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宿題とは。イチロー先生に学ぶ先生としての語り方。

イチロー選手が「イチロー先生」として出演しているYouTubeが話題です。

イチロー先生シリーズはどれも名作。天才の頭の中を覗けるような感じがします。その中で「宿題」について語っているイチロー先生の話を紹介します。


給食中、ある女の子がイチロー先生にこう尋ねます。

「宿題のある意味ってなんだと思いますか?」

イチロー先生はまずこう答えます。

「僕の定義は、野球選手がトレーニングする感じ。」

女の子は納得していない表情で、こう問い返します。

「学校で勉強しているのに、家でやる必要はあるのですか?そこまで勉強好きじゃないのに。」

ここでイチロー先生は察知します。(あ、そっか、好きでトレーニングしている野球選手とは違うんだ、と。)イチロー先生はこう共感します。

「まあ、宿題はやりたくないよね。中には勉強が大好きで、それをクリアしていくのが気持ち良くって、いう人もいると思うんだけど、基本はやっぱり嫌でしょう。」

そして持論を述べます。

「できればやりたくないけれど、大人になるとやりたくないことをやらないといけなくなるのよ。」

ここで別の女の子がポツッと一言。

「それの訓練?」

この言葉はまさにイチロー先生が生徒から引き出したかった言葉。イチロー先生はその言葉を拾ってこう付け加えます。

「その訓練と捉えることはできると思うね。本当にやりたくないことはもうやらないとなると社会で生きていけないから。そのための訓練という捉え方は僕は好きだね。やっぱり好きなことばっかりやっていると世の中ではなかなか、社会人になったら難しくなると思う。」

動画はここで終わり。


イチロ先生はご存知の通り高卒でプロ野球の世界へ行きました。教職課程はもちろん大学にも進学していません。ですが、なんですかこの先生としての貫禄は!?

宿題頑張ろうって思えますよね。


この動画ではイチロー先生から先生としての語り方を教えてもらった気がします。

・まずはゆっくり分かりやすく話す(Clarity)。

・頭の中を整理しながら無駄な言葉を排除して的確に話す(Concise)。

・自分の考えだけを押し通そうとせず、子どもに共感しながら話を進める(Sympathy)。

・一番言いたいことを子どもから引き出す(Elicit)。

・社会に出た時にどうかというキャリア教育の視点で話す(Career)。

・最終的には全員が納得するまで対話を続ける(Dialogue)。


「名プレイヤーは名監督にあらず」とか言われることもありますが、イチローさんは選手としても監督としても活躍できると思いました。


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Ciao.


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