外住まいだが、
さすがに2人のこどもと1LDKの住まいで暮らすとなると、

家族への負担も大きい。

専業主婦として、家族を支えてくれいる奥さんもマイホームを購入したら、
きっと喜んでくれるはずだ。

俺の今の年収が500万。
30歳から34歳の日本人男性平均給与が、470万。

30歳になれば、おそらく600万程度まではいくだろう。

おれは、家族をまず大切にしたい。
マイホームを購入することで、仕事へのモチベーションもあがるはずだ。

よし、決めた。。

「おれは、マイホームを購入する。」

■マイホームVS賃貸と、マイホーム購入の基準

「ちょっと、待った!!」

家族を大切にしたい気持ち、わかります。

でもでも、住宅は人生の3大経費。
もう少し、冷静に考えてみませんか。

というわけで、今日は「マイホームVS賃貸論争」と、住宅購入の判断基準を
一緒に考えていきましょう!


住宅購入は人生の3大経費
人生の3大経費と呼ばれるものには、以下の3つがある。

養育費:子供一人当たり800万―1000万(幼稚園から大学)
老後資金:1500万-2000万程度(*年金、ライフスタイル次第)
住宅費:3600万

各経費多少の幅はあるものの、
住宅購入費が、最も高い経費になる。

というわけで、マイホームは人生最大にして最高のお買いモノだ。

家族のためも十分にわかるが、購入前に冷静に考えよう。

さて、「賃貸VSマイホーム」論争の、僕の結論を述べさせていただくと、

賃貸の一択。

と、なる。
不動産投資プロの方はマイホーム購入で儲けることができるかもしれないが、
素人の方は、購入よりも賃貸の方が安全だ。

なぜなら、

① 不動産価格は人口減に伴い、下落する可能性大。
② 住宅ローンを組むと、身動きが取れなくなる。
③ 利息支払いが大きい。


以上の3つが大きな要因となる。
①不動産価格は、百聞は一見にしかず。以下のグラフを見て欲しい。
東京以外は、バブル崩壊以降ダウントレンド。

住宅

<引用元>不動産売却プラザ:https://www.fudousan-plaza.com/article/856/
【2020年】過去30年の公示地価推移から今後の全国・地方の住宅価格の短期・長期見通しを予測(グラフ付き)


コロナの影響が続くと東京も厳しくなるだろう、購入した住宅資産価値は、
何十年もかけて棄損されてく可能性が高い。

②ローンを組むと身動きが取れなくなる。
転職、または災害時など、ライフスタイル、自然災害発生時に身動きがとれなくなる。
住宅ローン返済は、災害により住宅損壊等が発生しても、残念ながら続く。

火災保険などで、多少の補填はされるが、結局のとこ経費が増えるだけだ。

③利息支払いが大きい。
現在の日本の住宅平均購入価格は3600万円程度。
利息5%の35年間返済で、利息額は1409万円、かなりの金額を利息支払することになる。
月間でならすと、家賃平均15.4万円。

賃貸でも、家賃を支払うことになる!
と、突っ込みがありそうなので、現物物件で比較してみよう。

千葉県郊外(西千葉)、3600万円の新築木造2階建て3LDK
https://www.homes.co.jp/kodate/b-17000610000246/
千葉県郊外(西千葉)、賃貸マンション3600万円。
https://suumo.jp/chintai/chiba/ek_29050/nj_210/

さて、賃貸マンションの家賃は、、、

10万円。

たった、3分の2。
築年数にもよるが、相場としてはこんなところ。

マイホームも良いが、こどもたちが大学生になるまで18年。
その後は、もしかしたら一人暮らしを始めるかもしれない。

夫婦2人暮らしで、本当に残り15年以上、3LDKの新築マイホームローンを
払い続けるべきか、考えることが大切だろう。

とはいえ、
読者の中には、既にマイホームを購入してしまった人もいるかもしれない。

そこで、ローン返済額の目安をお伝えしたい。

結論は、

返済比率年収の20%以下で、60歳までに返済。

ここを目安としよう。

まず、返済比率を年収の20%以下に抑えるべき理由だ。

現行の日本の共働き平均世帯収入は約800万円、ざくっと手取りベースボーナス込み640万円、月53万円。


仮に、年収の35%でローン返済を組んでいた場合には、年間280万、月23万。その他、各種手数料や保険も含めると26万円。

つまり、約50%が住宅ローン支払いで吹っ飛ぶ。
さらに、ボーナスは業績次第なので当てにならないリスクも考えると、35%は危険水域だ。


年収の20%程度をめどにローン組みをするのが、賢い組み方になる。

60歳までに返済できるローン組み。
理由は、単純明快で60歳以降の給与は半減するとされている。
すると、ローン返済比率が最悪のケースで年収比40%程度で推移することになる。

こうなると、老後の生活がかなりしんどくなる。
だからこそ、60歳返済を目安にローン組みを考えておくべきだろう。

■まとめ

さて、本日は住宅購入について考えていきました。
結論は、

「マイホームの購入は焦らずに、賢い選択をしよう。」

それが、本日お伝えしたかったことです。

僕は、賃貸派です。
なぜなら、

①将来の不動産価格
②ローン支払いによってリスクヘッジができなくなる
③支払い利息

の3つが大きな理由です。
今後、マイホームの購入を検討されている方は、是非以上3つの視点で考えてみて欲しい。

一方、既に購入してしまったという人は、
「年収20%の返済比率で60歳までに返済できるローン組み。」
になっているかを確認して欲しい。

ただ、漠然と支払うだけではなく中身をしっかり見て、
着実に目標に向けて返済していくことが大切だ。

最後に蛇足だが、オススメがひとつあります。
駐在員に、なることです。

まさに、私のことですが、
家賃負担ゼロの駐在員メリットは、非常に大きい。
僕は、正直このまま10年くらい駐在員でいたいと思うくらいだ。

また、海外に住む。
これも選択肢のひとつに入れても良い。
僕が前に住んでいたマレーシアだったら、家賃10万円で首都近郊の、
プール付きコンドに住める。

人それぞれの考え方だが、海外移住はリアルな選択肢のひとつになるだろう。

是非、将来の住宅について考えてみてください。

さてさて、本日の参考文献はこちらでした。



ではでは、本日はここまでです。

また、明日noteでお逢いしましょう。

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