「ありがとう」には2つの種類があります
「ありがとう」という魔法の言葉を添えるだけで、伝わり方もその場の雰囲気も全く変わるのです。
しかし、その「ありがとう」にも2つの種類があります。
それを知るだけで、ますます魔法に磨きがかかります!!
未来に繋げる
「ありがとう」という言葉には、2つの使い方があります。
それは感謝で終わる使い方と、未来に繋げる使い方です。具体的には次の2つです。
「ありがとうございました」:感謝で終わる(完了形)
「ありがとうございます」:未来に繋げる(現在形)
ただこれだけの違いです。
「ありがとうございました」という完了形には、現在と未来に区切りが設けられます。区切りを設け、過去に対して感謝を伝えます。
一方で「ありがとうございます」という現在形には「これからもよろしくお願いします」というメッセージが込められています。
だからなるべく「ありがとうございます」という言葉を使えばいいのです。
しかし、これを意識してみるとぎこちない場面があります。
例えば・・・。
楽しい会食の後にお客様と別れるときに、何と言うでしょうか?
「今日は本当にありがとうございました」と言うのが自然かと思います。
では「ありがとうございます」と言うにはどうしたら良いのでしょうか?
そのためには、お礼を言う前に、完了形を入れればいいのです。
「今日は色々と教えていただいて本当に勉強になりました。ありがとうございます」
さらにこんな例もあります。
例えばレストランで・・・。
あなたがお客様で注文を伝えた後に、お店の人から「ありがとうございました」と言われると何か変じゃないですか?
だからレストランでは「ご注文承りました」とか「ご注文承りました。ありがとうございます」のように言っていると思います。
感謝の習慣づくり
「ありがとう」という魔法の言葉を使うだけで、その場の雰囲気が変わります。
怒られた時には「ごめんなさい」「すみませんでした」「申し訳ございません」だけではなく「指摘していただいてありがとうございます」を添えるようにするときっと和やかな雰囲気に変わります。
コミュニケーション能力を高めるには「ありがとう」という魔法の言葉が大切なのです。
ここでは答え方の技術の話をしていますが、そもそも「ありがとう」という感謝を感じなければその技術も発揮できません。
だから日頃から「ありがとう」という感謝を感じられるような習慣づくりが大切なのです。
その習慣づくりのキーワードは、毎日できる行動を見つけ、それを継続することです。
それは日記でもいいし、手紙を書くことでもいいし、ブログを書くことでもいいのです。
習慣とは、意識するだけでできるようなものではありません。
すべては現在の行動が、未来を変えるのです!!
習慣とは、行動の積み重ねでつくられるものです。
「ありがとう」を感じて、楽しく生きましょう!!
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