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転んでも起き上がる真っ直ぐな人が、一番かっこいいと思う

この雨が、すべてを洗い流してくれないかな

雨音を聞きながら、この記事を書いている。

雨音を聞くとなぜか安心する。
なんかこう、すべてを洗い流してくれるような
気がするから。

例えば、この世界に溢れているような
くだらない見栄とか劣等感とか、
(SNSを見ていると、幸せになることよりも
幸せに見られたい人が多いのだなぁと思うし、
その気持ちは分からなくもないからしんどい)

過去のトラウマとか、情けない自分とか、
あとついでにコロナとかいうやつも洗い流してほしい。

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最近、とても悲しいことがあった。
書くつもりなかったのだけれど、
この雨がすべてを洗い流してくれそうな気がしたから書いてみる。


好きな人がいた。
例えば、一緒に行った映画の半券を捨てられないほどに。

尊敬できる部分もたくさんあったし、
心の深い部分で分かり合える人だと思っていた。

彼の話す言葉はいつも私の心に響いたし、
私の理想の人が「朝まで語り合いたいと思える人」なのだけれど、まさにそんな人だった。
そんな人は初めてだった。

私が「いつか情熱大陸に出演したい」
と言っても、決して笑わず
「出れるよ!出よう」と真剣に言ってくれるような人だった。

本当に色んな話をした。色んな場所にも行った。

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だけどその人は、春から仕事で関西を離れることになった。


私はそのとき、自分の気持ちを精一杯伝えた。とても勇気のいることだった。

傷付くことが怖くて、
今まで本気でぶつかったことなどなかった私にとって、とても勇気のいることだった。

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だけど、冷たい言葉で突き放された。
彼は言葉を大事にする人だった。だからこそ、思いやりのない言葉を使われたことが悲しかった。

いや、違うな。言葉を大事にする人だったからこそ、わざと私が傷付くような言葉を選んで言ったような気もする。それが1番悲しかった。

これからも隣にいたいと思っていた人が、
一夜にして一生会えない人になった。

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最近はわりと前向きに生きてるけれど、たまに泣きたくなったりもする。

でもそれは、もう会えないからとか
そういうことではなくて
心から素敵だと思っていた人が
心の深い部分で通じ合えたと思っていた人が、
そうじゃなかったという現実に傷付いているからなんだと思う。

例えば、これから「通じ合えるな」とか思える人と出会えたとしても
私は過去のことを思い出して、踏み出せなくなってしまうんじゃないか、とか
もう人を心から信じられなくなってしまうんじゃないか、とか

トラウマ化してしまうことが1番辛いと思った。

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だけどなんだかんだ言って、
今は全てが終わった感じがしてホッとしている。
ひとりが落ち着く。ひとりでピクニックにでも行きたい気分だ。
マジで行こうかな、ひとりピクニック。

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アプリでやり取りする、浅い関係の人とのやり取りに癒されている。
たぶん会うこともないから、何も期待しなくていい、ただの世間話をする関係に癒されている。

お酒は何が好きだとか、おすすめの映画は何かとか、そんな話。


私は傷付き過ぎたのかもしれない。
それくらい好きだったんだと思う。


もう一度心から人を信じられるようになるんだろうか。
ふと思ったりする。

そんなとき、ある友人がくれた言葉を思い出した。

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転んでも起き上がる真っ直ぐな人が、1番かっこいいと思う

泣きそうになった。

この記事を書いたときもそうだし、同じ言葉に2回も救われてしまった。


そうか、そうだよな。

起こることは選べないから、どう受け止めて
どう起き上がるのか。そこに生き様が表れるような気がする。

そして、些細なひとつひとつの選択が、これから出会う誰かや場所に繋がってるんだよなぁ。
今までもそうだったように。

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自分次第すぎて面白いな。

そんなこともあって書いたのがこの記事です。
間違えたと思った道の先で、素敵な人に出逢えるかもしれないのだから。

彼には感謝している。
私にも、こんなに誰かを好きになれるのだと知れたから。

私の人生という名の映画に出演してくれた
登場人物。クランクアップです。ありがとうございました(花束渡す)

次の登場人物が私を待っている。楽しみだな。

これから先出会う、もっと素敵な人のためにも歩いていこう。自分らしく咲いていよう。

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人生には、ただ雨に打たれるしかない時期があるんだと思う。

でも、その先に虹が出たり綺麗な花が咲いたりするんだよ、きっと。


この雨で全てを洗い流して、前に進もう。
雨上がりの空が1番綺麗だったりするんだから。

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