オンラインギターレッスンでギターの音をキレイに流すために苦労していたら、手軽に設定できる項目がZOOMにあって感動した話
1.経緯
ギターレッスンで、自分の声とギターの音を相手に届けたいと思い設定方法を調べていた。過去にはZOOMは音楽配信に向いていないとか、リアルタイムの演奏には向いていないという記事を見ていた気がする。確かにギターの音を集音するには向いていない挙動が見受けられたと思う。そこでYamahaのSyncroomのサービスがオススメという記事を見てから使用したら便利だったのだが、現在、オンライン会議が主流の時代にあって大衆的ではないため相手に導入を依頼するのも敷居が高い。他にも仮想ミキサーやらループバックの使用を勧める人達もいるわけだが、仕様や仕組が理解しにくいし本当に必要か判断がつきにくい。何より自分が検証出来ていないフリーウェアを導入するハードルは高い。そもそも、ある程度、標準的な機能で何とかならないのかと思ってしまう。本件は要望通り、特別、難しそうなことをしないでもZOOMの設定で問題を解消できたので記録に残しておく。
「zoom ギターレッスン 設定」そんな検索キーワードで調べたら、下記の記事を見つけた。
2.要件
2.1.非機能要件
自分の声(マイク)の音を相手に流す
自分のギターの音を相手に流す
こちらの音はオーディオインターフェースで送る
相手の音はオーディオインターフェースからヘッドフォンで聞く
2.2.使用した機材
ZOOM R8(オーディオインターフェース)
ZOOM(オンライン会議)
SONY MDR-900ST(ヘッドフォン)
MPM-1000(マイク)&マイクスタンド
JAMES J-500ACG NAT(エレガットギター)
Providence E205TF ’59ers model TOMO FUJITA SIGNATURE CABLE 4m S/S(ギターケーブル)
※必ずしも、同じ機材を揃える必要はないかと思われる。まずはお手持ちの機材で出来るか試してみてほしい。本件はベーシックな考え方に基づく設定のため、括弧書きに当たるものがあれば通用するのではないかと思われる。
3.手順
3.1 オリジナルサウンドの有効化
ミーティング内オプションを表示して「オリジナルサウンドを有効にします」のチェックボックスをONにする。
3.2 高忠実度音楽モードの有効化
「高忠実度音楽モード」のチェックボックスをONにする。
3.3 他のチェックボックスの説明書も掲載する
今回は、ヘッドフォンを使用しているのでOFFなのであるのだろうが、案件が終わっても機能が引き継がれているのではと思える挙動があったので、そのままにした。基本的にはしゃべる場面もあるからだ。逆にいえば、ヘッドフォンを使用していてもONのままでも問題ないような記述に捉えられた。人によって環境が違うかも知れないので確認(試行)はしてほしい。
ステレオオーディオのマイクはない。オーディオインターフェースはZOOMのR8を使用しているが、マイクテストでチェックを入れなくても両方の耳から聞こえてきたのでよいかと。恐らくモノラル処理で入力して、聴く側は両方の耳に聞こえるように流している(ステレオ処理)。恐らく左右に音を割り振れる機械の時に有効かと思われる。そう思うとZOOMのR8のマニュアルを見直さないと分からないが、マイク端子が2つあるのでもしかしたらそういうことが出来るのかも知れない。しかし、今回の要件は声とギターの音を相手に届けたいだけなのでSkipする。
4.まとめ
ある程度、原始的に考え直すことで解消する場合も多いにあることを学んだ。つまり、Webの記事のように製品ありきで考えるのではなく、自分なりにどういう挙動が起こるか想像してみたり、機能の内容(意味、仕組み)を調べる(試行する)したり、そういったことを経てスマートな設定が出来ることが分かった。暇な時にでも接続図を描いてみて自分の中では矛盾しなさそうかなど計画してみるのもありだと思う。もちろん、今回の要件に合致した内容であるので、必要に応じて各自で調べてもらえればと思う。
5.参考
6.フィードバック
2022.08.06 23:45 Update
本日、オンラインレッスンをしてみたところ、下記の修正をおこなった。
2ライン(マイクとギター)はマイクがギターや周りのカリカリした音を拾うので、ギターのケーブルを抜いてマイク1本で対応した。
マイクのゲインを上げたのと、マイクに身体を近づけた。
ZOOMの雑音抑制を自動→低いに変えた。
また、問題点がいくつか発生した。
サイレントギターだと、音の入力は行くのだが、自分がモニタリングできない。要はそのままのギターでも鳴ることが前提だった
エレキギターでも2ラインで出来ないと同じ問題が起こるから回避する方法を検討すること
おわり!